EB-1永住権の取得方法と申請の流れ:2026年最新版
最終更新日: 2026年5月30日

EB-1は職業別優先移民ビザの第1優先枠で、待機期間ゼロで永住権を取得できる最速ルートの一つです。2026年6月時点で全世界で「C(Current)」となり、即座に最終アクションが取り消えています。
Last updated: May 30, 2026
3つのEB-1カテゴリーの違いと対象者
カテゴリー | 概要 | 主な対象者 |
|---|---|---|
EB-1A Extraordinary Ability | 卓越した能力を持つ個人 | 学術・芸術・スポーツ・ビジネスの分野で国内・国際的賞を複数獲得した実績者 |
EB-1B Outstanding Professors and Researchers | 優れた教授・研究者 | 大学のテニュアトラック以上または民間研究機関で3年以上経験かつ学術的成果を挙げた人 |
EB-1C Multinational Manager or Executive | 多国籍企業の経営幹部 | 過去3年間に海外関連会社で1年以上勤務し、米国法人に転勤または新規赴任するマネジャー/エグゼクティブ |
各カテゴリーの厳格な証拠基準
EB-1A:10項目中3項目以上を満たす
2026年も変更なし。
- 国内または国際的に認められた優れた賞の受賞
- 所属団体への優秀性を理由とする会員資格
- 他者による専門分野に関する出版記事(本人が取材・紹介されているもの)
4| 単独または共同で審査を行った学術・芸術・競技分野の審査経験 - 分野に対して新規かつ重要な貢献を示す科学的・学術的・芸術的または運動的貢献
- 専門分野において学術的な記事やメディアに執筆
- 芸術的な展示または展示会での展示実績
- 著名な団体でリーディングまたはクリティカルな役割を果たした経験
- 他の人より著しく高い報酬を得ていること
- 商業的成功(芸術作品の売上高など)
EB-1B:6項目中2項目以上
2026年も変更なし。
- 優れた賞または賞の受賞
- 優れた業績を有する団体の会員資格
- 他者による学術分野の研究に関する出版記事(本人が取材・紹介されたもの)
- 学術分野で単独または共同で審査を行った経験
- 分野に対する科学的もしくは学術的な貢献
- 学術的な記事の執筆
EB-1C:勤務実績要件
2026年も変更なし。
- 過去3年間に海外関連会社で1年以上連続勤務
- 米国法人の経営・管理職への転勤または新規赴任
- 米国法人は提出時点で事業を少なくとも1年以上継続していること
必要書類チェックリスト
共通書類(すべてのカテゴリー)
- Form I-140(Immigrant Petition for Alien Worker)
- パスポート全ページのコピー
- I-94到着・出発記録
- 雇用関係を証明する書類(雇用契約書、給与明細)
- 学歴証明(学位記、成績証明書)
EB-1A追加
- 10項目中該当項目ごとの客観的証拠(賞状、メディア記事、売上データなど)
- 推薦状(分野の専門家から5〜7通)
- 今後の活動計画書(米国での継続的な卓越した活動の説明)
EB-1B追加
- 3年以上の教授・研究経験を示す雇用証明書
- 所属機関からの永続的なポジションの証明書
- 6項目中該当項目の証拠(論文リスト、学会招待記録、審査歴)
EB-1C追加
- 海外関連会社と米国法人の組織図・株主リスト
- 海外勤務1年以上の雇用証明書(在籍期間、役職、職務内容を記載)
- 米国法人の事業継続証明(納税申告書、売上台帳、銀行残高証明)
申請手順フロー
- エビデンス収集期(2〜4ヶ月)
- 推薦状作成と署名回収
- 証拠の公証と翻訳(英語)
- I-140提出
- オンラインまたは郵送(Texas Service Center / Nebraska Service Center)
- Premium Processing 利用可能(2026年10月1日以降料金 2,805 USD)
- ビザ番号の確認
- 2026年6月時点で全世界「C(Current)」のため即座にI-485提出可
- I-485調整申請
- 2026年10月1日以降料金:1,440 USD + Biometrics 85 USD
- 医療診断書(I-693)を添付
- 面接または免除通知
- 2026年は多くのケースで面接免除(policy updateに準拠)
- グリーンカード発行
料金・処理期間一覧(2026年10月1日改定後)
項目 | 料金 | 期間 |
|---|---|---|
Form I-140 基本料金 | 715 USD | Texas: 8.5ヶ月、Nebraska: 7.5ヶ月 |
Premium Processing(オプション) | 2,805 USD | 15営業日以内 |
Form I-485 基本料金 | 1,440 USD | 6〜12ヶ月(地域サービスセンターによる) |
Biometrics 料金 | 85 USD | 別途スケジュール |
医療診断書(I-693) | 200〜400 USD(医療機関による) | 2〜4週間 |
よくある失敗例と対策
1. 証拠が主観的すぎる
- 失敗:「とても優秀です」という推薦状のみ
- 対策:第三者機関のデータ(被引用数、売上高、メディカルインパクトファクター)を付随させる
2. 勤務期間の誤算
- 失敗:EB-1Cで「36ヶ月のうち12ヶ月」とカウントし、休暇期間を除外していない
- 対策:人事部門に実働日数証明を発行してもらい、休暇・長期出張を明確に除く
3. ビザブリテン未確認
- 失敗:申請準備中にVisa BulletinがRetrogress(遡及)したケース
- 対策:毎月のVisa BulletinをUSCIS公式で確認し「C」継続をチェック
4. 組織図の曖昧さ
- 失敗:EB-1Cで海外関連会社と米国法人の資本関係が不明瞭な図を提出
- 対策:株主名簿、出資比率、役員兼任リストを合わせて提出
よくある質問(FAQ)
Q. パートナーと子どもも同時に永住権は取得できますか?
A. I-140承認後、パートナーと21歳未満の未婚の子どもはI-485を同時に提出できます。
Q. 現在H-1Bステータスですが、I-485を提出してから転職できますか?
A. I-485提出後180日経過し、新しい職務がI-140で申請した職種と同じか類似であれば、AC21でポート可能です。
Q. 日本語の証拠書類は英訳が必須ですか?
A. 全ての外国語書類は英文翻訳付きで提出し、翻訳者は「正確に翻訳した」と宣誓文を同封する必要があります。
Q. EB-1Aで自分で申請できますか?
A. はい。EB-1Aは自己申請(self-petition)が可能で、雇用主不要です。他のEB-1B・EB-1Cは雇用主が申請人となります。
Q. 拒否されてから再申請は可能ですか?
A. 拒否理由を解消したうえで再申請できます。ただし、新規料金(I-140:715 USD)が必要です。
専門家への相談タイミング
- 証拠項目のうち2項目しか満たせないと判断した場合は、弁護士に早期相談
- EB-1Cで海外関連会社の出資比率が複雑なケース(持株会社、信託など)
- 過去にUSCISからRFE(追加書類要求)を受けたことがある場合
米国永住権取得を目指す際、専門用語と手続きの英語力が不可欠です。ビジネスや法律文書を正確に読み解きたい方は、Migakuが提供するネイティブ英語学習ツールを活用してください。