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カナダ4大銀行の口座手数料を日本人視点で徹底比較【2026年版】

最終更新日: 2026年5月27日

カナダ4大銀行の口座手数料を日本人視点で徹底比較【2026年版】

カナダで生活を始める日本人にとって、最初の関門のひとつが銀行口座の開設です。RBC、TD、Scotiabank、BMOの4大銀行はいずれもCDIC(カナダ預金保険公社)加盟で安全性は同等ですが、月額手数料、ニューカマー向け優遇、ATM網、海外送金コストには明確な差があります。本記事では、ワーホリ・留学・駐在で渡加する日本人が知っておくべきポイントを2026年5月時点の最新情報で整理します。

Last updated: May 27, 2026

カナダ4大銀行の基本情報と日本人にとっての選び方

カナダにはRBC、TD、Scotiabank、BMO、CIBCの「Big Five」と呼ばれる大手銀行があり、全行がトロントの金融街に本社を置くSchedule I銀行です。本記事ではその中でも日本人利用者が多い4行を取り上げます。

  • RBC(Royal Bank of Canada): カナダ最大の銀行。1,200超の支店、4,000超のATMでBig Five最大の店舗網。
  • TD(Toronto-Dominion Bank): 資産規模で第2位。1,000超の支店、3,400超のATM。アプリの使いやすさで定評。
  • Scotiabank: 第3位。世界44,000台以上の提携ATMネットワークを持ち「カナダで最も国際的な銀行」と呼ばれる。
  • BMO(Bank of Montreal): 第4位。1817年設立のカナダ最古の銀行で、金融機関番号は001。

全4行はカナダ金融機関監督庁(OSFI)の監督下にあり、CDICにより対象預金1カテゴリー・1金融機関あたり最大10万カナダドル(元本+利息)まで保護されます。2020年からは外貨預金(USD、EURなど)もCAD換算で対象になっています。安全性はどの銀行を選んでも同等と考えて差し支えありません。

月額手数料の比較(標準口座)

日常使いのChequing口座(当座預金)の月額手数料は以下の通りです。多くは「毎日の最低残高」を維持すれば免除されます。

銀行

標準口座名

月額手数料

免除条件

RBC
Signature No Limit Banking
$16.95
残高条件なし(取引無制限)
RBC
Advantage Banking
$12.95
ニューカマーは1年間$0
TD
Unlimited Chequing
$16.95
月末残高$4,000以上で免除
Scotiabank
Preferred Package
$16.95
毎日$4,000以上維持で免除
BMO
Performance Chequing
$17.95
毎日$4,000以上維持で免除

短期滞在のワーホリで$4,000以上の残高を常に維持するのは現実的でない場合が多く、後述のニューカマー向けプランを使うか、低額プランを選ぶのが賢明です。

低コスト・低取引向けプランの比較

取引回数が少ない、または短期滞在で残高を厚く積めない人向けの選択肢です。

  • RBC Day to Day Banking: 月額$4。65歳以上のシニアおよびRDSP受給者は$0。
  • BMO Practical Chequing: 月額$4。月12回までの取引込み。
  • BMO Plus Chequing: 月額$12.95。月25回までの取引、最低残高$3,000で免除。
  • RBC Advantage Banking(シニア): 月額$8.95に減免。
  • Scotiabank Ultimate Package: 60歳以上に最大$7のシニア割引が自動適用。

ワーホリ世代であれば月10~20回の取引で収まることが多く、BMO PracticalやRBC Day to Dayが現実的な選択肢になります。ただしe-Transferの回数制限などプランごとの細則は契約前に必ず確認してください。

ワーホリ・ニューカマー向けプログラム

4大銀行はいずれも新移民・留学生・ワーホリを対象とした優遇プログラムを用意しています。永住権取得者だけでなく、就労許可や学生ビザ保持者も対象になることが多い点が重要です。

  • BMO Newcomer Performance Chequing: 2年間月額手数料無料。Interac e-Transfer無制限、月1回の非BMO ATM無料引き出し付き。4行の中でも特にワーホリに使い勝手がよい設計。
  • Scotiabank StartRight: Preferred Package(月額$16.95)の手数料が12か月間免除され、最大$203.40の節約。
  • RBC Newcomer Advantage: Advantage Banking口座の月額$12.95が1年間$0。
  • TD New to Canada: 公式キャンペーンと組み合わせて口座開設キャッシュバックが受けられる場合あり。

滞在予定が2年以上なら、無料期間が長いBMOが手数料負担で有利になります。1年以内の短期ワーホリであれば、いずれの銀行でも実質的なコストは大差ありません。

2026年の口座開設キャンペーン

2026年5月時点で進行中の主要キャンペーンです(条件達成期限や対象口座は各行公式サイトで要確認)。

  • RBC: Signature No Limit BankingまたはVIP Bankingの新規開設でApple Watch(Series 11)プレゼント。2026年6月1日まで。
  • TD: 2026年3月4日~6月3日に新規Chequing口座開設で最大$500キャッシュバック。条件達成後12週間以内に入金。
  • Scotiabank: 2026年3月3日~7月2日に新規Preferred/Ultimate Package口座開設+savings/registered accountバンドルで最大$700キャッシュバック。
  • BMO: Performance Chequing口座新規開設で最大$800キャッシュバック。2026年6月1日までの開設、条件達成期限2026年7月31日。

キャッシュバック額だけ見るとBMOが最も高額ですが、給与の直接振込(Direct Deposit)や一定回数のオンライン取引など条件達成のハードルが伴います。ワーホリで現地就労してから給与振込を設定すれば達成可能なものが多いです。

海外送金と海外ATM利用のコスト

日本人にとって見落とせないのが、日本との送金や旅行時の海外ATM利用コストです。

  • BMO Global Money Transfer: 1回$5の手数料で最大$50,000を120か国以上に送金可能。日本円送金にも対応。Big Five内では群を抜いて安価。
  • TDの海外ATM外貨引き出し: 現地通貨額の3.5%の手数料(2026年3月5日発効)。
  • Scotiabankの海外ATM: 世界44,000台以上の提携ATMネットワーク内なら手数料が抑えられる。

日本への定期送金を考えているなら、銀行ワイヤー送金は手数料$30~$50に加えて為替スプレッドが2~3%乗ることが一般的で、専門の送金サービスのほうが安く済むケースがほとんどです。送金サービスの比較はカナダから日本への送金サービスを参照してください。

口座開設の実務と必要書類

カナダの銀行口座開設には、原則として現地に到着してから本人が支店で手続きします(一部は到着前にオンライン予約可)。一般的に必要となる書類は以下の通りです。

  • パスポート
  • ワーホリ・就労・学生ビザのWork Permit/Study Permit(IMM 1442)
  • カナダ国内の住所証明(賃貸契約書、ホストファミリーからの書面など)
  • SIN(Social Insurance Number、就労する場合)
  • 連絡先電話番号(カナダのSIMが望ましい)

SINは口座開設の必須要件ではありませんが、利息計算のために提供を求められます。就労を予定しているならService Canadaで早めに取得しておくとスムーズです。

日本人がよく踏む落とし穴

  • e-Transferの上限: 低額プランでは月の送受信回数や金額に上限がある。家賃の送金で詰まることがある。
  • 小切手(Cheque)の発行料: 個人小切手帳は無料でなく$50前後。家主から要求されることがある。
  • 口座閉鎖手数料: 帰国時に閉じる際$15程度かかる場合あり(Quebec州居住者はRBCで免除)。
  • クレジットヒストリーの不在: 新規ニューカマーはカナダのクレジットスコアがないため、クレジットカード審査が通りにくい。ニューカマー向けセキュアドカードを併用するのが定石。
  • デビットカードの海外利用: 一時帰国時にカナダのデビットでATMを使うと手数料が積み重なる。事前に確認を。

よくある質問

Q. ワーホリ1年だけならどの銀行がベストですか?
A. 単純な手数料総額ではBMO Newcomer Performance Chequing(2年無料)が最も安く、e-Transferも無制限です。キャッシュバック狙いならTDのキャンペーンも検討の価値があります。

Q. 日本から事前に口座開設できますか?
A. RBC、Scotiabank、BMOはオンラインで事前申し込み(プレアプリケーション)が可能ですが、本人確認のため到着後の支店訪問が必要なケースが大半です。

Q. 銀行が破綻したら預金は守られますか?
A. CDICにより1金融機関・1カテゴリーあたり$100,000まで保護されます。Big Fiveが破綻するリスクは現実的にはほぼゼロですが、制度として保証されています。

Q. 銀行口座は就労前に必要ですか?
A. はい。給与振込口座が必要なほか、家賃・携帯・公共料金の引き落としにも口座があるほうが圧倒的に楽です。到着後1~2週間以内の開設を推奨します。

カナダでの就労ビザや仕事探しの全体像はカナダでの就労とキャリア形成も参考になります。北米都市の生活費感覚を掴みたい人は北米の生活費と地域比較も合わせてどうぞ。

カナダでの銀行手続きや家探しは、英語(ケベック州ならフランス語)でのやり取りが避けられません。窓口担当者の説明をその場で正確に理解できるかどうかで、契約条件の見落としを防げます。渡航前に英語学習を本気で進めたい人は、ニュース・YouTube・ドラマなど本物のカナダのコンテンツでトレーニングできるtry Migakuを検討してみてください。

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