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カナダから日本へ仕送り:送金サービス5社を手数料と着金速度で比較

最終更新日: 2026年5月24日

カナダから日本へ仕送り:送金サービス5社を手数料と着金速度で比較

カナダから日本へ家族への仕送りや学費の振込をする際、選ぶサービスによって手数料は数倍、着金までの時間は数分から1週間まで変わります。本記事では、カナダ在住者が日本の口座へ送金する際に実際に使える5つの方法を、2026年時点の公式情報と実費見積もりをもとに比較します。

Last updated: May 24, 2026

カナダから日本への送金で確認すべき5つのポイント

送金サービスを選ぶ前に、以下の5項目を必ずチェックしてください。表示される「手数料」だけを比べると、為替レートの上乗せ分(マークアップ)を見落とします。

  • 送金手数料:固定額か、送金額の何%か。
  • 為替レート:ミッドマーケットレート(実勢レート)にいくら上乗せされているか。
  • 着金速度:数分か、2営業日か、最大7営業日か。
  • 受取側の手数料:日本の銀行で被仕向送金手数料が引かれる場合がある。
  • 送金限度額と本人確認:高額送金時はFINTRACへの報告対象になる。

カナダでは、単独または24時間以内に合計10,000 CAD以上の国際電子資金移動(EFT)は、送金事業者からFINTRAC(カナダ金融取引・報告分析センター)への報告義務があります。これは利用者側で何か手続きが必要なわけではなく、事業者側の義務ですが、本人確認書類の提出を求められる根拠になっています。

比較する5社の概要

本記事で扱うのは、カナダ在住者が日本の口座(三菱UFJ、みずほ、三井住友、ゆうちょなど)へ送金する際に現実的な選択肢となる以下の5サービスです。

サービス

種別

着金速度の目安

特徴

Wise
フィンテック
大半が即日、74%が20秒以内
ミッドマーケットレート、手数料が明朗
RBC(オンライン国際送金)
銀行系
通常2営業日、最長7営業日
送金手数料0 CAD、為替レートに上乗せ
RBC(支店ワイヤートランスファー)
銀行系
数営業日
45 CADから、対面のみ
Revolut
フィンテック
数分〜数時間
平日はミッドマーケット、土日1%加算
Western Union
国際送金事業者
数分〜数営業日
現金受取に対応、コストは高め

手数料の実例比較:1,000 CADと40,000 CADを日本へ送る場合

手数料は送金額によって構造が変わります。小額・高額の2パターンで比較します。

小額送金(1,000 CAD)

  • Wise:Wise口座残高を利用した場合、手数料7.07 CAD(2026年時点)。ミッドマーケットレートで両替され、着金は大半が当日。
  • RBC オンライン国際送金:送金手数料0 CAD。ただし為替レートにRBC独自のマークアップが乗るため、実質コストはWiseを上回るケースが多い。
  • Revolut:平日であればミッドマーケットレートで両替無料(750,000 JPY相当/月の枠内)。土日は1%サーチャージ加算。
  • Western Union:日本→カナダ方向のデータではあるが、オンライン送金で平均コストは送金額の3.8%、現金受取は6.8%。1,000 CADだと38〜68 CAD相当の実質コスト。

高額送金(40,000 CAD)

  • Wise:Wise口座残高利用で手数料203.43 CAD(2026年時点)。送金額に応じた変動制で、累積25,000 USD相当を超えると当月内の追加割引が自動適用されます。
  • RBC オンライン国際送金:1日上限50,000 CADまで送金可能で、手数料は0 CAD。ただし為替レートのマークアップが大きいため、40,000 CADクラスでは数百CAD単位の差が出る可能性があります。
  • RBC 支店ワイヤートランスファー:45 CADから(来店必須)。

大きな金額ほど、手数料の絶対額より為替レートの差が支配的になります。送金前に必ず「相手に届く円建て金額」で比較してください。

着金速度:当日着金が必要か、数日待てるか

  • Wise:CAD→JPYの74%が20秒以内、95%が1日以内に到着(2026年時点)。緊急の仕送りや学費納入期日が近い場合に有効。
  • RBC オンライン国際送金:通常2営業日以内、最長7営業日。週末や祝日を挟むとさらに遅れます。
  • Revolut:通常は数分〜数時間。受取側が同じ銀行ネットワークに口座を持っていない場合は若干遅れます。
  • Western Union:オンラインからの口座振込は数営業日。現金受取(日本国内の提携拠点)なら数分。
  • 日本の銀行経由(受取側):三菱UFJ銀行などの被仕向送金処理は、海外送金事業者から日本側コルレス銀行を経由するため、Wiseを使った場合でも最終的な口座反映は日本の銀行の処理時間に依存します。

日本側の受取手数料に注意

見落としがちなのが、受取側の日本の銀行が差し引く「被仕向送金手数料」です。

  • 三菱UFJ銀行:個人の被仕向送金は原則2,500円(為替取扱手数料含む)。送金額3,000円未満は無料、3,000〜8,000円未満は1,500円(2026年時点)。さらに、海外向け仕向送金で支払銀行手数料を「送金人負担」とする場合、3,000円が追加されます。
  • 三菱UFJ銀行は2026年10月1日および12月14日より、被仕向送金手数料の一部を改定予定です。詳細は同行公式サイトで確認してください。
  • 円為替・外貨取扱手数料は送金金額×0.050%(最低2,500円)。

Wiseの場合、現地通貨建てで日本のコルレス銀行を経由するため、SWIFT送金特有の中継銀行手数料を避けられ、結果として受取側で差し引かれる額が小さくなる傾向があります。一方、RBCのワイヤートランスファーは伝統的なSWIFT経路を使うため、日本側で2,500円程度の被仕向手数料が引かれることを想定しておくべきです。

必要書類と本人確認

カナダから日本へ送金する際、各社で以下が求められます。

  • カナダの住所確認書類(公共料金請求書、銀行明細など)
  • 政府発行のID(パスポート、運転免許証、PRカードなど)
  • カナダの銀行口座またはデビットカード(資金源)
  • 受取人の日本の銀行口座情報(銀行名、支店名、支店コード、口座番号、口座名義のローマ字表記)

Wiseは日本居住の受取人ではなく送金者本人について、カナダではFINTRAC登録のMSB(Money Services Business)として規制下にあります。送金額が増えると追加の本人確認(職業、資金源など)を求められることがあります。

なお、Wiseを日本側で利用する場合、日本居住者は全通貨・Jar合計で1,000,000 JPYを超える残高保持が禁止されており、本人確認のためマイナンバーの提出が必須です(2026年時点)。

よくある失敗と対策

  • 「手数料無料」を鵜呑みにする:RBCのオンライン国際送金は送金手数料0 CADですが、為替レートに上乗せがあります。送金前に「相手に届く円建て金額」で比較しましょう。
  • 週末を挟んだ送金:RBCやSWIFT経由は週末・祝日の処理が止まります。期日がある場合はWiseかRevolutを検討。
  • 受取人名義の表記ミス:日本の銀行はローマ字表記の不一致に厳しく、組戻し(送金取消)になると数千円の手数料が発生します。
  • 高額送金の分割:FINTRAC報告を避ける目的で意図的に10,000 CAD未満に分割するのは「ストラクチャリング」とみなされ違法です。
  • 古いレートで比較:moneytransfers.comの2026年1月時点のミッドマーケットレートは1 JPY = 0.008742 CADでしたが、日々変動します。必ず送金当日の見積もりで比較を。

FAQ

Q. カナダから日本へ送金する最安の方法は?
A. 送金額や時間帯にもよりますが、多くのケースでWise口座残高からの送金が最も安価です。1,000 CADの送金で手数料7.07 CAD、40,000 CADで203.43 CAD(2026年時点)。Revolutも平日であれば競争力があります。

Q. 銀行送金とフィンテック、どちらが安全?
A. どちらもカナダの金融当局の規制下にあります。Wiseはカナダで「Money Services Business」としてFINTRACに登録・規制されています。RBCはカナダの大手銀行で預金保険対象。安全性そのものよりコストとスピードで選ぶのが現実的です。

Q. 1日に送金できる上限は?
A. RBC オンライン国際送金はCADまたはUSD口座から1日上限50,000 CAD。Wiseは送金額に上限はありませんが、累計額に応じて追加の本人確認が必要です。10,000 CAD以上はFINTRAC報告の対象になります。

Q. 受取側の日本の銀行で手数料が引かれますか?
A. 三菱UFJ銀行の場合、被仕向送金で原則2,500円が引かれます。Wiseのような現地通貨建てサービスを使うと、この手数料を回避または減額できることがあります。

Q. 着金が遅れた場合の追跡方法は?
A. SWIFT経由ならUETR(送金追跡番号)で各銀行に照会可能。Wise・Revolutはアプリ内で進捗が確認できます。

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