英語のborrow・lend・rentの違いと使い分け
最終更新日: 2026年2月26日

英語で「借りる」と「貸す」を表現するとき、borrowとlendの使い分けに迷う方は多いでしょう。この2つの動詞は意味が対になっているため混乱しやすいのですが、実は主語と目的語の関係を理解すれば簡単に使い分けられます。さらにrentという単語も加わると、より複雑に感じるかもしれません。今回はこれらの違いを実践的な例文とともに詳しく解説します。
borrowの意味と使い方
borrowは「借りる」という意味の動詞です。重要なポイントは、borrowを使う場合、主語は「借りる人」になるということです。
基本的な文の形は「主語 + borrow + 物 + from + 貸してくれる人」となります。例えば:
- I borrowed a book from the library.
私は図書館から本を借りました。 - Can I borrow your pen?
あなたのペンを借りてもいいですか? - She borrowed money from her friend.
彼女は友人からお金を借りました。
borrowは無料で一時的に物を借りる場合に使います。図書館で本を借りたり、友達から消しゴムを借りたりするような状況ですね。金を借りる場合も、友人間の無利子の貸し借りであればborrowを使うことができます。
覚えやすいポイントとして、borrowには「b」が含まれていて、「borrower(借り手)」という単語も「b」で始まります。借りる側の視点で使う動詞だと覚えておきましょう。
lendの意味と使い方
lendは「貸す」という意味の動詞で、borrowとは逆の視点から見た表現です。主語は「貸す人」になります。
基本的な文の形は「主語 + lend + 人 + 物」または「主語 + lend + 物 + to + 人」となります。例えば:
- I lent him my bike.
私は彼に自転車を貸しました。 - Can you lend me some money?
お金を貸してくれませんか? - The library lends books to students.
図書館は学生に本を貸し出します。
lendもborrowと同様、基本的には無料で一時的に貸す場合に使います。lendの過去形はlentで、不規則変化するので注意が必要です。
loanという名詞もありますが、これは「ローン」「貸付金」という意味で、特に金融関連で使われます。動詞としてloanを使うこともありますが、主にアメリカ英語で使われる表現です。
英会話では、lendとborrowの関係を理解することが重要です。同じ状況を違う視点から表現しているだけなので、誰が主語なのかを意識すれば使い分けは簡単です。
rentとの違い
rentは「借りる」と「貸す」の両方の意味を持つ動詞で、borrowやlendとは大きく異なります。最大の違いは、rentは有料の貸し借りに使うということです。
rentを「借りる」の意味で使う場合:
- I rent an apartment in Tokyo.
私は東京でアパートを借りています。 - We rented a car for the weekend.
私たちは週末のためにレンタカーを借りました。
rentを「貸す」の意味で使う場合:
- He rents out his house to tourists.
彼は観光客に家を貸しています。 - They rent rooms to students.
彼らは学生に部屋を貸しています。
rentは主に不動産や車、設備など、比較的高額な物の有料貸し借りに使います。レンタカー、賃貸アパート、機材のレンタルなどがrentを使う典型的な場面です。
borrowとlendが無料の貸し借りを表すのに対し、rentは金を払って借りる、または金をもらって貸すという商業的な取引を表現します。この使い分けを理解しておくと、英語表現の幅が広がります。
文の形の違いと実践的なポイント
borrowとlendの最も重要な違いは、文の構造にあります。主語と目的語の関係を整理してみましょう。
borrowの文型:
- 借りる人 + borrow + 物 + from + 貸す人
- I borrowed a pen from Tom.
私はトムからペンを借りました。
lendの文型:
- 貸す人 + lend + 物 + to + 借りる人
- Tom lent a pen to me.
トムは私にペンを貸しました。
この2つの文は同じ状況を表していますが、視点が異なります。誰の行為に焦点を当てるかで動詞を選びます。
実際の英会話でよく使う表現をいくつか紹介します:
- Could I borrow your phone?
電話を借りてもいいですか? - Can you lend me a hand?
手を貸してくれませんか? - I need to borrow some money.
お金を借りる必要があります。 - Will you lend me your notes?
ノートを貸してくれますか?
日本語では「借りる」「貸す」と明確に区別しますが、英語も同様にborrowとlendをしっかり使い分ける必要があります。間違えると意味が逆になってしまうので注意しましょう。
よくある間違いと覚え方
日本人学習者がよく間違えるパターンがあります。例えば、「私に本を貸してください」と言いたいとき、borrowとlendのどちらを使うべきでしょうか?
正解は「Please lend me a book.」です。「Please borrow me a book.」とは言いません。なぜなら、borrowの主語は借りる人だからです。
逆に、「図書館から本を借りました」は「I borrowed a book from the library.」となります。「I lent a book from the library.」とは言いません。
覚え方のコツをいくつか紹介します:
- borrowは「もらう側」、lendは「あげる側」と考える
- borrowの後にはfromが来やすく、lendの後にはtoが来やすい
- 「Can I borrow...?」(借りてもいいですか?)と「Can you lend...?」(貸してくれますか?)のセットで覚える
rentについては、「レンタル」という日本語でも使われているので比較的わかりやすいでしょう。金が関わる場合はrentを使うと覚えておけば大丈夫です。
場合によっては、useという動詞を使うこともできます。「Can I use your pen?」(ペンを使ってもいいですか?)のように、borrowの代わりにuseを使うこともあります。ただし、useは「使う」という意味なので、厳密には「借りる」とは少しニュアンスが異なります。
まとめ
borrowとlendの違いは、主語が「借りる人」か「貸す人」かという視点の違いです。borrowは借りる側の動詞、lendは貸す側の動詞として使います。rentは有料の貸し借りに使う単語で、借りる場合も貸す場合も使えます。
これらの単語を正しく使い分けることで、より自然な英語表現ができるようになります。最初は混乱するかもしれませんが、例文を何度も声に出して練習すれば、自然と身についていきます。
ちなみに、こうした英語表現を実際のコンテンツで学びたい場合、ミガクのブラウザ拡張機能を使えば、動画や記事を見ながら単語を瞬時に調べることができます。実践的な文脈の中で単語を覚えられるので、borrowやlendの使い分けも自然に身につきます。10日間の無料トライアルもあるので、興味があれば試してみてください。
