英語の指示代名詞「that」の使い方・用法を解説!「this / those / these」「it」との違いや前述の内容を指す表現を覚えて英会話力アップ
最終更新日: 2026年3月2日

英語の学習を進める中で、日常の英会話や文章によく登場する単語をマスターすることは必要です。
中でも指示代名詞は話し手との「距離」や「対象の特定」を直感的に表せる便利な表現ですが、文脈に強く依存するため、何を指しているのかが曖昧になりやすく、難しいと感じられがちです。
「使える言語力」を育てる語学学習プラットフォーム「Migaku」では、以前指示代名詞の使い分けを網羅して解説しました。
そこで今回は、指示代名詞の「that」に特化してわかりやすく説明します。
この記事で、英語の指示代名詞「that」の理解を深めて英語学習に役立てよう💡
英語の指示代名詞「that」の意味とニュアンスとは?
この言葉の基本的な意味は、話し手から少し離れた人や物を指し示すことです。
空間的な距離だけではなく、すでに出た過去の出来事や、心理的に距離を置いた客観的な内容に対しても使われます。
この基礎を押さえることが、自然な表現を使えるようになる第一歩です🌱
学習者がつい混乱しやすいポイント
単数や複数形については、多くの学習者がすぐにわかる要素です。
しかし、学習の途中でつい混乱してしまうのは、目に見える対象だけでなく、見えない文脈を指す場合です。
日本語の感覚と少し違うため、英文法の区別を理解する必要があります🤔
英語の指示代名詞thatで前述内容を指す用法
ここからはメインのテーマである、前述の状況や内容全体を指す表現について詳しく確認していきましょう。
相手が直前に言ったことや、誰かが何かを言う場面、先ほど起きた状況全体を指す場合に、この表現が非常によく活躍します。
名詞の代わりとして使う場合とは少し違い、直前の発言や出来事という文全体を指します。
英語の指示代名詞thatの使い方を例文で解説
以下の例文で確認してみましょう👀
- He suddenly started singing. That is surprising.(彼は突然歌い始めた。それは驚きだ)
- She passed the exam. I am happy to hear that.(彼女は試験に合格した。私はそれを聞いて嬉しい)
- They say it will rain tomorrow. I hope that is not true.(明日は雨が降ると言われている。それが本当でないことを望む)
- I do not know about that.(私はそれについて知りません)
このように、直前の内容を受けて次の文章を展開する際にとても便利です✨
thisやitとの区別のコツ
ここでの区別のポイントは、
- これから話す新しい内容を指すのか
- すでに話した内容を指すのか
という点です。
すでに出た内容を受ける場合は遠心的な距離感を持つ言葉を選び、これから自分が新しく出す内容には求心的な距離感を持つ表現を使います。
また、直前の特定の単語をピンポイントで指し示すitとも明確に区別する方が良いでしょう。
- Listen to this. This is important.(これを聞いてください。これは重要です)
- I bought a new phone and it is very useful.(新しい電話を買いました。それはとても便利です)
- What is this? I have never seen it.(これは何ですか?私はそれを見たことがありません)
状況や内容を引き継ぐなら前者、特定の言葉を指すなら後者というように押さえておきましょう📝
この違いを理解しておくと、この表現の自然な言い方や言い回しが身につき、会話でも迷いにくくなります。
英語のthatにおける複数の品詞
英語の文章を正確に理解するためには、指示代名詞以外の品詞の用法も覚える必要があります。
日本語の翻訳では同じように見えても、文法的な役割が異なるため、それぞれの持つ意味を正確に把握しましょう。
文章の主語として働く場合など、さまざまなパターンが存在します🌟
指示形容詞thatの用法
名詞の前に置いて特定のものを指定する意味を持つ使い方です。
単数だけでなく、複数形の動詞との一致にも注意して英文を作りましょう。
- I want that bag.(私はあのカバンが欲しい)
- I like that idea.(私はあのアイデアが好きだ)
- I prefer these shoes.(私はこれらの靴の方が好きだ)
接続詞thatの用法
動詞の目的語や、主語や目的語となる名詞節を作る構文であり、文の骨格を成す重要な役割を持っています。
- She knows that he is busy.(彼女は彼が忙しいということを知っている)
人や物を修飾する関係代名詞thatの用法
前にある名詞を修飾して詳細な情報を加える形です。
- The movie which I watched was amazing, but the one that she recommended is better.(私が見た映画は素晴らしかったが、彼女が勧めてくれたものの方が良い)
文章の構成を判断することが、正確な読解の基礎になります🔑
that節が目的語になる用法
that が導く名詞節は、文の目的語として頻繁に使われます。
この場合、動詞の後ろで「〜ということ」という内容を受ける役割を果たします。
- She said that she was tired.(彼女は疲れていると言った)
- I believe that he is honest.(私は彼が正直だと信じている)
ここでの that は接続詞として名詞節を導き、その節全体が動詞の目的語になっています。
また、前の出来事を受ける目的語として使われることもあります。
- I heard about that.(私はそれについて聞いた)
- I can’t believe that.(私はそれが信じられない)
このように、that が導く名詞節が目的語の位置に入る場合は、「特定の単語」を指すのか、「前述の内容全体」を指すのかを文脈から判断する必要があります。
主語としての用法と合わせて整理することで、that の構文理解がより明確になります。
主語として使われるthatの用法
that は、直前の内容や状況全体を受けて、文の主語として使われることがあります。
特に「前述の出来事をまとめて評価する」場面でよく見られる用法です。
- He forgot my birthday. That was disappointing.(彼は私の誕生日を忘れた。それはがっかりだった)
この That は、直前の文全体を主語として受けています。
単数扱いになるため、動詞は常に単数形になります。
- That is true.(それは本当です)
- That is interesting.(それは興味深い)
このように、that を主語として使うことで、前の内容を簡潔にまとめて次の評価や感想につなげることができます。
会話でも文章でもよく使われるため、主語としての that の感覚を身につけておくことはとても重要です。
指示代名詞「that」とthis/these/thoseの使い分け
英語の指示代名詞には、今回メインで解説している言葉以外にも、距離や単数と複数形の違いによっていくつかの種類があります。
基本となる使い分けのルールとしては、自分に近い対象を「this(これ)」「these(これら)」、自分から遠い対象を「that(あれ)」「those(あれら)」と表現します💡
この4つの言葉の使い分けや違いについて、より網羅的に基礎から復習したい方は、ぜひ以下の記事も合わせてチェックしてみてください。
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英語の指示代名詞における「this/that/these/those の使い分け」については、以下の記事で詳しく解説しています💡
👉『 英語の指示代名詞まとめ!this/that/these/thoseの4つの用法や意味を一覧表付きでわかりやすく解説 』
英語の指示代名詞thatで名詞の繰り返しを避ける用法
最後に、比較の文などで同じ言葉の繰り返しを避けるための表現を紹介します。
- The population here is larger than that of the neighboring town.(ここの人口は隣町のそれよりも多い)
この場合、前にある名詞の反復を回避する目的で使われており、フォーマルな文章でよく使われる表現です。
複数の場合は those に変化することも合わせて覚えましょう📚
生きた英語に触れて、thatの感覚を自然に使えるようになるには
that は一般的な英語勉強でルールとして理解するだけでは、本当の意味で使いこなせるようにはなりません。
He said, “That was amazing.” や I can’t believe that. のような表現を、実際の会話やドラマの中で何度も見て、聞いていくうちに「こういう流れで that が来る」という感覚が身についていきます。
Migakuなら、海外ドラマやYouTube、ニュースなどのリアルなコンテンツや旬の話題を通して、国内にいながら英語のシャワーが浴びられます。
教科書的な例文だけでなく、本当にネイティブが使っている自然な英語に触れることで、「前述の内容を指す that」の感覚がだんだんと直感的にわかるようになります。
最初は「この that は何を指しているのだろう」と考えるかもしれませんが、繰り返し触れていくうちに、迷わず理解できるようになります。
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まとめ:That’s a Wrap on “that”
本記事では、英語の指示代名詞 that の全体像を整理し、特に「前述の内容を指す that」という最重要ポイントに焦点を当てて解説しました。
that は単なる「あれ」という意味だけでなく、直前の発言や状況全体を受けて話を展開する、非常に便利で重要な表現です。
He quit his job. That was surprising. のように、文全体をまとめて指す感覚がつかめるようになると、英語の会話や文章の理解が一段とスムーズになります。
英語のコンテンツに触れて、なんとなくわかる——を積み重ねる。
その繰り返しこそが、英語力を伸ばす確かな道。
that が何を指しているのかを意識しながら、実際の英語にどんどん触れてみてください。
Good luck mastering “that” and have fun exploring real English!