ロンドン3日間観光モデルコース、初めての旅行者向け定番網羅
最終更新日: 2026年5月24日

ロンドン3日間の観光は、エリアごとに区切って回れば主要スポットをほぼ網羅できます。1日目はウェストミンスター周辺、2日目はシティ・タワーブリッジ方面、3日目は大英博物館とコヴェント・ガーデンというルートが、初めての旅行者には最も無駄がありません。本記事は2026年現在の料金・営業時間・ETA要件を踏まえた実用モデルコースです。
Last updated: May 24, 2026
出発前に必ず確認すべきこと
日本国民は2025年1月8日から、英国入国にあたって電子渡航認証(ETA)の取得が必須となりました。2026年2月25日からは「no permission, no travel」が完全実施され、有効なETAなしでは英国行き航空便への搭乗自体が認められません。
- 申請料金は2026年4月8日に£16から£20へ値上げ
- 有効期間は2年間、または旅券有効期限まで
- 1回最大6か月までの複数回入国が可能
- UK ETAアプリで申請、多くは数分で自動承認
空港到着後は中心部までの移動手段を事前に決めておくと迷いません。ヒースロー空港からの主な選択肢は以下のとおりです。
交通手段 | 所要時間 | 片道料金(2026年) |
|---|---|---|
ヒースロー・エクスプレス(標準) | 15分(Paddington駅まで) | £26(30日以上前のオンライン予約で£10) |
エリザベス線 | 29分(Paddington駅まで) | コンタクトレス決済でゾーン1-6の1日上限£16.30 |
地下鉄ピカデリー線 | 約50-60分 | コンタクトレス決済が割安 |
15歳以下の子供はヒースロー・エクスプレスを有料大人同伴で無料利用できます。
ロンドン市内交通の基本
ロンドンの公共交通はTfL(Transport for London)が一元管理しており、コンタクトレス決済対応のクレジットカードまたはスマートフォンがあれば、Oysterカードを別途買う必要はありません。Oysterカードは購入時に£10の手数料(返金不可)がかかるため、短期旅行ではコンタクトレスのほうが合理的です。
2026年現在の主な運賃は以下のとおりです。
- 地下鉄ゾーン1単独運賃:ピーク£3.60、オフピーク£3.10
- バス・トラム:距離問わず£1.75均一(1時間以内の乗り換えは無料の「Hopper fare」適用)
- ゾーン1-2の1日上限額:£8.90
- 紙の切符はゾーン1で£7.00と割高
ピーク時間帯は平日6:30-9:30と16:00-19:00で、土日祝日は終日オフピーク扱いになります(ヒースロー空港発着便のみ常時ピーク料金)。5歳未満の子供は全サービス無料、5-10歳は大人同伴で地下鉄・DLR・Overgroundが無料です。
1日目:ウェストミンスターと王室エリア
初日は政治と王室の象徴が集まる西側を歩きます。地下鉄ウェストミンスター駅を出ると、目の前にビッグ・ベンと国会議事堂が広がります。
午前
- 9:30 ウェストミンスター寺院に開門と同時に入場(混雑回避のため)
- 成人£31、65歳以上・学生£28、6-17歳£14、5歳以下無料
- 月-金 9:30-15:30、土 9:00-15:00、日曜は礼拝のみで観光不可
- 11:00 バッキンガム宮殿前で衛兵交代式を見学
- 月・水・金 11:00開始(隊長検閲は火・木・土 15:00)
- 完全無料、チケット・予約不要、全行程約45分
- 良い場所を確保したい場合は60-90分前の到着推奨
午後
- セント・ジェームズ・パーク経由でトラファルガー広場へ徒歩移動
- ナショナル・ギャラリー(入場無料、寄付推奨)
- ホースガーズ、ダウニング街10番地などを外観見学
- 夕方はテムズ川沿いを散策し、ロンドン・アイ周辺で夜景観賞
7月9日から9月27日の夏季にロンドンを訪れる方は、バッキンガム宮殿のState Rooms内部見学が可能です。2026年の公開期間は7月9日から9月27日で、料金は25歳以上£33、18-24歳£21.50、5歳以上子供£16.50。7月9日から8月31日は毎日9:30-19:30、9月1日から27日は木曜から月曜のみ9:30-18:30の開館です。
2日目:シティとタワーブリッジ
2日目はロンドン発祥の地である「シティ」と東側を回ります。
午前:セント・ポール大聖堂
- 月-土のみ観光可能(日曜は礼拝のみ)
- 成人£27、子供(6-17歳)£10.50
- 528段の階段を上ればロンドン市街を一望できるゴールデン・ギャラリーへ
- 3つのドーム・ギャラリー全てが日曜開放されるのは2026年3月15日から10月25日のみ
午後:ロンドン塔とタワーブリッジ
- ロンドン塔:成人オンライン£34.80(窓口£39.80)、子供(5-15歳)£17.40
- 王冠の宝石、ビーフィーター(ヨーマン・ウォーダー)のツアーは必見
- 隣接するタワーブリッジは橋上のガラス床ウォークと展示館を見学可能
夜:鍵の儀式(Ceremony of the Keys)
ロンドン塔で700年以上続く施錠の儀式は、料金£5.00でオンライン事前予約のみ受付。21:25までに到着必須で、22:05に終了します。チケットは数か月先まで埋まることが多いため、旅程確定後すぐの予約をおすすめします。
3日目:大英博物館とショッピング
最終日は世界有数のコレクションを誇る博物館と、買い物・ナイトライフを楽しみます。
午前-昼:大英博物館
- 常設展示は入場無料、特別展は有料(推奨寄付£5)
- ロゼッタ・ストーン、エルギン・マーブル、ミイラ室は外せない展示
- 2026年秋にはベイユーのタペストリーが特別展示予定(最新情報は公式サイトで確認)
- ロンドン中心部から地下鉄トッテナム・コート・ロード駅徒歩5分
午後:コヴェント・ガーデンとソーホー
- コヴェント・ガーデンのマーケットとストリートパフォーマンス
- ニール・ストリート、カーナビー・ストリートでショッピング
- レスター・スクエア、ピカデリー・サーカスを経由
夜:ウエストエンドのミュージカル
- 当日割引はTKTSブース(レスター・スクエア)で購入可能
- 開演は19:30が一般的、上演時間は約2時間30分
3日間の概算費用(1人分)
以下は2026年現在の標準的な観光支出の目安です。
項目 | 概算金額 |
|---|---|
ETA申請料 | £20 |
公共交通(3日間、ゾーン1-2上限) | 約£26(3日×£8.90弱) |
ウェストミンスター寺院 | £31 |
セント・ポール大聖堂 | £27 |
ロンドン塔(オンライン) | £34.80 |
大英博物館 | 無料(寄付推奨£5) |
衛兵交代式 | 無料 |
入場料・交通の小計 | 約£143 |
食費・宿泊費・ミュージカルチケットは別途必要です。中級ホテルで1泊£150-£200、食費は1日£50-£70を見ておくと安心です。
よくある失敗と注意点
- ETA忘れ:搭乗拒否の対象。出発の少なくとも3日前までに申請完了を
- 日曜の予定ミス:ウェストミンスター寺院・セント・ポール大聖堂は日曜観光不可
- 衛兵交代式の曜日:毎日ではなく月・水・金(火・木・土は隊長検閲)。事前に公式スケジュール確認必須
- Oysterカード購入の損:短期旅行ではコンタクトレス決済のほうが£10手数料不要で合理的
- ピーク料金の罠:平日朝夕は地下鉄運賃が約16%高い。観光なら10時以降の移動が経済的
- 紙切符の割高さ:ゾーン1で£7.00、Oyster/コンタクトレスの倍以上
よくある質問
Q. ロンドン3日間で全てを回るのは可能ですか?
主要な定番スポットはこの3日間モデルでほぼカバーできます。ただし大英博物館やナショナル・ギャラリーをじっくり見るなら、各館に半日以上必要です。
Q. ロンドン・パスは買うべきですか?
本記事のモデルコースで利用する有料スポットは合計£93程度(寺院・大聖堂・ロンドン塔)。3日券のロンドン・パスは料金変動があるため、訪問予定スポットの合計と比較してから判断してください。
Q. ETAは何日前に申請すべきですか?
多くは数分で自動承認されますが、追加審査になるケースもあるため、出発の最低3営業日前、できれば1週間前の申請を推奨します。
Q. 子連れ旅行で費用を抑えるコツは?
5歳未満はTfL全サービス無料、5-10歳も大人同伴で地下鉄等が無料です。ウェストミンスター寺院は5歳以下無料、ヒースロー・エクスプレスは15歳以下無料(有料大人同伴)。無料の大英博物館・ナショナル・ギャラリー・自然史博物館を組み合わせると大幅に節約できます。
Q. ロンドンに長期滞在したい場合は?
日本国民は18-30歳ならYouth Mobility Scheme(YMS)Tier 5ビザで最長2年間の滞在・就労が可能です。詳細はYMS Tier 5ビザでロンドン滞在を参照してください。英語圏のワーキングホリデーを検討している方はアイルランドワーホリの費用内訳も比較材料になります。
ロンドンの観光をより深く楽しむには、現地で耳にする英語表現や標識を自分の言葉として吸収できると体験の質が変わります。実際の英語コンテンツから学べるMigakuは、旅行前後の学習にも役立つツールです。