ロンドンから日帰りバース観光、温泉と世界遺産を1日で巡る
最終更新日: 2026年5月25日

ロンドンからバースへは、パディントン駅発のGreat Western Railway(GWR)で最速1時間19分。朝出発して夜には戻れる距離なので、ローマン・バス、バース・アビー、サーメ・バース・スパを1日で巡る日帰り旅が十分に成立します。本記事では2026年時点の交通手段、入場料、UK ETAなど実用情報を整理します。
Last updated: May 25, 2026
ロンドンからバースへの行き方
バースはイングランド南西部サマセット州に位置し、ロンドンから約106マイル(170km)。日帰りで使える交通手段は主に鉄道と長距離バスの2つです。
手段 | 所要時間 | 料金目安 | 運行頻度 |
|---|---|---|---|
GWR鉄道(パディントン⇄バース・スパ) | 最速1時間19分、平均約1時間20分 | 予約時期により変動 | 平日約72本/日、約30分間隔 |
National Express 403系統(ヴィクトリア・コーチステーション⇄バース・スパ・バスステーション) | 約2時間50分 | 片道£4.99から | 1日最大10便 |
鉄道チケットは出発の最大12週間前から予約可能で、Advance切符は早期予約ほど安くなります。National Expressのオンライン予約手数料は、マイアカウントにログインすれば無料、ゲスト購入の場合は£1.50がかかります。バース・スパ・バスステーションは鉄道駅から徒歩1分なので、どちらで到着しても市内中心部までスムーズです。
車での訪問は注意が必要です。市内はバース・クリーン・エア・ゾーン(Class C)が24時間365日運用されており、私用乗用車とバイクは無料ですが、非適合のタクシー・バン・キャンピングカーなどは£9/日、HGV・バス・コーチは£100/日が課金されます。支払いは走行日の前後6日以内にGOV.UKポータルで行い、未払いの場合は£120のペナルティ(14日以内納付で£60に減額)が発生します。日帰り観光なら鉄道が圧倒的に楽です。
1日のモデルプラン
朝7時から8時台のパディントン発に乗れば、9時前後にはバースに到着します。徒歩で主要観光地を全てカバーできるコンパクトな街なので、効率的に動けば1日で十分回れます。
- 9:00 バース・スパ駅到着、徒歩でローマン・バスへ
- 9:30〜11:30 ローマン・バス見学(ガイド付きツアー利用なら11時の回がおすすめ)
- 11:30〜12:15 バース・アビー見学
- 12:30〜13:30 ランチ(パルトニー橋周辺やSally Lunn'sなど)
- 13:45〜15:45 サーメ・バース・スパでThermae Welcome(2時間)
- 16:00〜17:00 ロイヤル・クレセント、サーカス、ジェーン・オースティン・センターのいずれかを散策
- 17:30 バース・スパ駅からロンドンへ
スパに入らない場合は、ジェーン・オースティン・センターやヴィクトリア美術館、ファッション博物館などに時間を回せます。
ローマン・バス(Roman Baths)
2000年前のローマ時代の浴場遺跡で、ユネスコ世界遺産バース市の中心的存在です。Visit Bath公式情報では大人入場料は£20から。オンライン事前予約は当日購入より£2安いので、必ず事前にウェブで時間枠を確保しておきましょう。
- ガイド付きツアー(1時間):通常入場券に加えて£8/人、6歳未満無料
- ツアー開催時間:毎日10時、11時、13時、14時、15時の各回(最大16名)
- 障害者同伴のカーラー/コンパニオンチケットは無料(オンライン予約時に選択)
- 英国居住者でUniversal Credit、Pension Credit、ESA受給者は£1チケット利用可能
- Blue Peterバッジ保持の子どもは入場無料(写真付きID+有料大人同伴が必要)
2026年4月1日〜30日にオンライン予約で訪問した方は、5月または6月の再訪が50%オフになる特典があります。所要時間は2時間前後を見込んでおきましょう。
バース・アビー(Bath Abbey)
ローマン・バスの真隣に建つ15世紀後期ゴシック様式の修道院教会。扇形ヴォールト天井とステンドグラスが見どころです。
区分 | 料金 |
|---|---|
大人 | £9.00 |
学生(有効学生証提示) | £7.50(年間を通じて£6.50の割引適用例あり) |
子ども(5〜15歳) | £5.00 |
オーディオガイド(別途) | £3.50 |
家族割引は大人1〜2名と同伴の子どもで10%オフ。Discovery Card保持者およびBA1/BA2地区居住者(住所証明持参)は無料です。オーディオガイドは英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語に対応しています。
タワーツアーは212段の階段を上って街を一望できる人気プログラムで、所要45〜60分、月〜土に運行。最終入場は閉館30分前です。
サーメ・バース・スパ(Thermae Bath Spa)
英国で唯一、天然温泉に入れる現代スパ施設。鉱泉水温は約35.5°Cと、日本の温泉より低めのぬるま湯です。屋上のオープンエア・プールから旧市街を見下ろす眺めは格別。
- 「Thermae Welcome」2時間セッション:ローブとタオル込み
- 入場最低年齢:16歳(トリートメントは18歳以上)
- New Royal Bath営業時間:9:00〜21:30(プール・ウェルネススイートは21:00まで、クリスマス・ボクシングデー・元日休業)
- Discovery Card保持者はThermae Welcomeセッションに£10割引
- Cross Bath貸切利用(1.5時間スイム+シャンパン/ジュース+グルメフード):平日£800、週末£1,000
料金の最新情報は公式サイト(thermaebathspa.com)で確認してください。週末や祝日は混雑するため、訪問日が決まったら早めの予約が安心です。水着持参が基本ですが、現地レンタルもあります。
ジェーン・オースティン・センター
バースに5年間住んだ作家ジェーン・オースティンの生涯と作品をたどる小規模博物館。摂政時代の衣装試着体験や、Regency Tea Roomでのアフタヌーンティーも楽しめます。
区分 | 料金 |
|---|---|
大人 | £17.00 |
学割/シニア(60歳以上) | £15.50 |
子ども | £9.50 |
小ファミリー(大人1+子3) | £29 |
ファミリー(大人2+子3) | £39 |
6歳未満は大人同伴で無料。Bath Discovery Card保持者は入場券15%オフ、Regency Tea Room 10%オフです。オースティンファンなら、2026年9月11日〜20日開催のジェーン・オースティン・フェスティバルに合わせた訪問も検討価値があります。Grand Regency Costumed Promenadeのリストバンドは£15(16歳未満無料)。
日本国籍者が必要なUK ETA
2025年1月8日から日本国民にも英国渡航時のUK ETA(電子渡航認証)取得が義務化され、2026年2月25日からは航空会社・フェリー・鉄道事業者によるボーディング前の確認が完全施行されています。日帰りバース観光に来るような短期滞在でも、英国入国するなら必須です。
- 料金:£16(2026年2月20日時点)
- 有効期間:最長2年、またはパスポート失効までの短い方
- 入国回数:1回最大6か月の滞在で複数回入国可能
- 申請方法:UK ETAアプリまたはGOV.UK公式サイト、多くの場合数分で自動審査結果
- 例外:ヒースロー/マンチェスター空港で入国審査を通過しないトランジット客は不要
出発直前に慌てないよう、航空券予約と同時に申請を済ませておきましょう。
よくある質問
Q. 日帰りで本当に主要観光地を回れますか?
A. ローマン・バス、バース・アビー、サーメ・バース・スパ、ロイヤル・クレセント外観散策までなら徒歩圏内で十分可能です。博物館を複数回りたい場合や、スパでゆっくりしたい場合は1泊推奨。
Q. ローマン・バスのチケットは現地購入できますか?
A. 可能ですが、オンライン事前予約のほうが£2安く、繁忙期は当日券が売り切れることもあります。事前予約が無難です。
Q. バースで日本語ガイドはありますか?
A. ローマン・バスは多言語オーディオガイドに日本語が含まれます。バース・アビーのオーディオガイドは英・仏・独・伊・西の5言語のみで、日本語は未対応です。
Q. クレジットカードは使えますか?
A. 主要観光施設、レストラン、交通機関はほぼ全てカード対応。英国はキャッシュレス化が進んでおり、現金を使う場面はほとんどありません。参考為替は2026年時点で£1=約¥190です。
Q. 雨の日でも楽しめますか?
A. ローマン・バスとバース・アビーは大半が屋内、サーメ・バース・スパは屋上以外屋内なので、雨天でも快適に過ごせます。
関連情報
英国旅行の前提知識についてはイギリス旅行の基本情報を確認しておくと安心です。ロンドン拠点に英国生活を検討中の方はロンドン周辺の生活費と物価、レンタカーでコッツウォルズなどへ足を延ばす場合はヨーロッパのドライブ観光ガイドも参考になります。
バースのような歴史都市は、現地の英語ガイドやオーディオ解説を直接理解できると体験の解像度が一気に上がります。英語を実際の旅や生活で使えるレベルまで引き上げたいなら、Migakuは映画や記事といった本物のコンテンツで学べる学習ツールとして役立ちます。