英語の再帰代名詞を徹底解説!人称代名詞との違いと使い方、代名詞の種類別一覧表も
最終更新日: 2025年11月5日

英語を勉強していると、「myself」や「yourself」のような言葉をよく見かけませんか?
これらは英語の再帰代名詞(reflexive pronoun)と呼ばれるもので、「自分自身を」「〜自身で」という意味を表します。
たとえば “I taught myself English.”(私は自分で英語を学んだ)という文。
この中の “myself” は、主語(I)と同じ人をもう一度指しています。
再帰代名詞は英語の文法の中でもつい混乱しやすい部分ですが、使い方を理解すると、英語の文がぐっと自然に、そして表現豊かになります✨
この記事では、英語の再帰代名詞の意味・使い方・一覧・人称代名詞との違いをわかりやすく解説します!🚀
再帰代名詞とは?人称代名詞の基本をわかりやすく解説
英語の人称代名詞には、主に5つの種類があります。
主格、所有格、目的格、所有代名詞、そして今回のテーマである再帰代名詞です。
人称代名詞は、人や物を表す代わりに使う語で、英語学習において基本中の基本となる文法項目です 📚
再帰代名詞とは、「自分自身」「あなた自身」「彼自身」といった意味を表す代名詞のことです。
💡 ポイント 💡
英語では、I、you、he、she、it、we、theyなどの主格から派生した形を使います。
具体的には、myself、yourself、himself、herselfのような語がこれにあたります。
英語を話す際、再帰代名詞は日常的に使われる重要な表現です。
再帰代名詞が必要になるのは、主語と目的語が同じ人や物を指す場合です。
例えば、「私は自分自身を傷つけた」と言いたいとき、日本語では「自分」という言葉で表現できますが、英語では"I hurt myself"と再帰代名詞を使って表します。
主語のIと目的語が同じ人(私)を表すため、目的格のmeではなく、再帰代名詞のmyselfを使う必要があるのです。
英語の再帰代名詞を理解することは、日常会話でもビジネス英語でも非常に重要です。
"Enjoy yourself!"(楽しんでね!)や"Help yourself"(ご自由にどうぞ)など、よく使われる表現の中にも再帰代名詞が含まれています。
英語学習者にとって、これらの表現を使いこなせるようになることは、コミュニケーション能力を高める上で欠かせません。
英語の再帰代名詞一覧表
再帰代名詞の形は、人称によって決まっています。
一人称、二人称、三人称のそれぞれに単数形と複数形があり、合計8つの形を覚える必要があります ✨
以下の表で、主格から再帰代名詞までの流れをしっかり確認しましょう。
人称 | 主格 | 所有格 | 目的格 | 再帰代名詞 | 日本語 |
|---|---|---|---|---|---|
一人称単数 | I | my | me | myself | 私自身 |
二人称単数 | you | your | you | yourself | あなた自身 |
三人称単数(男性) | he | his | him | himself | 彼自身 |
三人称単数(女性) | she | her | her | herself | 彼女自身 |
三人称単数(物・動物) | it | its | it | itself | それ自身 |
一人称複数 | we | our | us | ourselves | 私たち自身 |
二人称複数 | you | your | you | yourselves | あなたたち自身 |
三人称複数 | they | their | them | themselves | 彼ら自身 |
この一覧を見ると、再帰代名詞の作り方にパターンがあることがわかります。
一人称(I、we)と二人称(you)は所有格にselfまたはselvesをつけた形(my + self = myself、our + selves = ourselves)になります。
一方、三人称(he、she、it、they)は、目的格にselfまたはselvesをつけた形(him + self = himself、them + selves = themselves)になります。
単数形はすべてselfで終わり、複数形はすべてselvesで終わることも覚えておきましょう 💡
この規則性を理解すれば、再帰代名詞の形を迷うことはなくなります。
英語を勉強する際、この表を何度も見返すことで、自然と頭に入ってくるはずです🔥
💡 ポイント 💡
youは単数でも複数でも同じ形を使いますが、再帰代名詞では単数はyourself、複数はyourselvesと区別されます。
「あなた1人」に話しかけるときはyourself、「あなたたち」に話しかけるときはyourselvesを使うということです。
再帰代名詞の使い方:2つの主な用法
再帰代名詞には大きく分けて2つの用法があります。
それぞれの用法を理解することで、英語の文章をより正確に理解し、自分でも使えるようになります 🎯
1. 再帰用法:主語と目的語が同じ人・物の場合
再帰用法は、再帰代名詞の最も基本的な使い方です。
文の中で主語と目的語が同じ人や物を表す場合に使います。
「〜自身に…をする」という意味を作る用法です。
動詞の目的語として使う
再帰代名詞は動詞の目的語として使われることが多くあります。
例文:
- I hurt myself playing soccer.(私はサッカーをしていて自分自身を傷つけました)
- She introduced herself to the new students.(彼女は新入生に自己紹介をしました)
- He taught himself how to play the guitar.(彼は独学でギターの弾き方を学びました)
- We prepared ourselves for the exam.(私たちは試験の準備をしました)
- They enjoyed themselves at the party.(彼らはパーティーで楽しみました)
これらの例文では、主語(I、she、he、we、they)が行う動作の対象が、主語自身になっています。
日本語では「自分を」や「自己紹介」という表現で表されますが、英語では再帰代名詞を使って明確に表現します。
前置詞の目的語として使う
再帰代名詞は前置詞の後ろにも使われます。
例文:
- He is proud of himself.(彼は自分自身を誇りに思っています)
- She was talking to herself.(彼女は独り言を言っていました)
- I bought a present for myself.(私は自分自身へのプレゼントを買いました)
- You should be kind to yourself.(あなたは自分自身に優しくするべきです)
- They looked at themselves in the mirror.(彼らは鏡で自分たち自身を見ました)
前置詞(of、to、for、atなど)の後ろに来る目的語が主語と同じ人を表す場合、再帰代名詞を使います。
"He is proud of him"と言ってしまうと、「彼は別の彼(他の男性)を誇りに思っている」という意味になってしまうので注意が必要です⚠️
英語では、このような場合の区別が日本語よりも厳密です。
2. 強調用法:「〜自身が」と意味を強調する
強調用法は、主語や目的語を強調するために再帰代名詞を使う方法です。
「誰が」や「誰を」を特に強調したいときに使います。
例文:
- I myself saw the accident.(私自身がその事故を見ました)
- The president himself answered the phone.(社長自らが電話に出ました)
- She herself cooked all the food.(彼女自身がすべての料理を作りました)
- You yourself told me that story.(あなた自身が私にその話をしたのですよ)
- The problem itself is not difficult.(問題それ自体は難しくありません)
強調用法では、再帰代名詞は文中のさまざまな位置に置くことができます。
主語の直後に置かれることが多いですが、文末に置かれることもあります。
例えば、"I saw the accident myself"という語順も可能です。
強調用法と再帰用法の違いは、文法的な必要性です。
再帰用法では再帰代名詞がないと文が成立しませんが、強調用法では再帰代名詞を省いても文として成立します。
ただし、強調のニュアンスは失われます。
再帰代名詞を使った定番表現・慣用表現
再帰代名詞は、単独で使われるだけでなく、さまざまな慣用表現の中で使われます。
これらの表現を覚えることで、より自然な英語を話せるようになりますよ💡
よく使われる慣用表現5選
ここでは、よく使われる慣用表現を5つ紹介します。
1️⃣ by oneself:「自力で」「一人で」
この表現は非常によく使われます。oneselfの部分は、主語に応じてmyself、yourself、himselfなどに変わります。
例文:
- I did all the homework by myself.(私は宿題をすべて一人でやりました)
- Can you solve this problem by yourself?(あなたはこの問題を自力で解けますか?)
- She lives by herself.(彼女は一人暮らしをしています)
英語の日常会話では、"by myself"や"by yourself"といった表現が頻繁に登場します。
2️⃣ help oneself to 〜:「〜を自由に取って食べる・飲む」
主にホストが客に対して使う表現です。「遠慮せずにどうぞ」というニュアンスがあります。
例文:
- Please help yourself to some cake.(ケーキをご自由にどうぞ)
- Help yourselves to the drinks in the fridge.(冷蔵庫の飲み物をご自由にどうぞ)
- He helped himself to another slice of pizza.(彼はピザをもう一切れ取りました)
3️⃣ make oneself at home:「くつろぐ」
誰かの家を訪れたときに、ホストがよく使う表現です。
例文:
- Please make yourself at home.(どうぞくつろいでください)
- Make yourselves at home while I prepare dinner.(私が夕食を準備している間、くつろいでいてください)
- I always make myself at home when I visit my grandparents.(私は祖父母を訪ねるときはいつもくつろいでいます)
4️⃣ for oneself:「自分自身のために」
自分の判断や利益のために何かをするときに使います。
例文:
- You should decide for yourself.(あなた自身で決めるべきです)
- I want to see it for myself.(私は自分の目で見たいです)
- She learned English for herself, not for her parents.(彼女は両親のためではなく、自分自身のために英語を学びました)
5️⃣ enjoy oneself:「楽しむ」
パーティーや旅行などで楽しい時間を過ごすという意味です。
例文:
- Did you enjoy yourself at the concert?(コンサートは楽しかったですか?)
- We really enjoyed ourselves on vacation.(私たちは休暇を本当に楽しみました)
- Enjoy yourselves at the wedding!(結婚式を楽しんでください!)
その他の重要表現
以下では、その他の重要な英語表現をいくつか紹介します。
beside oneself with 〜:「〜で我を忘れる」
感情が非常に強いときに使う表現です。
例文:
- She was beside herself with joy.(彼女は喜びで我を忘れていました)
- He was beside himself with anger.(彼は怒りで我を忘れていました)
in oneself:「それ自体」「本来は」
物事の本質について話すときに使います。
例文:
- The idea in itself is not bad.(そのアイデア自体は悪くありません)
- Money in itself cannot buy happiness.(お金それ自体では幸せは買えません)
to oneself:「自分だけのために」「独り占めして」
誰にも見せない、聞かせない、または独占して使うときの表現です。
例文:
- She kept the secret to herself.(彼女は秘密を自分だけのものにしておきました)
- He has the whole house to himself this weekend.(彼は今週末、家を独り占めしています)
make oneself understood:「自分の考えを理解してもらう」
言葉が通じにくい状況で使われます。
- I tried to make myself understood in simple English.(私は簡単な英語で理解してもらおうとしました)
- She can make herself understood in three languages.(彼女は3つの言語で意思疎通ができます)
再帰代名詞を覚えるためのコツと勉強法
再帰代名詞を効果的に覚えるためには、いくつかのポイントを押さえることが大切です。
ここでは、英語学習者がしっかりと再帰代名詞を身につけるための方法を解説します 📖
1. 語の形に注目する
再帰代名詞の形には明確なパターンがあります。
- 単数形はすべてselfで終わる(myself、yourself、himself、herself、itself)
- 複数形はすべてselvesで終わる(ourselves、yourselves、themselves)
この語尾の違いを覚えるだけで、単数か複数かを間違えることはなくなるはずです💪✨
また、一人称(I、we)と二人称(you)は「所有格 + self/selves」の形になります。
myとselfでmyself、yourとselfでyourself、ourとselvesでourselvesという具合です。
三人称(he、she、it、they)は「目的格 + self/selves」の形です。
himとselfでhimself、herとselfでherself、themとselvesでthemselvesとなります。
この規則性を理解すれば、すべての再帰代名詞を論理的に導き出すことができます💫
英語の文法の中でも、再帰代名詞は比較的パターンが明確な項目です。
2. 主格との関係をしっかり理解する
それぞれの主格(I、you、he、she、it、we、they)から、どの再帰代名詞が派生するかを覚えましょう。
- I → myself
- you(単数) → yourself
- he → himself
- she → herself
- it → itself
- we → ourselves
- you(複数) → yourselves
- they → themselves
この対応関係を一覧表で何度も確認し、自然に口から出てくるまで練習することが重要です。
特に三人称単数(he、she、it)の区別は、日本語にはない概念なので、意識して覚える必要があります🔥
英語学習の過程で、これらの対応をしっかり頭に入れることが大切です。
3. 例文の中で覚える
単語だけを暗記するよりも、実際の文の中で覚える方が効果的です。
再帰代名詞がどのような場面で使われるかを理解することで、自分でも使えるようになります💡
よく使われる動詞と組み合わせて覚えましょう。
例えば、
- enjoy oneself(楽しむ)
- help oneself(自由に取る)
- introduce oneself(自己紹介する)
- hurt oneself(ケガをする)
- teach oneself(独学する)
などです。
これらの表現を例文と一緒に覚えることで、再帰代名詞の使い方が自然と身につきます。
英語を勉強する際は、単語の丸暗記よりも、文脈の中で学ぶことを心がけましょう💫
4. 日常会話でよく使う表現から覚える
再帰代名詞を使った表現の中には、日常会話で頻繁に使われるものがあります。
まずはこれらから覚えることをおすすめします。
- Enjoy yourself!(楽しんでね!)
- Be yourself.(自分らしくいてね)
- Help yourself.(ご自由にどうぞ)
- Take care of yourself.(体に気をつけてね)
- Make yourself at home.(くつろいでね)
これらは挨拶や日常的な会話でよく使われるフレーズです。
このような実用的な表現から始めることで、勉強のモチベーションも上がります🚀
英語を話す機会があれば、積極的にこれらの表現を使ってみましょう。
5. 注意すべきポイント
再帰代名詞を学習する際に、多くの人が混同しやすいポイントがあります。
まず、所有代名詞(mine、yours、his、hers、ours、theirs)と混同しないように注意しましょう⚠️
所有代名詞は「私のもの」「あなたのもの」という意味で、再帰代名詞とは全く異なる語です。
また、三人称単数の形には特に注意が必要です👀
himselfとherselfは主語がheかsheかで使い分けます。
itselfは動物や物に使います。
"The cat hurt himself"ではなく"The cat hurt itself"が正しい形です(ただし、ペットを家族のように扱う場合はhimselfやherselfを使うこともあります)。
さらに、再帰代名詞が必要な場面と必要ない場面を区別することも重要です。
例えば、"I washed my hands"(私は手を洗いました)では、再帰代名詞は使いません。
自分の体の一部を洗う場合は、所有格(my、your、hisなど)を使うのが普通です。
一方、"I washed myself"(私は体を洗いました)では、再帰代名詞を使います。
【場面別・レベル別】再帰代名詞の例文一覧
ここでは、再帰代名詞を使った例文を、レベル別に紹介します。
初級から上級まで、段階的に学習することで、より深い理解につながります 🌟
初級レベル(基本的な使い方)
まずは、再帰代名詞の基本的な使い方を含む簡単な例文から始めましょう。
- I wash myself every morning.(私は毎朝、体を洗います)
- You should take care of yourself.(あなたは自分の体を大切にするべきです)
- He cut himself while cooking.(彼は料理中に自分を切ってしまいました)
- She looked at herself in the mirror.(彼女は鏡で自分を見ました)
- The cat cleaned itself.(猫は自分の体をなめてきれいにしました)
- We enjoyed ourselves yesterday.(私たちは昨日楽しみました)
- You can do it by yourselves.(あなたたちは自分たちでできますよ)
- They introduced themselves to us.(彼らは私たちに自己紹介しました)
これらの例文では、主語と目的語が同じ人や物を表しているため、再帰代名詞が使われています。
日本語では「自分」という一語で表現できますが、英語では主語に応じて適切な再帰代名詞を選ぶ必要があります。
I、you、he、she、it、we、theyそれぞれに対応する再帰代名詞を使い分けることが大切です。
中級レベル(慣用表現を含む)
次に、再帰代名詞を使った慣用表現を含む例文を見ていきましょう。
- She found herself in a difficult situation.(彼女は困難な状況にいる自分に気づきました)
- We should prepare ourselves for the worst.(私たちは最悪の事態に備えるべきです)
- They made themselves comfortable in the living room.(彼らはリビングルームでくつろぎました)
- Please help yourself to some coffee.(コーヒーをご自由にどうぞ)
- I taught myself how to code.(私は独学でプログラミングを学びました)
- He prides himself on his cooking skills.(彼は自分の料理の腕前を誇りにしています)
- You need to believe in yourself more.(あなたはもっと自分を信じる必要があります)
- The children behaved themselves at the restaurant.(子どもたちはレストランで行儀よくしていました)
これらの例文には、
- "find oneself"(気づいたら〜の状態にいる)
- "prepare oneself"(準備する)
- "make oneself comfortable"(くつろぐ)
- "help oneself"(自由に取る)
- "teach oneself"(独学する)
- "pride oneself on"(〜を誇りにする)
- "believe in oneself"(自分を信じる)
- "behave oneself"(行儀よくする)
といった表現が含まれています。
上級レベル(複雑な文法構造)
最後に、より複雑な文法構造の中で再帰代名詞が使われている例文を紹介します。
- He blamed himself for not studying harder, even though the exam was extremely difficult.(試験が非常に難しかったにもかかわらず、彼はもっと勉強しなかったことで自分を責めました)
- The problem will solve itself over time if we just leave it alone.(その問題は、私たちが放っておけば時間とともに自然に解決するでしょう)
- She found herself thinking about the conversation long after it had ended.(彼女は会話が終わってからずっと後まで、そのことについて考えている自分に気づきました)
- Make yourself comfortable while you wait for the doctor to see you.(医師に診てもらうのを待つ間、くつろいでいてください)
- They congratulated themselves on having completed the project ahead of schedule.(彼らは予定より早くプロジェクトを完了させたことで、自分たちを褒めました)
- I reminded myself to stay calm in stressful situations.(私はストレスの多い状況では冷静でいるよう自分に言い聞かせました)
- The company prides itself on its commitment to environmental sustainability.(その会社は環境の持続可能性への取り組みを誇りにしています)
- You should ask yourself whether this decision aligns with your long-term goals.(この決断が長期的な目標と合致しているかどうか、自分自身に問いかけるべきです)
これらの例文では、再帰代名詞が複雑な文脈や長い文の中で使われています。
接続詞、関係代名詞、不定詞、動名詞などと組み合わされることで、より高度な英語表現が可能になります🙆♀️
場面別の例文を通して、再帰代名詞がさまざまな状況で使われることがわかります。
日常会話から学術的な文章まで、再帰代名詞は英語のあらゆる場面で必要とされる重要な文法項目です。
人称代名詞すべての種類を整理【主格・所有格・目的格・所有代名詞・再帰代名詞】
ここまで再帰代名詞について詳しく解説してきましたが、人称代名詞の全体像を理解することも大切です。
英語の人称代名詞には5種類があり、それぞれ異なる役割を持っています 🎓
5種類の人称代名詞とその用途
- 主格:文の主語として使う(I、you、he、she、it、we、they)
- 所有格:名詞を修飾し、所有を表す(my、your、his、her、its、our、their)
- 目的格:動詞や前置詞の目的語として使う(me、you、him、her、it、us、them)
- 所有代名詞:「〜のもの」という意味を表す(mine、yours、his、hers、ours、theirs)
- 再帰代名詞:「〜自身」という意味を表す(myself、yourself、himself、herself、itself、ourselves、yourselves、themselves)
これらの5種類を表にまとめると、以下のようになります。
人称 | 主格 | 所有格 | 目的格 | 所有代名詞 | 再帰代名詞 |
|---|---|---|---|---|---|
一人称単数 | I | my | me | mine | myself |
二人称単数 | you | your | you | yours | yourself |
三人称単数(男性) | he | his | him | his | himself |
三人称単数(女性) | she | her | her | hers | herself |
三人称単数(物・動物) | it | its | it | - | itself |
一人称複数 | we | our | us | ours | ourselves |
二人称複数 | you | your | you | yours | yourselves |
三人称複数 | they | their | them | theirs | themselves |
それぞれの使い分けと文法上の役割
主格は文の主語として使います。動詞の前に置かれ、「誰が」「何が」を表します。
- I study English every day.(私は毎日英語を勉強します)
- She is a teacher.(彼女は教師です)
- They are my friends.(彼らは私の友達です)
英語の文では、主格が文の最初に来ることが多く、文の構造を決定する重要な要素です。
所有格は名詞の前に置いて、その名詞が誰のものかを示します。「私の」「あなたの」「彼の」という意味です。
- This is my book.(これは私の本です)
- Your idea is great.(あなたのアイデアは素晴らしいです)
- Their house is big.(彼らの家は大きいです)
目的格は動詞や前置詞の後ろに置いて、動作の対象を表します。
- He loves me.(彼は私を愛しています)
- I gave her a present.(私は彼女にプレゼントをあげました)
- This is for you.(これはあなたのためです)
所有代名詞は「〜のもの」という意味を表し、名詞を伴わずに単独で使います。
- This book is mine.(この本は私のものです)
- Is this pen yours?(このペンはあなたのものですか?)
- The red car is theirs.(赤い車は彼らのものです)
再帰代名詞は、この記事で詳しく解説してきたように、「〜自身」という意味を表します。
- I did it myself.(私は自分でそれをしました)
- He hurt himself.(彼は自分を傷つけました)
- We enjoyed ourselves.(私たちは楽しみました)
英語学習者がよく間違えるポイント
人称代名詞の使い分けでは、いくつかのよくある間違いがあります。
主格と目的格の混同
まず、主格と目的格の混同です。
"He and me went to the store"ではなく、"He and I went to the store"が正しい形です🙆♀️
主語の位置には主格を使います。
英語では、この区別が日本語よりも重要です。
所有格と所有代名詞の混同
次に、所有格と所有代名詞の混同です。
"This is my"ではなく、"This is mine"が正しいです。所有格の後ろには必ず名詞が必要ですが、所有代名詞は単独で使えます。
再帰代名詞を使うべきでない場面
また、再帰代名詞を使うべきでない場面で使ってしまう間違いもあります。
例えば、"I washed myself hands"ではなく、"I washed my hands"が正しいです。体の一部を洗う場合は所有格を使います。
再帰代名詞を使うべき場面
逆に、再帰代名詞を使うべき場面で使わない間違いもあります。
"He introduced him"では意味が通じません。
"He introduced himself"が正しい形です🙆♀️
これらの使い分けは、たくさんの例文に触れることで自然と身につきます。
文法規則を覚えるだけでなく、実際の英語の中でどう使われているかを観察することが大切です🔥
人称代名詞の5種類をすべて理解し、適切に使い分けられるようになることは、英語の基礎力を固める上で非常に重要です。
この記事で再帰代名詞について深く学んだことで、人称代名詞全体の理解も深まったはずです💫
英語の再帰代名詞を自然に使えるようになるには?
再帰代名詞のルールを理解するだけでは、英語の会話の中でスッと出てこないこともあります。
たとえば “I taught myself English.” のように、文の流れの中で「myself」「yourself」が自然に使えるようになるには、実際の英語表現にたくさん触れることが大切です🎧✨
Migaku の英語コースでは、日常会話でよく使われる英単語1,500語と、「this / that」「can / will」「myself / yourself」などの基本文法を、音声付きの例文を通して実践的に学べます。
英語を“覚える”だけでなく、“使える”ようになる。
そんな感覚を、毎日の学習の中で少しずつ身につけていきましょう🌱
まとめ:英語の再帰代名詞をしっかり理解して使いこなそう
再帰代名詞(reflexive pronoun)は、「主語と同じ人を目的語で指す」英語の大切な文法ポイントです。
myself / yourself / himself / themselves のように、人称代名詞+self/selvesで構成される形を覚えておくと、使い方がぐっと理解しやすくなります。
使う場面は「自分に向かう動作」や「自分で行うこと」を表すとき。
再帰代名詞を正しく使えるようになると、英語の文がより自然で、自信を持って話せるようになります🌱
英語のコンテンツに触れて、なんとなくわかる——を積み重ねる。
その繰り返しこそが、英語力を伸ばす確かな道。
Keep practicing and trust yourself — you’ve got this! 💪✨