英語の「’(アポストロフィー)」の使い方は?意味やsの位置、所有格や省略のルールを解説
最終更新日: 2025年10月21日

英語学習をしていると、「It’s」や「Tom’s」など、’(アポストロフィー) が頻繁に出てきますよね。
でも、英語を勉強している人の中には
- 「このsは複数形?所有格?」
- 「sはどこに付ければいいの?」
と迷う人は少なくありません。
この記事では、英語でのアポストロフィーの意味と使い方、所有や省略のルールをわかりやすく解説します💡
アポストロフィー(’)とは?英語での意味と役割
アポストロフィー(apostrophe)は、英語の文字の上に小さくつく「’」という記号のことです。
日本語にはない表現なので、最初は少し戸惑うかもしれません。
英語では、アポストロフィーを使うと次のような2つの意味を表します👇
- 1️⃣ 所有を示す(〜の〇〇)
- 2️⃣ 省略を示す(短縮形)
この2つを理解すれば、英語のsの使い方もスッキリ整理できます✨
英語のアポストロフィーの使い方
英語のアポストロフィーの使い方には、主に「所有」と「省略」の2つがあります。
ここでは、アポストロフィーの主な使い方について簡単に見ていきましょう👀
所有を表す ’s(Possessive)
- 英:Tom’s bag
- 日:トムのバッグ
- 英:The cat’s toy
- 日:猫のおもちゃ
英語の名詞に ’s をつけることで、「〜の」 という所有格の表現になります。
省略を表す ’(Contraction)
- I’m(I am)
- don’t(do not)
- can’t(cannot)
英語では発音をスムーズにするために単語を省略する場合があり、そのときに’(アポストロフィ)を使います。
所有を表すアポストロフィーの使い方
ここでは、所有を表すアポストロフィー(Possessive ’s)の使い方について詳しく解説します。
名詞+’s で「〜の〇〇」を表す場合
英語の所有を表す基本ルールはとてもシンプルです。
名詞の後に ’s をつけるだけ!💫
例:
- 英:Emma’s car
- 日:エマの車
- 英:the dog’s tail
- 日:犬のしっぽ
このように、所有格では 人や動物の持ち物を表す ことが多いです。
複数形の名詞に使う場合(複数+’)
名詞がすでに sで終わる複数形 の場合は、’ だけをつけます。
例:
- 英:the students’ classroom
- 日:生徒たちの教室
- 英:the teachers’ lounge
- 日:先生たちの部屋
📘 複数形と所有格の違い を確認しておきましょう。
- apples(複数)=りんごたち
- apple’s(所有)=りんごの〇〇
sの後に’をつけるだけで、意味がガラッと変わります!💪
🔹 sで終わる単語・名前の場合(Jamesなど)
sで終わる名前 にアポストロフィーをつける場合、2通りの表現があります。
- James’s book ✅(ジェイムズィズ)
- James’ book ✅(ジェイムズ)
どちらも正解ですが、アメリカ英語ではJames’s の方が一般的です。
💡 ポイント 💡
英語の書き方はスタイルによって変わるので、使う方を統一するのがポイントです💡
🔹 複数の所有者を表す場合
2人以上の人が同じものを所有しているときは、最後の名詞のみに’s をつけます。
- 英:Tom and Mary’s house
- 日:トムとメアリーの家
それぞれが別のものを所有している場合は、両方に’sをつける のが英語のルール。
- 英:Tom’s and Mary’s cars
- 日:トムとメアリーの車
🔹 所有を表してもアポストロフィーを使わない場合
代名詞(its, hers, yours, ours, theirs, whose)はすでに所有格の形なので、アポストロフィは不要です。
- ❌ it’s tail → 「it is(それは)」になってしまうので間違い🙅♀️
- ✅ its tail → 「それのしっぽ」🙆♀️
ここは英語学習者が間違えやすいポイントなので注意⚠️
省略を表すアポストロフィーの使い方
次に、ここでは、省略を表すアポストロフィー(Contraction)について分かりやすく解説します。
主語+be動詞の省略
- I am → I’m
- You are → You’re
- He is → He’s
主語+助動詞の省略
- I will → I’ll
- You would → You’d
- They have → They’ve
否定形の省略
- do not → don’t
- cannot → can’t
- will not → won’t
英語の短縮形は、会話やSNSでよく使われますが、フォーマルな文書では避ける 方がベターです。
この省略ルールを覚えておくと、英語の文がぐっとナチュラルになります🌈
【例外ルール】複数を表すアポストロフィー
アポストロフィは、英語の文字や数字の複数形を表す場合 にだけ特別に使われることがあります。
- Mind your p’s and q’s(言葉づかいに注意して)
- the 1990’s(1990年代)
でも、普通の名詞の複数形では使わないのが正解です。
- ❌ apple’s → 所有を表してしまうためNG
- ✅ apples → 正しい複数形🍎
アポストロフィーとクオーテーションの違い
英語では、’(アポストロフィー) と ‘ ’(シングルクオート) が見た目は似ていますが、まったく別の役割を持ちます。
記号 | 使い方 | 例 |
|---|---|---|
’(アポストロフィー) | 所有・省略を表す | It’s cold today. |
‘ ’(クオーテーション) | 引用・セリフを表す | He said, ‘I’m tired.’ |
アポストロフィの入力方法と確認のコツ💻
- PCの場合:Shift + 7(US配列)で入力
- スマホの場合:「?123」→「’」をタップ
文字スタイルには
'(直線型)’(曲線型)
の2種類がありますが、どちらでもOK。
印刷や出版では後者の曲線型が好まれます✨
英語のアポストロフィーの使い方まとめ📝
用途 | 方 | 例 | 注意点 |
|---|---|---|---|
所有 | ’s / s’ | Tom’s book / students’ room | 名詞のsの後に’をつける場合あり |
省略 | be動詞・助動詞・否定形 | I’m / don’t / won’t | 会話・日常表現でよく使う |
複数 | 文字や数字 | 1990’s / p’s and q’s | 名詞の複数形には使わない |
不使用 | its, whose など | its color / whose idea | 所有格で’は不要 |
自然に“使える英語”を身につけよう!
英語で文法や句読点(’)のルールを学ぶのは大切ですが、実際に「使える英語」にすることが何より大事です📘✨
たとえば、
- “It’s” と “Its” の違いを理解したら、会話や日記で実際に使ってみる
- 所有格の’を使って “My friend’s idea” と言ってみる
こうした小さなアウトプットの積み重ねが、英語力の伸びにつながります🌿
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英語学習のゴールは、“知識”よりも“使える力”。 今日から一歩ずつ、英語に触れる習慣を積み重ねていきましょう💪🌍
アポストロフィーは一見小さいけど大事な英語の記号
今回の記事では、英語のアポストロフィー(’)の意味と使い方を解説しました。
’(アポストロフィー)は英語の中で意味を正確に示す大切な記号です。
特に大切なのはこのポイント👇
✅ “’s” は「所有」や「省略」を表す大事な記号! ✅ sの後に’をつける場合や、複数形との違いを理解することで、英文の正確さがグッと上がります✨
英語の文法や句読点は、最初は少しややこしく感じても大丈夫。
英語のコンテンツに触れて、「なんとなくわかる」——を積み重ねる。
その繰り返しこそが、英語力を伸ばす確かな道。
アポストロフィーのルールをマスターして、英語表現の幅をどんどん広げていきましょう🚀✨
Keep going, have fun, and enjoy your English journey!