ワーホリ到着前にCommonwealth銀行口座をオンラインで開設する手順
最終更新日: 2026年5月30日

オーストラリアでのワーキングホリデーを始めるなら、Commonwealth Bank(CBA)の口座は到着の最大14日前からオンラインで申し込みが可能です。出国前に申込みを済ませておけば、現地到着後はパスポート提示と本人確認のみで日常使いのデビットカードと口座が使える状態になります。
Last updated: May 30, 2026
なぜCommonwealth Bankがワーホリ初期口座として選ばれるのか
CBAはオーストラリア4大銀行のひとつで、2026年時点で全国に支店950店舗、CommBank ATMおよびBankwest ATMを4,000台以上保有しています。地方部のファーム就労や移動が多いワーホリ生活でも、現金引き出しや店頭手続きでつまずきにくいのが利点です。
また、海外居住者向けの「Moving to Australia(MTA)」ポータルからオンラインで事前申込みできるため、給与受取口座を到着初週から準備できます。Subclass 417(ワーキングホリデー)は申込対象ビザに含まれていますが、観光ビザ(subclass 600、601、651)保有者は対象外なので注意してください。
申込みの前提条件と対象者
オンライン事前開設を利用するための主な条件は次のとおりです。
- 18歳以上である
- オーストラリアに入国予定、または入国後12ヶ月以内
- 入国前申込みの場合は、到着の最大14日前から申込可能
- ワーホリ(Subclass 417)など、就労権付きの対象ビザを保有している
- 各外国税務居住国のTIN(日本の場合はマイナンバー)を提示できる
ワーキングホリデービザ(Subclass 417)は日本国籍の場合18〜30歳が対象で、ビザ申請料はAUD$650、滞在資金としてAUD$5,000以上の証明が求められます(2026年)。ビザの処理時間中央値は1日、90パーセンタイルでも39日とされていますが、口座申込と並行して早めに済ませておくのが無難です。
オンライン開設の手順
出国前の流れは以下の通りです。
- CBA公式サイトの「Moving to Australia」ページにアクセスする
- 「Open an account before you arrive」から申込みフォームを起動
- パスポート情報、現住所、オーストラリアでの予定滞在先住所を入力
- ビザ種別(Subclass 417など)と入国予定日を入力
- 外国税務居住国としての日本と、マイナンバー(TIN)を入力
- 口座種別(通常はEveryday Smart Access、必要に応じてNetBank Saverを追加)を選択
- 申込完了後に発行されるClient Numberと初期パスワードを保管
デビットMastercardを到着後に支店で受け取りたい場合、入国の7日以上前にオンライン申込を完了させておく必要があります。これより遅いと、現地到着後にあらためてカード発行手続きを行うことになります。
到着後にやるべきこと(重要な「20日ルール」)
入国後の対応を怠ると、せっかく開設した口座が自動閉鎖されます。
- 20日以内にCBA支店でID提示: パスポートを持参して本人確認を完了させる。これを怠ると口座は自動的に閉鎖される
- デビットMastercardの受取: 事前申込済みなら支店で即日受取が可能
- NetBankとCommBankアプリのアクティベート: ネット銀行と海外送金(IMT)の利用に必須
- 住所変更: シェアハウスや滞在先が決まったらNetBankで更新
支店での本人確認時には、パスポートに加えてビザ通知メール(VEVOで確認可能)を念のため持参するとスムーズです。
必要書類チェックリスト
書類 | 用途 | 備考 |
|---|---|---|
パスポート | 本人確認 | 有効期限が滞在期間を十分カバーするもの |
ワーホリビザ通知(Subclass 417) | 対象ビザの証明 | VEVOで電子確認も可 |
マイナンバー(TIN) | 外国税務居住国の納税者番号 | オンライン申込時に入力 |
豪州内の郵送先住所 | カード送付・TFN通知書送付先 | バックパッカー宿でも可 |
入国予定日の情報 | 14日前ルールの確認用 | フライト予約後に申込推奨 |
メールアドレスと携帯番号 | NetBank認証 | 日本の番号で初期登録可能 |
手数料とキャンペーン(2026年版)
Everyday Smart Accountの主な費用構造は次の通りです。
- 月額口座維持手数料: $4 AUD(毎月$2,000以上の入金、または30歳未満は免除)
- 外貨取引手数料(FX手数料): 3.50%(Stay or Goによる2026年5月16日時点の検証)
- 海外ATM出金: ASB銀行ATM(NZ)またはCBA ATM(豪州外)で$2 AUD、その他海外ATMは$5 AUD + 取引額の3%
- デビットカード1日あたり限度額: $2,000 AUD
- Cardless Cash(カードレス出金)1日上限: $200 AUD
- 海外送金(IMT): NetBank/アプリ経由でAUDから外貨への送金は手数料$0、コルレス銀行手数料もCBA負担
- 支店での海外送金: $30 AUD/件、AUD→AUD送金は$22 AUD/件
ワーホリ世代の多くは30歳未満なので、月額手数料は実質無料になります。
進行中のキャンペーン
- 新規Smart Account開設キャッシュバック: 2026年5月7日〜6月30日の期間、Amazon、Chemist Warehouse、Uber、Uber Eatsの各店舗で$10ずつ、最大$40 AUDのキャッシュバック
- NetBank Saver初回金利: 2026年5月15日以降の開設で5.20% p.a.(変動)が5ヶ月間、以降は標準2.10% p.a.
- IMT優遇為替レート: MTAポータル経由で2025年12月15日〜2026年9月30日に開設すると、海外送金の優遇レート対象(18歳以上、到着14日以内または到着後12ヶ月未満が条件)
TFN(Tax File Number)の取得
給与から正しい税率で源泉徴収されるためにはTFNが必須です。TFNを提供しないと、最高税率45%で課税されます。
- 取得費用: 無料
- 申請方法: 豪州到着後、ATOのIndividual Auto Registration(IAR)でオンライン申請
- 必要なもの: パスポート、就労権付きビザ、豪州内郵送先住所
- 発行までの期間: 申請後最大28日以内に郵送される
雇用主がWHM雇用者として正しく登録されていれば、ワーホリ就労者の所得税率は最初の$45,000まで15%、$45,000〜$135,000は30%(2025-26年度)です。なお、同一雇用主のもとで働けるのは原則6ヶ月までで、セカンドWHV取得には指定地域での88日(約3ヶ月)の特定業務、サードWHVには6ヶ月の特定業務が必要です。
よくある落とし穴
- 20日ルールを忘れる: 旅行に夢中で支店に行きそびれ、口座が閉鎖されたケースが少なくない
- デビットカードの事前申込みを到着7日前を切ってから行う: 支店受取ができず、シェアハウス住所に郵送する手間が増える
- TIN(マイナンバー)を持参しない: オンライン申込時または支店ID確認時に詰まる
- 観光ビザで入国してからワーホリに切り替える計画: 観光ビザでは事前口座開設の対象外
- TFNを取らずに働き始める: 給与から45%源泉徴収され、後の確定申告まで手取りが大きく減る
- 出国時に口座解約を忘れる: 月額手数料の発生や、不要な税務居住者扱いを避けるため、解約は支店または電話132 221(6時〜22時)で出国前に済ませる
FAQ
Q. 日本にいる間にデビットカードは届きますか?
A. 物理カードは原則オーストラリア国内の住所宛て、または支店受取になります。出国前にデジタルカードの利用ができる場合もあるため、NetBankアプリの案内を確認してください。
Q. 口座開設に英語力はどの程度必要ですか?
A. オンラインフォームは英語のみですが、項目は氏名、住所、ビザ種別など定型的なものが中心です。支店でのID提示時も、提示書類が揃っていれば短時間で完了します。
Q. 滞在先住所がまだ決まっていない場合は?
A. 申込時は最初に滞在予定のホステルやバックパッカー宿の住所で構いません。滞在先が決まり次第NetBankで更新できます。
Q. NetBank Saverは必要ですか?
A. 給与の一部を貯蓄に回したい場合に便利です。初回5ヶ月間の優遇金利を活用したいなら、Smart Accountと同時に開設しておくのが効率的です。
Q. 他の国のワーホリ口座事情も知りたい場合は?
A. ニュージーランドの主要銀行を比較した記事があるので、ワーホリ先を検討中の方はニュージーランド銀行口座を比較も参考になります。アイルランド方面ならアイルランドの税金申告を徹底解説、英国系のルーツがある方はAncestry Visaとは?祖父母がイギリス系も合わせてどうぞ。
手数料、税率、キャンペーン内容は頻繁に変更されます。最新情報はCommonwealth Bank公式(commbank.com.au)、ATO(ato.gov.au)、Department of Home Affairs(immi.homeaffairs.gov.au)の各サイトで確認してください。
オーストラリアでのワーホリ生活は、現地スタッフや雇用主との英語コミュニケーションが日々の質を大きく左右します。出発前から英語の生活会話に慣れておきたいなら、Migakuはオーストラリアのドラマやニュースをそのまま教材化できるツールとして役立ちます。