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英語の昔のイディオム:古い表現と現代フレーズ

最終更新日: 2026年2月6日

昔を表すイディオム:過去 - Banner

英語を勉強していると、ネイティブスピーカーが使う古いイディオムに出会うことがあります。物語や歴史から生まれた表現は、語源を知ると面白いのですが、中には今使うと少し古臭く感じられるものもあります。今回は、昔からある英語のイディオムとその意味、そして現代でも使えるのかどうかを紹介していきます。

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物語から生まれた昔のイディオム

英語のイディオムの多くは、古い物語や文学作品から生まれました。これらの表現は何百年も前から使われていて、今でも英会話で聞くことがあります。

"Bite the bullet"(バイト・ザ・ブレット)

「困難な状況に耐える」という意味のイディオムです。昔、麻酔がなかった時代に、兵士が手術中に痛みを我慢するために弾丸を噛んだという話から来ています。現代でも「嫌なことだけど、やらなきゃいけない」という場面でよく使われる表現です。

例:

  • I had to bite the bullet and tell my boss the truth.
    上司に本当のことを言わなければならなかった

"Turn a blind eye"(ターン・ア・ブラインド・アイ)

「見て見ぬふりをする」という意味です。イギリスの提督ネルソンが、片目が見えなかったため、上官の命令を無視するときに望遠鏡を見えない方の目に当てたという逸話から生まれました。この表現は今でも英会話で使われています。

"Mad as a hatter"(マッド・アズ・ア・ハッター)

「完全におかしい」という意味のイディオムです。19世紀の帽子職人が、帽子作りに使う水銀で中毒になり、精神的な問題を抱えることが多かったことから来ています。ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』にも登場する表現ですが、現代ではあまり使われません。代わりに "crazy" や "insane" という単語の方が一般的です。

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古臭い英語表現と現代の代替フレーズ

時代とともに、イディオムの使い方も変わってきました。昔はよく使われていた表現でも、今使うと古い感じがするものがあります。

"Gadzooks!"(ガッズークス)

17世紀から18世紀にかけて使われていた驚きを表す言葉です。"God's hooks"(神の釘)という意味で、キリストが十字架に打ち付けられた釘を指しています。現代では完全に死語になっていて、使う人はほとんどいません。代わりに "Wow!" や "Oh my!" を使う方が自然です。

"Heavens to Betsy!"(ヘブンズ・トゥ・ベッツィ)

これも驚きを表す古いフレーズで、19世紀のアメリカでよく使われていました。語源ははっきりしていませんが、今では年配の人が使う古臭い表現という印象があります。

"Courting"(コーティング)

昔は「デートする」という意味で使われていた単語です。特に結婚を前提とした交際を指していました。現代では "dating" という言い方が一般的で、"courting" を使うと非常に古風な感じがします。

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今でも使える歴史的なイディオム選

古いイディオムの中には、今でも日常的な英会話で使われているものもたくさんあります。ここでは、知っておくと便利な表現を紹介します。

"Break the ice"(ブレイク・ジ・アイス)

「緊張した雰囲気を和らげる」という意味です。昔、船が氷を砕いて航路を開くことから来た表現で、現代でもビジネスシーンや初対面の場面でよく使われます。

例:

  • He told a joke to break the ice at the meeting.
    彼は会議で場を和ませるために冗談を言った

"Spill the beans"(スピル・ザ・ビーンズ)

「秘密をばらす」という意味のイディオムです。古代ギリシャで、豆を使って投票していたときに、誰かが誤って豆をこぼしてしまい、投票結果が早くわかってしまったという話から来ています。今でもカジュアルな英会話でよく使われる表現です。

"Cost an arm and a leg"(コスト・アン・アーム・アンド・ア・レッグ)

「非常に高価である」という意味です。第二次世界大戦後に広まった表現で、兵士が腕や脚を失うほどの犠牲を払ったことから来ているという説があります。現代でも日常的に使われています。

例:

  • That new car cost me an arm and a leg.
    あの新車はすごく高かった
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イディオムの語源を知る重要性

英語のイディオムを学ぶとき、その語源を理解すると記憶に残りやすくなります。慣用句は単語の意味だけでは理解できない場合が多いため、背景にある物語や歴史を知ることが大切です。

"Bury the hatchet"(ベリー・ザ・ハチェット)

「和解する」という意味で、アメリカ先住民が平和条約を結ぶときに、武器である斧を地面に埋めたという習慣から来ています。この語源を知っていると、なぜ「斧を埋める」が「仲直りする」という意味になるのか理解できます。

"Let the cat out of the bag"(レット・ザ・キャット・アウト・オブ・ザ・バッグ)

「秘密を漏らす」という意味です。昔、市場で豚を袋に入れて売っていたのですが、詐欺師が豚の代わりに猫を入れて売ることがあり、袋を開けると猫が飛び出して詐欺がバレたという話から来ています。

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「古臭い」を表す英語表現

イディオム自体が古いかどうかを説明するときにも、英語にはいくつかの表現があります。

  1. "Old-fashioned"(オールド・ファッションド)は「古風な」という意味で、最も一般的な言い方です。
  2. "Dated"(デイティッド)は「時代遅れの」、"Archaic"(アーケイック)は「古語の」という、より強い表現になります。
  3. スラングでは "cheesy"(チージー)や "corny"(コーニー)という言葉も使われます。これらは「ダサい」「古臭くて恥ずかしい」というニュアンスがあります。
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現代英会話で避けたい古いフレーズ

英語学習者として、古すぎるイディオムを使ってしまうと、ネイティブスピーカーに違和感を与えることがあります。

"Balderdash!"(ボルダーダッシュ)

「ナンセンス!」という意味の古い言葉です。16世紀から使われていますが、現代では "nonsense" や "rubbish" の方が自然です。

"Good show!"(グッド・ショウ)

イギリス英語で「よくやった!」という意味ですが、かなり古い表現です。今は "Well done!" や "Great job!" を使う方が一般的です。

"Fancy that!"(ファンシー・ザット)

「まあ、驚いた!」という意味の古いイギリス英語です。現代では "Imagine that!" や "Really?" の方がよく使われます。

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イディオムを効果的に学ぶ方法

英語のイディオムを学ぶとき、ただ暗記するだけでなく、実際の使い方を見ることが大切です。映画やドラマ、ポッドキャストなどで、ネイティブスピーカーがどのような場面でどんなイディオムを使っているかを観察すると、自然な使い方が身につきます。

また、古いイディオムと現代的な表現の両方を知っておくと、文学作品を読むときにも役立ちますし、年配のネイティブスピーカーとの会話でも困りません。ただし、自分が実際に使うときは、現代でもよく使われている表現を選ぶ方が安全です。

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