英語 will と shall の違いを徹底解説
最終更新日: 2026年2月27日

英語を勉強していると、will と shall の使い分けで迷うことがありますよね。どちらも未来を表すことができるのに、なぜ2つの語があるのか。実は、この2つには歴史的な背景と現代英語での使い方に大きな違いがあります。今回は、will と shall の違いを具体的な例文とともに解説していきます。
will と shall の基本的な違い
will と shall は、どちらも未来を表す助動詞ですが、現代英語では使用頻度に大きな差があります。
will は現代英語で最も一般的な未来表現です。カジュアルな会話から正式な文章まで、あらゆる場面で使われます。一方、shall は古風な印象があり、特にアメリカ英語ではほとんど使われなくなっています。イギリス英語では今でも一部の表現で残っていますが、日常会話では will が圧倒的に多いです。
伝統的な英文法では、一人称(I、we)には shall、二人称・三人称(you、he、she、they)には will を使うという区別がありました。しかし、この規則は現代ではほぼ無視されています。実際のネイティブスピーカーは、ほとんどの場合 will を使います。
will の使い方と意味
will は未来の予定、意志、約束など、幅広い意味を表すことができます。
「I will call you tomorrow.」(明日電話します)のように、単純な未来の予定を表すときに使います。また、「I will help you.」(手伝います)のように、話し手の意志や決意を示すこともできます。
依頼や提案の表現としても will は非常に便利です。「Will you help me?」(手伝ってくれますか?)は丁寧な依頼表現として日常的に使われます。また、「I'll open the window.」(窓を開けましょう)のように、その場で決めた行動を表すときにも will を使います。
現代英語では、will の短縮形「'll」が会話でよく使われます。「I'll」「you'll」「we'll」など、自然な英語を話すためには、この短縮形に慣れることが大切です。
shall の使い方と意味
shall は現代英語では限られた場面でしか使われませんが、完全に消えたわけではありません。
最も一般的な shall の使い方は、一人称の疑問文での提案や申し出です。「Shall I help you?」(お手伝いしましょうか?)や「Shall we go?」(行きましょうか?)という表現は、今でも使われます。特に「Shall we...?」は「Let's...」よりもやや丁寧な提案として機能します。
Will we と shall we の違いは?
「Will we go?」と「Shall we go?」には微妙なニュアンスの違いがあります。
- 「Will we go?」は単純に「私たちは行くのか?」という未来の予定を確認する質問です。
- 一方、「Shall we go?」は「一緒に行きませんか?」という提案や誘いの意味が強くなります。
May I help you と shall I help you の違いは?
- 「May I help you?」は「お手伝いしてもよろしいですか?」という許可を求める丁寧な表現です。店員がよく使うフレーズですね。
- 「Shall I help you?」は「お手伝いしましょうか?」という申し出で、より積極的に手助けを提案するニュアンスがあります。どちらも丁寧ですが、shall の方がやや古風な印象を与えます。
英文契約書での shall と will の違い
法律文書や契約書では、shall と will は明確に区別されます。
契約書では、shall は義務を表します。「The seller shall deliver the goods by May 1st.」(売り手は5月1日までに商品を納品しなければならない)のように、必ず実行しなければならない義務を示すときに使われます。
一方、will は単純な未来や予測を表します。「The price will be adjusted annually.」(価格は毎年調整される予定です)のように、義務ではなく予定や見込みを述べるときに使います。
この区別は法的文書では非常に重要です。契約書を読むときや作成するときは、shall が使われている箇所は法的義務を意味していると理解する必要があります。
現代英語での使用頻度
実際の英語使用データを見ると、will と shall の頻度差は明らかです。
現代のアメリカ英語では、shall の使用頻度は will の1%以下と言われています。日常会話では、ほとんど shall を聞くことはありません。イギリス英語でも、若い世代ほど shall を使わなくなっています。
ただし、「Shall we...?」という表現だけは例外です。この形は今でも広く使われており、特にイギリス英語では一般的です。また、正式な文章や法律文書では、shall が今でも重要な役割を果たしています。
英語学習の観点から言えば、まず will の使い方をしっかり身につけることが優先です。shall は、提案の「Shall we...?」と法律文書での義務表現を理解しておけば、実用上は十分でしょう。
まとめ:will と shall の使い分け
will は現代英語の標準的な未来表現で、あらゆる場面で使えます。意志、予定、約束、依頼など、幅広い意味を表すことができます。
shall は古風な表現ですが、「Shall we...?」(〜しましょうか?)や「Shall I...?」(〜しましょうか?)という提案・申し出の疑問文では今でも使われます。また、契約書では義務を表す重要な語として機能します。
普段の英語学習では、will を中心に勉強して、shall は特定の表現だけ覚えておくというアプローチが効率的です。実際の英語コンテンツに触れながら、これらの表現がどう使われているかを観察することが、自然な使い分けを身につける近道です。
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