Helloだけじゃない!英語の挨拶フレーズをシーン別に解説
最終更新日: 2025年8月18日

初対面の人に会ったとき、とりあえず「Hello」で乗り切っていませんか?
この記事では、日常・初対面・ビジネスの場面別に、すぐに使える英語の挨拶フレーズを紹介します。さらに、「挨拶のあと、何を言えばいいの?」という“沈黙問題”に対応できるひと言フレーズもセットで紹介。
もう「Hello」で終わらせない、会話につながる英語を身につけましょう。
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日常で使えるカジュアルな英語の挨拶
友達との何気ないやりとりや、街で誰かに声をかけるとき。そんな普段使い用の英語の挨拶は、少しくだけた表現が自然です。
ここでは Hi
/ Hey / Hello の使い分けや、会話のきっかけになるフレーズを紹介します。基本の挨拶:Hi / Hey / Hello の使い分け
どれも「こんにちは」と訳すことができますが、ニュアンスに少し違いがあります。
英語 | 説明 |
---|---|
Hi | 万能でフレンドリーな挨拶。 相手を問わず使えます。 |
Hey | カジュアル度高め。 友達や親しい人との間で使われますが、 初対面では避けたほうが無難。 |
Hello | ややフォーマルより。 目上の方やお店のスタッフにも使えます。 |
- Hi, how’s it going?
元気? - Hey! Long time no see.
お〜、久しぶり! - Hello, may I ask you something?
こんにちは、少しお伺いしてもいいですか? - Hey! You look awake for a Monday.
やあ、月曜にしては元気そうだね。
会話につなげる挨拶+ひと言フレーズ
「Hi」だけで終わると、その後の会話に困りがち。そんなときは、挨拶に一言を足してみましょう。天気や状況に触れるだけで、自然に会話が広がります。
挨拶+質問・話題を投げかける
- Hi! Busy day today?
やあ、今日は忙しそう? - Hey, how was your weekend?
ねえ、週末どうだった? - Hello! You look like you could use some coffee.
こんにちは、コーヒーが必要そうですね。 - Hi! Surviving the week so far?
やあ、今週なんとか乗り切れてる?
ひとこと返事の例
- Not bad, just tired from the weekend.
悪くないよ、週末疲れが少し残ってるかな。 - Pretty good! The weather’s helping.
天気も良くて、調子いいよ。 - I’ve been better, but coffee’s helping.
ベストではないけど、コーヒーに助けられてます。 - I need a weekend to recover from my weekend.
週末明けに、また週末が必要だよ。
初対面や紹介の場で使えるフォーマルな英語挨拶
カジュアルな挨拶は親しい間柄向け。ビジネスや初対面の人と会う場では、丁寧な言い回しを選ぶのがポイントです。
Nice to meet you の自然な使い方
定番の「Nice to meet you」
ですが、少し表現を変えるだけで印象が柔らかくなります。- It’s a pleasure to meet you in person.
直接お会いできて光栄です。 - So glad we finally got to meet.
やっとお会いできてうれしいです。 - Nice meeting you. I’ve heard great things.
お会いできてうれしいです。いろいろお噂は聞いています。
「Nice to meet you」に添える一言
- I’ve heard great things about you.
お話はよく伺っています。 - Finally putting a face to the name!
やっと名前と顔が一致しました! - Are you based in Tokyo as well?
東京が拠点ですか? - What brought you to this event?
このイベントにはどんなきっかけで来られたのですか。
相手に “Nice to meet you” と言われたときの自然な返し方
- Nice to meet you too. I’ve been looking forward to this.
こちらこそ、お会いできるのを楽しみにしていました。 - Likewise! I’ve heard your name a few times already.
こちらこそ!お名前は以前から耳にしていました。
自己紹介の英語フロー(名前+出身+ひと言)
ただ名前を言うだけでは会話が止まりがち。自己紹介は、「名前+出身地+ひと言」の 3 点セットを意識すると自然に続きます。
- I’m Yuki from Osaka. I just started working in Tokyo.
大阪出身のユキです。最近東京で働き始めました。 - My name is Ken. I work in marketing at a tech company.
ケンといいます。IT 企業でマーケティングを担当しています。 - I’m Aiko, born in Fukuoka, currently surviving Canadian winters.
アイコです。福岡出身で、今はカナダで冬の寒さに耐えて暮らしてます。 - I’m bad with names, but great with faces—so remind me if I mess up!
名前を覚えるのが苦手なのですが、顔はちゃんと覚える派です。間違えていたら教えてくださいね。 - Call me Yuta. I’m from Kyoto, but I’ve lived in more cities than I can count.
ユウタと呼んでください。京都出身ですが、数えきれないほどの街に住んできました。
「名前が覚えられない」時のスマートな対処法
会ったことはあるのに、名前が出てこない…。そんな場面、誰にでもあります。失礼にならないコツは、「聞き方」。ちょっとした一言で印象が変わります。
- I’m so sorry, could you remind me of your name?
すみません、お名前をもう一度教えていただけますか? - I’m terrible with names—please forgive me.
名前を覚えるのが苦手で…すみません。 - I know we’ve met, but I'm blanking here—what was your name again?
以前お会いしてますよね。お名前もう一度お聞きしてもいいですか。ど忘れしてしまって… - I remember your face like it’s my own… I just can’t put a name to it.
お顔は完璧に覚えてるんですが…お名前がどうしても思い出せなくて。
ビジネスシーンで使える丁寧な挨拶フレーズ
会議や面談の冒頭で使える一言
ビジネスの場では、第一印象が信頼感に直結します。カジュアルな「Hey」ではなく、場にふさわしい丁寧なフレーズを選びましょう。
- Good morning. Thanks for making time for me today.
本日はお時間をいただきありがとうございます。 - I’m glad we finally had a chance to meet.
やっとお会いできて嬉しいです。 - I’ve been looking forward to this meeting.
このミーティングを楽しみにしていました。 - Shall we get started?
では、始めましょうか。 - It’s always nice to put a face to the name.
お噂はかねがね伺っておりましたので、実際にお会いできて光栄です。 - Let’s get started—before the coffee wears off.
コーヒーの効果が切れる前に始めましょう。
ビジネスメールや電話の冒頭・締め方
丁寧な英語表現はメールや電話でも重要です。冒頭のあいさつと、自然な締めの一言をセットで覚えておくと便利です。
冒頭
- I hope this email finds you well.
お元気でお過ごしのことと思います。 - Thank you for your quick response.
迅速なご対応ありがとうございます。 - I’m reaching out regarding…
〜についてご連絡しております。
締めの言葉
- Please let me know if you have any questions.
ご不明な点があればお知らせください。 - I’m happy to clarify anything if needed.
ご不明点があれば、喜んでご説明いたします。 - Looking forward to your reply.
ご返信をお待ちしております。 - Thanks in advance for your response.
ご返信いただけますと幸いです。
一言で印象が変わる|カジュアル vs ビジネス英語の言い換え集
日常では OK でも、ビジネスでは軽く聞こえる英語表現もあります。ここでは、カジュアルな表現をビジネスシーンでも使えるように言い換えた、実用的なフレーズを紹介します。
カジュアル表現 | ビジネス向け表現 | 日本語訳 |
---|---|---|
What’s up? | How are you doing today? | 本日はいかがお過ごしですか? |
No worries. | That’s no problem at all. | 問題ございません。 |
Got it. | Understood. / I understand. | 承知いたしました。 |
Cool! | Sounds good. / That works for me. | 承知しました。問題ありません。 |
Hang on a sec. | Could you give me a moment? | 少々お時間をいただけますか? |
I’ll get back to you. | I’ll follow up with you shortly. | 後ほどご連絡いたします。 |
I don’t get it. | I’m not quite sure I understand. | 少々理解が追いついていないかもしれません。 |
Can you repeat that? | Would you mind repeating that? | 恐れ入りますが、もう一度お願いできますか? |
Yup / Nope | Yes / No | はい / いいえ |
Yeah, I got it. | Yes, I understand. | はい、理解しました。 |
Sure, why not? | Certainly. / Of course. | もちろんです。/ かしこまりました。 |
OK, I guess. | I suppose that would work. | それで問題なさそうです。 |
カジュアルでも失礼ではありませんが、少し丁寧に言い換えるクセをつけておくと信頼感につながります。
場面別・TPO で使い分ける英語の挨拶
相手や状況に応じて適切な表現を選ばないと、誤解を招いたり、失礼に思われたりすることがあります。ここでは、TPO(時・場所・状況)に応じた挨拶の使い分けを紹介します。
どんな場面でも好印象!ネイティブが使う万能挨拶フレーズ
初対面?久々の再会?TPO が曖昧な場面でも安心して使える、ネイティブがよく使う挨拶フレーズ集。丁寧すぎず、フレンドリーすぎない。そんな「ちょうどいい距離感」を作るのにぴったりの表現をご紹介します。
久しぶりにきちんと話せたときに
- It’s great to finally catch up.
ゆっくり話すことができてうれしいです。
イベント・パーティなどで予期せぬ再会があったときに
- I wasn’t expecting to run into you here—what a nice surprise!
ここでお会いできるなんて思いませんでした!
“How are you?” より丁寧でやわらかい表現
- I hope the week’s been treating you well.
今週は順調に進んでいますか。
オンラインでのやり取りが続いた相手に
- It's good to connect in person at last.
ようやく直接お会いできてうれしいです。
定期的に顔を合わせるけれど、そこまで親しいわけではない相手に
- Always good to run into you.
またお会いできてうれしいです。
相手の近況を気づかう自然なフレーズ
- How’s everything on your end?
そちらはお変わりありませんか?
使い回しの効く表現をいくつか持っておくだけで、急な会話の始まりでも慌てず対応できま
相手の表情・反応から TPO を読み取るヒント
挨拶に正解はありません。でも、「雰囲気を読む」力は、全体の印象を左右します。
相手の表情・距離感・言葉づかいなどを読み取り、丁寧すぎず、くだけすぎない絶妙な挨拶を選ぶのがポイントです。
フォーマルな雰囲気のとき
こんなサインがあったら:
- 表情が少し硬い、または最小限の反応
- 名字+敬称(Mr./Ms.)で呼ばれる
- 初対面/名刺交換の直後/セミフォーマルなイベント
→ 丁寧さ重視の挨拶で様子を見ましょう。
- Good morning. How are you today?
おはようございます。ご機嫌いかがですか? - Nice to meet you. Thank you for making the time.
お会いできてうれしいです。お時間いただきありがとうございます。 - Thank you for joining us today.
本日はご参加いただき、ありがとうございます。 - I’ve heard great things about your work.
お仕事のご活躍、よく耳にしております。
カジュアル・親しみやすい雰囲気のとき
こんなサインがあったら:
- 笑顔で気さくに話しかけてくる
- 下の名前で呼ばれる
- 冗談や打ち解けた話題が出てくる
- 以前に何度か会っている
→ カジュアルすぎず、でも固くなりすぎない挨拶を。
- Hey! Great to see you again.
やあ、また会えてうれしいです。 - Long time no see—how’ve you been?
お久しぶりです。元気でしたか? - You always pick the best spots.
さすが、いい場所をご存じですね。 - This place has great vibes, right?
ここ、雰囲気いいですよね。
迷ったら:相手に合わせて“ワンランク丁寧に”
フォーマル・カジュアルの中間くらいで「ちょうどいい」距離感をつくりたいときは、相手の挨拶に少し丁寧さを加えて返すのがコツ。
「Hi + 下の名前」で呼ばれたら
- Hi Mike! It’s great to see you. How have you been?
こんにちはマイク!お会いできてうれしいです。最近どうしてましたか?
「Good afternoon.」と挨拶されたら
- Good afternoon. I hope your day’s going well.
こんにちは。いい一日を過ごされていますか。
「Hey, how’s it going?」とカジュアルに聞かれたら
- Not too bad, thanks. How about yourself?
まあまあかな、ありがとう。そっちはどう?
英語での別れ方|印象を残す「ありがとう・さようなら」の伝え方
会話の終わり方は、第一印象と同じくらい大切。英語では、相手との関係性や場面に合わせて、別れの言葉を使い分けるのが一般的です。
ここでは、フォーマル・カジュアル両方の場面で使える自然な表現と、印象に残るひと言を紹介します。
Goodbye / See you / Take care の違いと使い分け
別れの表現にも TPO が大事です。以下は、場面ごとに使い分けられる定番フレーズ。
フォーマルな場面でも安心して使える表現
- Goodbye.
さようなら。
カジュアルで親しい相手に
- See you.
またね。
日常会話向き
- See you later.
またあとで。
相手を気遣う丁寧な一言
- Take care.
お元気で。 - It was nice seeing you.
またお会いできてうれしかったです。 - I hope we meet again.
またお会いできると嬉しいです。
少し上級な実用フレーズ
- I’ll let you go for now, but let’s catch up again soon.
そろそろおいとましますが、また近いうちにお話ししましょう。
おまけの例文
- Let’s part ways before I start crying.
泣きだす前にバイバイしておきます。
Thank you の使い分け
「ありがとう」も、表現を少し変えるだけで印象は大きく変わります。感謝の気持ちは丁寧に、でも重すぎない言い回しで伝えましょう。
- Thanks.
ありがとう。 - Thank you very much.
本当にありがとうございます。 - I really appreciate it.
本当に感謝しています。 - I appreciate your support.
ご支援に感謝しています。 - Thanks again, and take care!
改めてありがとう。どうぞご自愛ください。 - Thank you for taking the time to speak with me today.
本日はお時間をいただきありがとうございました。
おまけの例文
- Thanks a bunch—now I owe you one (or ten).
ありがとう、これで借りが 1 つ…いや 10 くらいできたね。 - Really appreciate it—I was 5 seconds away from panicking.
本当に助かりました。あと 5 秒でパニックになるところでした。
“It was great meeting you.”だけじゃない!別れ際の応用フレーズ
別れ際の印象で、その人との「次」が決まることも。基本の “It was great meeting you.” に加え、ひと言添えるとさらに好印象です。
- It was great meeting you.
お会いできてよかったです。 - I really enjoyed our conversation.
お話できてとても楽しかったです。 - It was a pleasure connecting with you.
ご縁ができてうれしく思います。 - I’m looking forward to staying in touch.
これからも連絡を取り合えたらうれしいです。 - I hope this is the first of many great conversations.
これからも素敵な会話をたくさん重ねていけたらと思います。
英語の挨拶から始める英会話|“Hello”だけじゃ会話は続かない!
“Hello”や “Nice to meet you” は、英会話のスタートに欠かせない言葉。でも、それだけでは会話は続きません。
いくら 60 個の挨拶を覚えても、1 回の会話で使えるのは 1〜2 個だけ。
本当に必要なのは、その先の“返し方”や“自分の言葉”を持つことです。
英会話の基礎を固めたいなら| Migaku English Academy で「使える英語力」を
Migaku English Academy では、英語で会話を続けるために必要な語彙・文法・フレーズを、使える形で学ぶことができます。
- 英会話でよく使う 1500 語と基本文法を、自然な文で習得
- “Where are you from?” “What do you do?” のような実用的なフレーズで、反射的に話せる練習
- フラッシュカード機能で、自分のペースで繰り返し学習できる

なんとなく覚えた単語ではなく、「必要な場面で自然に出てくる英語」を身につけることができます。
発音に不安がある方へ|アルファベットから学べる Fundamentals コースも
英語の発音に自信がない方には、英語の音の仕組みを基礎から学べる Fundamentals コースがおすすめです。
- アルファベットごとの音(フォニックス)を体系的に学習
- 日本人が苦手とする“r”と“l”の発音など、通じる発音に近づける練習
- 聞き取りやすく、話しやすい英語を基礎から構築できます

英語の挨拶は、自然な英会話への入り口
実際に話せるようになるには、生きた英語に触れながら、「いつ、どんなふうに使うか」を体で覚えていくことが大切です。
例えば、英語のドラマや YouTube を観ていると、自然な挨拶表現が何度も出てきます。最初は聞き取れなくても、「あ、こういうときにこのフレーズを使うんだ」と、徐々に感覚がつかめてきます。
英語は、机の上だけではなく、日々のインプットの中で育っていくもの。まずは「挨拶」から。そこから、あなたらしい英会話が始まります。
あなたの英語学習が、今日の“Hello”からもっと広がっていきますように。
Good luck—and enjoy the process together!