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英語の前置詞は感覚!イメージで覚える使い方・使い分けのコツ

最終更新日: 2025年9月23日

awesome alt text

前置詞って、種類も使い方もたくさん。

英語を使おうとすると、「ここで使うのは in? on?」と迷子になることも。

この記事では、「前置詞ってそもそも何?」という基本から、
前置詞の種類や使い分け方まで、ルールとしてではなく、“感覚”として身につけるためのヒントとあわせて、まとめてご紹介します。

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そもそも英語の前置詞って?

前置詞の役目は、ずばり 名詞の情報を補足する こと!

An English woman looking at a map to figure which county she is in—hope she knows her prepositions!

「どこに」「いつ」「誰と」「どんな関係で」など、 名詞の“立ち位置” を特定するのが、前置詞の仕事です。

たとえば、こんなふうに「前置詞+名詞」のセットで登場します:

  • In the club
    → どこで?(場所)
  • At night
    → いつ?(時間)
  • On the shelf
    → どこに?(位置)

in

/ on
/ at
のような短い単語が、前置詞として使われることで、 時間・場所・動き・関係性 を表すカギになります。

A graphic showing visualizations of six common English prepositions
💡 Insight 💡

まずは、「前置詞って名詞の前にこうやってくるんだな〜」と、なんとなくでもイメージがつかめればOK◎

さらに、前置詞は名詞と動詞、名詞と名詞のあいだに置くと、 意味のつながりをつくる“橋渡し役” にもなります。

たとえば:

  • I study in the coffee shop.

    カフェで勉強します。
  • My Switch is on the table.

    俺のSwitchはテーブルの上だよ。
  • The meeting is at 10 o’clock.

    ミーティングは10時からです。

💡 英単語 preposition

は、ラテン語の prae(〜の前に)ponere(置く) に由来。名詞の前に置かれて、その名詞が「どこにあるのか」「いつなのか」といった情報を特定する──まさに、“前に置かれることで意味が生まれる”のが前置詞なのです。

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英語の前置詞の基本:全5種類の目的と意味

辞書などでは “前置詞のタイプ” は全部で5つに分類されています。

A photograph with 5 fruits on or around bricks, representing 5 types of prepositions

それぞれの特徴や使われ方はこの後に紹介するので、とりあえず「あ〜こういうふうに分けられるんだ〜」くらいのノリで大丈夫!

前置詞の種類

使われ方

1️⃣ Simple preposition
(基本の前置詞)
in
, on
, at
など
1語だけの、最も基本的な前置詞。
2️⃣ Double preposition
(二重前置詞)
into
, onto
, upon
など
主に方向や関係性を表す、
2語(接頭辞+前置詞)からなる前置詞。
3️⃣ Compound preposition
(合成前置詞)
inside
, outside
, underneath
など
名詞や形容詞+前置詞など、
他の品詞と組み合わさってできた前置詞。
4️⃣ Participle preposition
(分詞前置詞)
considering
, regarding
, following
など
動詞の分詞形(-ing や -ed)からきた前置詞で、
「〜に関して」などの意味を持つもの。
5️⃣ Prepositional phrase
(句の前置詞)
because of
, in front of
, in spite of
など
2語以上のまとまりで前置詞になる、
会話でもよく登場するセット表現。

「これって何タイプの前置詞だっけ…?」と悩むよりも、とにかく前置詞の使われ方にたくさん触れて、“なんとなく”つかむのがいちばん。

前置詞の感覚を育てるためにも、それぞれのタイプの特徴を見ながら、全体像をふんわり描いてみるところからスタートしてみましょう。

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1️⃣ Simple Preposition(単体前置詞)

まずは、英語の場所・時間表現に欠かせない基本の前置詞から。

in

/ on
/ at
のように、名詞の前につけることで “位置” や “タイミング” を表します。

💭 単体前置詞の使い方を例文でイメージして覚える

日常会話で使われるとこんな感じ:

  • I am in the park.

    わたしは公園にいます。
  • The smartphone is on the desk.

    スマホは机の上にあります。
  • The party starts at 4PM.

    パーティーは4時からです。

まずは、日常会話にもよく登場する“基本の前置詞”を一覧でチェック:

前置詞

📂 ジャンル

💭 主な使い方のイメージ

🗣️ 例

in
空間・時間
〜の中に/〜の中で
in the box
(箱の中に) / in 2025 (2025年に)
on
空間・時間
〜の上に/〜の日に
on the table
(テーブルの上に) / on Monday (月曜日に)
at
空間・時間
特定の地点・時刻を示す
at the station (駅で)
/ at 7 o'clock (7時に)
by
空間・時間
〜のそばに/〜までに
by the door (ドアのそばに)
/ by tomorrow (明日までに)
to
方向
〜へ/〜に向かって
to the park (公園へ)
from
起点
〜から
from Japan (日本から)
with
関係・手段
〜と一緒に/〜を使って
with my friend (友達と一緒に)
/ with a camera (カメラで)
about
話題
〜について
about the movie (映画について)
of
所属・部分
〜の
a piece of cake (一切れのケーキ)
/ part of the team (チームの一員)
for
目的・対象
〜のために
for you (あなたのため)
/ for work (仕事用)

そう… 前置詞って、「場所用」「時間用」みたいに完全に分かれているわけじゃないんです😳

たとえば、in / on / at は「場所」にも「時間・期間」にも使える前置詞の代表:

  • in the room
    (部屋の中)/in August
    (8月に)
  • on the roof
    (屋根の上)/on Friday
    (金曜日に)
  • at the station
    (駅で)/at 7 o’clock
    (7時に)

英語では、空間と時間をちょっと似た感覚でとらえているのが面白いですよね!

📦 “モノの場所”で単体前置詞の使い分け方を覚える

前置詞を使った場所の表現方法は、目で見たイメージと“位置感覚”を結びつけて覚えるのもオススメ。

日常会話でよく使われる前置詞を、モノの位置でイメージしてみるとこんな感じ:

A visualization showing the difference between six different common single prepositions

視覚イメージがつかめたら、今度は例文でその感覚を定着させてみましょう!

  • The notebook is in my bag.

    ノートはカバンの中だよ
  • I put the trash bin between our desks.

    ゴミ箱、うちらのデスクの間に置いたよ。
  • The lamp is above the monitor.

    ランプはモニターの上にあります。
  • The bookshelf is behind the desk.

    本棚は机の後ろにあります。
  • She sat beside him at the desk.

    彼女は彼の隣に座った。
  • I spread the documents across the desk.

    書類を机の上に広げた。

実際の場面をイメージしながら前置詞に触れてみると、リアルな英会話でも使える表現の幅も広がるはず。
まずは身近なシーンから、少しずつ「感覚で前置詞」を身につけていきましょう!

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2️⃣ Double Preposition(二重前置詞)

Double Preposition

(二重前置詞)って、"into"
や "onto"
のように、よく「動き」を指すときなどに使われる前置詞のこと…と言われても、正直ハテナですよね?😂

"walk in"

"walk into"
は一見とてもよく似ていますが:

  • The cat walked in the room.

    → ネコが部屋の 中を歩いた (= すでに部屋の中にいる)
  • The cat walked into the room.

    → ネコが部屋の 中に入ってきた (= 部屋の外から中へ移動)
A graphic of a cat walking in a room vs walking into a room

この場合の in は「どこにいるか?」という"状態"、into は「どこへ動いているか?」という“変化や移動”を指しています。

よく使われる二重前置詞の意味と使い分け方

引き続き「ネコの動き」を例えに、その他のよく使われる二重前置詞もチェックしちゃいましょう。

動きのイメージ

二重前置詞

例文

日本語訳

中に投げ入れる
into
The cat threw the ball into the box.
ネコはボールを箱の中に投げた。
上に飛び乗る
onto
The cat jumped onto the desk.
ネコは机の上に飛び乗った。
外へ走り出す
out of
The cat ran out of the room.
ネコは部屋から飛び出した。
ドアの前まで歩く
up to
The cat walked up to the door.
ネコはドアの前まで歩いていった。
〜から離れる
away from
The cat ran away from the noise.
ネコは音から逃げた。

Double Preposition は他にもいろいろありますが、まずは、この「ネコの動き」をイメージしながら、 二重前置詞の感覚 がつかんでもらえたら十分。「でも自分は犬派!」って人は、イヌの動きに置き換えてイメージするのも全然アリ🤭

前置詞で気持ちの「動き」の違いを表現

前置詞を身につけるカギは、 動きや状況を想像すること。
というのも、前置詞は 「気持ち」や「状態の変化」 を表すときにも、よく使われるからです!

たとえば、「落ち込む」とか「そこから立ち直る」ときにも、前置詞が登場します:

  • ❤️ She's into K-drama.
    (韓国ドラマにハマってる
    → "中に入る"という空間的感覚を応用して、なにかに「のめり込んでいる」という状態が表現されています。
  • 💪 I'm getting out of the negative mindset.
    (ネガティブ思考から抜け出す
    → "外に出る"というイメージが、状況や気持ちの変化(=ネガティブな状態からの脱出)を表す表現として使われています。
  • 😫 Things are getting out of control.
    (状況の収拾がつかない
    → 本来コントロールされていたものが"コントロールの外"に出てしまった状況(=手に負えない)を表しています。
  • 😈 He's up to no good.
    (何かをたくらんでる
    → “up to”は「〜しようとしている」「〜に取り組んでいる」といった意味があり、この場合は “no good”(=よからぬこと)に向かって行動しようとしている(=怪しいことを企てている)ニュアンスです。

このように、Double Preposition を使った「気持ち」や「状況」の表現も、それぞれの“動き”をイメージしながら捉えることで、意味や使い方が覚えやすくなります。

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3️⃣ Compound Preposition(合成前置詞)

前置詞の中には、複数の単語がくっついてできた「1語の前置詞」があります。それが、 Compound Preposition

(合成前置詞)!

ここでいう “合成” は、まさにこんな感じ:

A graphic introducing a few common compound prepositions

こんなフレーズ、見かけたことがあるかも?

  • The ball is inside the court.
    (ボールはコートにある)
    → in(中)+ side(側)= 内側にある
  • The ball is outside the court. 
    (ボールはコートにある)
    → out(外)+ side(側)= 外側にある

こうした Compound Preposition は、「物の位置」だけでなく、見えない“境界線”や“枠の外”といった、より抽象的な状態や関係性を表すときにもよく使われます。

たとえば:

前置詞

意味

📦 物理的な使い方

🧠 抽象的な使い方的

inside
~の中に
The camera is inside the bag.
カメラはバッグの中にある。
I was hurting inside.
内心すごく傷ついていた。
outside
~の外に
I waited outside the room.
部屋の外で待っていた。
That’s outside my area of expertise.
それは、私の専門外です。
without
~なしで
He prefers coffee without sugar.
彼はコーヒーは砂糖抜き派。
He left without saying a word.
彼は何も言わずに立ち去った。
within
~以内に
I can finish within an hour.
1時間以内に仕上げられるよ。
She stayed within her comfort zone.
彼女は自分の安全地帯に留まった。
beyond
~を超えて
The galaxy lies beyond the stars.
星々の彼方に銀河が広がっている。
That’s beyond my understanding.
それは、自分の理解の範囲を超えている。
underneath
~の下に
The keys are underneath the bed.
鍵がベッドの下にある。
There’s pain underneath her smile.
彼女の笑顔の裏には痛みが隠れている。
throughout
~のあいだじゅう
It snowed throughout the night.
夜じゅう雪が降っていた。
She was nervous throughout the game.
彼女は試合中ずっと緊張していた。

💡 前置詞が自然に使えるようになるコツは、物事や状況の“位置・距離”をとらえること:

A graphic comparing and contrasting the meaning of several different common compound prepositions

たとえばこんなふうに、"inside" は枠の内側、"beyond" はそのさらに外側へ…という具合に、
英語の抽象的な表現も「どこにある?」「どんな関係?」と、空間的にイメージしてみましょう。

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4️⃣ Participle Preposition(分詞前置詞)

英語で「〜について」や「〜を踏まえて」と言いたいときに使えるのが、Participle Preposition

(分詞前置詞)。文法の用語だけ聞くと大事感が満載ですが、実はごく日常的な英会話でもよく登場する前置詞の形。

たとえば:

  • Friend: Shall we go for another drink before we leave?
    (あと一杯呑んで帰る?)
  • You: Sure. But I think we should make it quick, considering that we have to catch the train.
    (うん。でも、終電を考えると、ちょっと急いだ方がいいかも。)

ここで登場する、"considering the time"

=「時間を踏まえて」が Participle Preposition!でも、 "consider"
って「考える」って意味の動詞じゃなかったっけ!?と思った人もいるかも。

そう、この場合は、“considering that we haveto catch the train” は、あとに続く “we should make it quick”(急いだ方がいい)という情報の補足。

つまり、「considering」

はこの文では「動詞」として使われているのではなく、**「〜を踏まえて」「〜の観点から見ると」といった“前置き”**の役割をしています。

イメージとしてはこんな感じ:

  • 🅰️ “considering that we have to catch the train”(終電を考えると…)
  • 🅱️ “we should make it quick”(急いだ方がいい)

この🅰️が、まさに 「分詞前置詞」 の役目。🅱️で伝えたい「本題」に先立って、「背景・理由」を添えています。

…と、ここまで Participle Preposition の「使われ方」を見てきましたが、ルールを一つひとつ完璧に覚えようとしすぎなくても大丈夫。

💡 英語を話すときも、聞くときも。主役はあくまで「会話の内容」。前置詞は、その流れを支えるガイド役。

よく使われる Particle Prepositions の "ガイドの顔" をさらっとチェック:

前置詞

💭 意味

使われ方

considering
〜を踏まえて/〜を考えると
判断材料を添える
concerning
〜に関して/〜について
話題を明確にする
including
〜を含めて
対象の範囲を示す
excluding
〜を除いて
例外を明確にする
given
〜を考慮すると/〜を前提に
判断や行動の背景を示す
provided
〜という条件なら
条件を提示して、次の行動を示す
following
〜のあとで/〜を受けて
流れや順序を整理する
judging by
〜からすると/〜を手がかりに
観察や推測の根拠を伝える

「この文、前置詞いる?どれが合ってる?」と迷子にならないために、このあと紹介する例文で Participle Preposition の使われ方とネイティブの感覚にふれてみましょう!

🗺️ 目的別:判断の根拠・前提を示す

言いたいことの「背景」や「理由」を提示。

Considering(〜を踏まえると)

  • "Considering your experience, I think you’d be a great fit for the role."

    あなたの経験を考えると、このポジションにぴったりだと思います。

→ 「判断材料」を提示して、意見や提案を支える。

Given(〜を考慮すると/〜を前提に)

  • “We did the best we could, given the situation.”

    状況が状況だったけど、やれることは全部やったと思う。

→ 「前提条件」を示して、判断や行動を説明するときに使える表現。

Judging by(〜からすると/〜を手がかりに)

  • “She didn’t seem very enthusiastic about our pitch, judging by her tone.”

    彼女の口調からして、プレゼンにあんまり関心がなかったようです。

→ 観察したことを「手がかり」に、自分の印象や推測を伝えるときに便利。

📍 目的別:話題や対象を限定する

話題のフォーカスをしぼって、「どのこと?」「誰のこと?」を明確にする。

Concerning 〜(〜に関して/〜について)

  • “We received several inquiries concerning the new policy.”

    新しい方針に関して、いくつか問い合わせがありました。

→ 会議やメールで、「どの話題についてか」を添える。

Including(〜を含めて)

  • “Everyone is invited to the office party, including extended family members.”

    会社のパーティーには親戚も含めて、みんなご招待。

→ 「対象」を明確にするときに使える補足ワード。

Excluding(〜を除いて)

  • “The rate is $15 per night, excluding the cleaning fee.”

    清掃料を除いて、1泊15ドルです。

→ 「例外」や「追加料金」など、細かい条件をさりげなく伝えるときに◎

🧭 目的別:流れや条件を伝える

話の順序・行動の条件を整理して、次の流れをナビゲート。

Provided(〜という条件なら)

  • “We will start working on the project next week, provided we have all the assets needed.” 

    必要な素材がすべてそろっていれば、来週プロジェクトに取りかかります。

→ 「条件」を示しながら、次のアクションを明確に。

Following(〜のあとで)

  • Following the presentation, there will be a short Q&A session.”

    プレゼンのあと、短い質疑応答の時間があります。

→ 流れや予定を整理する「道しるべ」。

💡 「あ、これ使えそうかも」と思った分詞前置詞はありましたか?どれも覚えておくと、ビジネスメールや会議、プレゼンで活用できる表現ばかりです。

Participle Preposition が持つ意味と目的って?

今回紹介した以外にも Participle Preposition はいろいろありますが、まずは「判断材料」「前提」「話題の絞り込み」など、文の流れを支える “前置き” としての使い方をイメージできればOK!

たとえばこんなイメージで覚えるのもアリ:

  • 🗺️ 全体の地図を広げる役割 → 「この話は、こういう前提・条件・背景で進みます」と、会話の全体像を見せてくれる。
  • 📍 地図上にピンを立てる役割 → 「この話題について言うと…」「この状況を考えると…」と、話す場所・視点をピンポイントで示してくれる。
  • 🧭 道しるべやナビの役割 → 「〜のあとで」「〜という条件なら」といった、話の流れを整理するサインやナビゲーションにもなる。

日常会話でも、仕事の英語でも。
気になったものから、使ってみましょう!

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5️⃣ Prepositional Phrases(前置詞句)

最後にご紹介するのは、「フレーズごと前置詞」= Prepositional Phrases

単語単体じゃなくて、前置詞+名詞句の組み合わせで意味が完成するのが特徴です。 because of, in front of, due to… など、 “ひとまとまり”で覚える のがコツ。

まずは、日常でもよく登場する前置詞句からチェックしてみましょう!

前置詞句

意味

使い方の例

in front of
〜の前に
in front of the building, the audience, the station…
ahead of
〜より前に/〜を控えて
ahead of schedule, the deadline, the event…
as of
〜現在
as of July 1st, this morning, today…
on top of
〜の上に/〜に加えて
on top of the cabinet, that, everything else…
in the middle of
〜の最中に/〜の間に
in the middle of a meeting, the street, nowhere…
because of
〜のせいで
because of slow internet, bad weather, an accident…
due to
〜が原因で
due to the rain, a system error, scheduling conflicts…

💡 on のような単語ひとつではなく、"on top of" のように、複数語がセットになって初めて意味が完成する——と覚えておけばOK。長い文法解説を丸暗記しなくて大丈夫!

ネイティブの前置詞の使い方ってこんな感覚!

たとえば "on top of"

(〜の上に) は、 すでにあるものの上に、さらに何かが乗っかってくる イメージ。その感覚を元に、物理的な「重なり」だけでなく、抽象的な「追加」のニュアンスまで表現できます。

前置詞句でいう "on top of" の感覚ってこんな感じ:

A graphic showing two different nuance of the English preposition 'on top of'

つまり、モノでも、気持ち的にも、"on top of" は “上に乗っかってくる” イメージです。

  • 📦 The cat is sitting on top of the boxes.

    ネコが箱の上に座っている。
  • 💔 I got more requests on top of everything else.

    すでにタスクが山積みなのに、さらにもう一個降ってきた!

ネイティブもよく使う前置詞句を、もう少しだけのぞいてみましょう!

ahead of(〜より先に/〜の前に)

"ahead of" は、今いる場所・時点や予定していた地点よりも前にあるイメージ。物理的な「前方」だけでなく、時間・順序・進捗など、抽象的な「先行」も表せます。

  • 🐇 You're ahead of me.

    君のほうが一歩先を行ってるね。
    → レベル感でも、物理的な位置関係のことでも同じフレーズで表現できる。
  • 📅 We’re ahead of schedule.

    予定より早く進んでいる。

in the middle of(〜の真ん中に/〜の最中に)

"in the middle of" は、ど真ん中にいて、抜け出せない感覚を表すことも。空間・時間・状況などいろいろな「真ん中にいる」状態を表現できる前置詞です。

  • 🚶 He was standing in the middle of the street.

    彼は道路のど真ん中に立っていた。
  • 🧑‍💻 I'm in the middle of a meeting.

    会議の最中。
  • 😩 I'm in the middle of something.

    今ちょっと手が離せなくて…
⚠️ 重要ポイント ⚠️

前置詞句の 「使い方」を詰め込むより、「使われ方」にたくさんふれること。 これが、使える英語を感覚的に育てるコツ。

前置詞句の使い分け方の“地図感覚”を持つ

そのほかの前置詞句も、“地図感覚”でイメージしてみるとわかりやすいかも。

たとえばこんな感じ:

A graphic showing what various English propositional phrases mean

🌱 自分なりの「前置詞のイメージ」も、実際に使ってみることを繰り返すことで、少しづつ育ってきます。

最後に、ここまで出てきた前置詞句を「空間・範囲・順序」でまとめてみました:

イメージ

意味

使い方の例

空間(位置)
上下・内外・位置関係
on top of, in front of, at the bottom of, in the middle of, outside of
範囲(内外・境界)
内か外か・境界線上
inside of, outside of, within, on the edge of
順序(時間・進行)
時間・順番・進行方向
ahead of, as of, in the middle of, before the end of

日常会話では他にもいろいろな前置詞句が使われていますが、まずはこのあたりを押さえておくと◎

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前置詞は“ルール”じゃなくてイメージで理解する

A graphic showing an Australian astronaught standing next to a blow up globe

前置詞は「覚える」というより「慣れる」もの。

ネイティブの英語と過ごす時間をたくさん作って、「見たことある」「聞いたことある」を増やしていくのがポイントです。

Migaku を使えば、セリフの中での「前置詞」使われ方解説もまとめてチェックできるので、早速リアル会話にも活かしやすい!

海外ドラマやYouTubeを観ながら「こんな時にも使われるのは前置詞なんだ!?」と発見するのも楽しいかも? 👍☺️

💡 英語の前置詞には、物理的な位置や状態、関係性の表現はもちろん、気持ちを表現するときなどに、 心という空間の中で “気持ちが動いている” という感覚もある。

たとえば…

  • 💬 話題のズレ: "That’s beside the point."

    (それは本題からズレているよ。)
    → 焦点からズレている、という“目に見えないズレ”を表現
  • 🙏 感謝: "Thank you for going above and beyond."

    (本当に至れり尽くせり、ありがとうございます。)
    → ダブルで前置詞を使って期待以上、という “高さ・限界の先” を表現
  • 🤩 楽しみ: "My excitement is through the roof."

    (テンション爆上げ!)
    → 楽しみな気持ちが屋根を突き抜けるほど! と「突き抜ける」という前置詞で感情レベルを表現

だからこそ、前置詞の感覚やイメージを持つことが大切。
同じ前置詞でも、「空間」でイメージしたり、「時間の流れ」としてとらえたり、いろんな角度から「こういうときにこう使うんだ」を観察してみましょう。

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まとめ:間違えても大丈夫。「前置詞とは?」は覚えるよりも使うことが目的!

「前置詞ってルール細かっ…」って感じた人も、大丈夫。

Success! A basketball player throwing a ball and cheering as it goes in the basket.

たとえば “on April” って言っちゃっても、ネイティブはちゃんと「4月の話ね」って受け取ってくれます!

文法はあくまで旅のガイド。
“地図を読む力”も大事だけど、“実際に歩いてみる”ことでしか見えてこない景色があります。

前置詞も同じ。
使ってみる → なんとなくわかる → だんだん慣れる。その繰り返しのなかで、少しずつ「使える感覚」が育っていきます。

英語のコンテンツに触れて、なんとなくわかる——を積み重ねる。その繰り返しこそが、英語力を伸ばす確かな道。

English is more than grammar.
So let's grab the map and go beyond the rules 🚀