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ロンドンで日本語が通じる医師と病院10選、緊急時の連絡先まとめ

最終更新日: 2026年5月18日

ロンドンで日本語が通じる医師と病院10選、緊急時の連絡先まとめ

ロンドンで体調を崩したとき、英語での問診や薬の説明に不安を感じる方は少なくありません。この記事では、日本語で診察を受けられるクリニック・歯科・病院を10件挙げ、999やNHS 111などの緊急連絡先、IHS(移民健康サーチャージ)やGP登録の仕組みまで、駐在員・留学生・旅行者がすぐ使える形でまとめました。

Last updated: May 18, 2026

ロンドンの医療制度の基本を押さえる

英国では公的医療NHS(National Health Service)が中心で、6か月以上滞在する外国人も登録できます。利用の流れは日本と異なる点が多いので、まずは仕組みを理解しておきましょう。

  • NHSを使うには、まず居住地近くの家庭医(GP)に患者登録する必要があります。専門医にかかるにはGPの紹介状が原則必須です。
  • 6か月以上の長期ビザで入国する場合、申請時にIHS(Immigration Health Surcharge)を支払うことでNHSにアクセスできます。2026年5月現在、標準料金は年£1,035、学生・扶養家族・ユースモビリティ参加者・18歳未満は年£776です。
  • Health and Care Worker ビザの申請者と扶養家族はIHS全額免除です。
  • 短期ビジター(観光・6か月以下の滞在)はIHS対象外で、NHSのA&E(救急)以外は基本的に有料になります。海外旅行保険の加入が前提です。
  • 2025年2月から、IHSのデータ管理は旧ポータルから新IHC(Immigration Health Charge)Operationsポータルに移行しています。

日本のように飛び込みで専門医にかかるシステムではないため、待ち時間や紹介ルートに不慣れな方には、日本語で相談できる私費(プライベート)クリニックの併用が現実的な選択肢になります。

ロンドンで日本語が通じる医師・病院10選

以下は、在英国日本国大使館の情報や各クリニック公式情報をもとに、日本語で診察または対応可能なロンドンの医療機関をまとめたものです(2025年〜2026年時点の情報。最新の診療時間・料金は必ず各院に直接確認してください)。

1. ロンドン医療センター(London Iryo Centre)

  • 住所:234-236 Hendon Way, London NW4 3NE(北西ロンドン・ヘンドン)
  • 電話:020-8202-7272
  • 診療時間:平日 9:00-13:00 / 15:00-18:00、土曜 9:00-12:00 / 14:00-18:00、日・祝 10:00-12:00
  • 夜間診療:2025年8月より再開、火・水・土・日19:00-20:00(最新の曜日・時間は要確認)
  • 日本人駐在員コミュニティで利用者の多い総合クリニック。日曜・祝日・夜間は追加料金あり。

2. ジャパングリーンメディカルセンター・アクトンクリニック

  • 住所:Unit 7, Acton Hill Mews, 310-328 Uxbridge Road, London W3 9QN(西ロンドン)
  • 電話:020-7330-1750
  • CQC(ケア・クオリティ・コミッション)規制下の正規医療機関。現金・デビット・クレジットカード対応、一部保険のキャッシュレスにも対応。

3. ジャパングリーンメディカルセンター・シティクリニック

  • 住所:10 Throgmorton Avenue, London EC2N 2DL(シティ・金融街)
  • 電話:020-7330-1750
  • 金融街勤務の駐在員向けに平日昼間のアクセスが便利。

4. セントラル・ジャパニーズ・クリニック

  • 住所:1 Harley Street, W1G 9QD(中心部ハーレー・ストリート医療街)
  • ハーレー・ストリートは英国を代表する私費医療街で、各種専門医との連携を取りやすい立地です。

5. Dr伊藤クリニック

  • 住所:96 Harley Street, W1G 7HY
  • 同じくハーレー・ストリート所在の日本人医師によるプライベートクリニック。

6. 日本クラブ診療所(慈恵会医科大学派遣医師)

  • 所在:Hospital of St John and St Elizabeth, 60 Grove End Road, St. John's Wood, London NW8 9NH
  • 電話:020-7266-1121
  • 私立病院 St John & St Elizabeth 内で運営されており、入院や専門医紹介がスムーズです。

7. 高歯科医院(Ko Dental Practice)

  • 住所:66 Wimpole Street, W1G 8AW
  • 日本語対応の歯科。詰め物や被せ物の用語など、技術的な説明を母語で受けられるのが大きな利点です。

8. 奈美デンタルクリニック

  • 住所:19A Canfield Place, NW6 3BT
  • 北西ロンドンの日系コミュニティに近い日本語対応歯科。

9. Hospital of St John and St Elizabeth(私立総合病院)

  • 住所:60 Grove End Road, St. John's Wood, London NW8 9NH
  • 日本クラブ診療所が併設されており、入院・手術・各科専門医にも日本語サポート経由でアクセスしやすい私立病院です。

10. NHS GP(家庭医)登録先

  • 上記の私費クリニックに加え、長期滞在者は必ず自宅近くのNHS GPに登録しておくべきです。慢性疾患の処方、予防接種、専門医紹介はGPが起点になります。
  • NHS公式サイトの「Find a GP」機能で郵便番号から検索できます。

緊急時の連絡先(保存推奨)

スマホの連絡先や財布のメモに、最低でも以下は控えておきましょう。

状況

番号

備考

生命の危険・重傷・意識不明・大出血・呼吸困難
999 または 112
警察・救急車・消防・沿岸警備隊、無料、SIMなしでも発信可
緊急ではないが医療相談したい
NHS 111(電話)
24時間365日、無料
同上(オンライン)
111.nhs.uk
5歳以上対象、月約55万件のトリアージを処理
非緊急の警察用件
101
24時間、通話料約15ペンス
在英国日本国大使館 代表
020-7465-6500
平日09:30-18:00(領事班)
大使館 領事班
020-7465-6565
24時間音声案内、緊急時の邦人保護も対応

大使館の住所は 101-104 Piccadilly, London W1J 7JT、領事窓口は平日09:30-16:30(事前予約制)です。スコットランドや北イングランドに滞在中の方は、在エディンバラ日本国総領事館(2 Melville Crescent, Edinburgh EH3 7HW/0131-225-4777)の管轄となります。

緊急時の動き方フローチャート

  1. 命に関わるか判断する:胸痛、意識障害、激しい呼吸困難、大量出血、頭部の強い衝撃、けいれんなどは迷わず999。
  2. 999でつながったら:英語で「Ambulance, please.」と伝え、住所・症状・年齢・意識の有無を聞かれる順で答えます。場所が曖昧なときは郵便番号(Postcode)が最も確実です。
  3. 救急ではないが急ぐ場合:NHS 111に電話、またはオンラインで症状を入力。必要に応じて Urgent Treatment Centre(UTC)やA&Eへの案内が出ます。
  4. 日本語で相談したい場合:上記の日系クリニックの診療時間内であれば、まず電話で症状を伝え、来院・往診・電話相談の可否を確認します。夜間・休日は999/111を優先し、後日フォローアップで日系クリニックに行くのが現実的です。
  5. 入院・重大事案になった場合:大使館領事班(020-7465-6565)に連絡し、家族への連絡支援や通訳手配、保険会社とのやり取りについて相談できます。

費用と支払いについて知っておきたいこと

  • NHS:GP診察自体は無料。処方薬はイングランドで1品目につき定額(金額は毎年改定されるためNHS公式で要確認)。スコットランド・ウェールズ・北アイルランドでは処方料無料の制度があります。
  • A&E(救急外来):NHSのA&E受診自体は、原則すべての人に無料で提供されます。ただしその後の入院や治療は、IHS未払いの短期滞在者には請求対象となる場合があります。
  • 私費クリニック:日系クリニックは基本的にプライベート扱いで、診察料・検査料・処方箋発行料が個別に発生します。具体的な料金は各院により異なるため、予約時に必ず見積もりを確認してください。
  • 海外旅行保険・駐在員保険:日系クリニックの多くは一部保険でキャッシュレス対応が可能です。保険証券と保険会社の24時間連絡先をスマホに保存しておきましょう。
  • クレジットカード付帯保険を使う場合は、受診前に保険デスクへ連絡し、ケース番号を取得してから受診すると後日の請求がスムーズです。

よくある落とし穴

  • GP未登録のまま放置:長期滞在者でGP登録をしていないと、慢性疾患の処方や予防接種、専門医紹介で詰みます。住所が決まったら最優先で登録を。
  • A&Eに軽症で行ってしまう:英国のA&Eはトリアージ制で、軽症だと数時間〜半日待つことも珍しくありません。軽症はNHS 111かGPへ。
  • 私費クリニックを保険なしで使い続ける:日系クリニックは便利ですが、検査や紹介でコストが積み上がります。長期滞在ならNHSと併用が基本です。
  • 処方薬の名称が違う:日本でいつも飲んでいる薬と英国の同等薬は商品名が異なります。一般名(generic name)と用量をメモして持参すると、医師・薬剤師との会話が早く進みます。
  • 大使館を「病院代わり」に使おうとする:大使館は医療機関ではありません。緊急時の邦人保護や家族連絡などはサポートしますが、診察・搬送そのものは999/NHSの管轄です。
  • IHSを払い忘れたままビザ申請:2026年現在、長期ビザ申請時にIHSを払わないと申請が完結しません。年£1,035(割引対象は£776)、6か月以下は半額です。

よくある質問

Q. 旅行中に体調を崩しました。NHSを無料で使えますか?
A. A&E受診と感染症など一部の公衆衛生サービスは原則無料ですが、入院・専門医治療は有料になる可能性があります。海外旅行保険の利用が前提です。

Q. 日本語が通じるGPはありますか?
A. NHSのGPで日本語ネイティブの医師は非常に限られます。NHSはGP、日本語が必要な場面(精密な問診や検査結果の説明)は日系プライベートクリニック、という併用が現実的です。

Q. 日本の処方薬を英国に持ち込めますか?
A. 個人使用の常用薬は基本的に可能ですが、向精神薬・睡眠導入剤など規制対象は事前に在英国日本国大使館や英国政府サイトで確認してください。英文の処方箋コピーを携帯すると安心です。

Q. 子どもの予防接種はどうすればよい?
A. NHSのGPに登録すれば公的スケジュールでの接種が無料で受けられます。日本の母子手帳の英訳を用意しておくと、接種履歴の確認がスムーズです。

Q. 救急車の呼び方が分かりません。
A. 999に電話し、「Ambulance, please. I need an ambulance.」と伝えれば対応してくれます。住所・郵便番号・症状を落ち着いて伝えてください。日本語通訳を希望する場合は「I need a Japanese interpreter, please.」と添えます。

関連情報

滞在ビザや英国生活全般については、イギリスでの長期滞在ビザロンドンの生活情報ガイド、そして他国との比較としてイギリスの医療制度についても合わせて参考にしてください。

ロンドンでの生活では、症状や薬の名前を英語で説明できると診察がぐっと楽になります。日常英語に加えて医療現場の表現も自然に身につけたい方は、try Migaku でニュースやドラマなど実際の英語コンテンツから語彙を増やしてみてください。

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