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OPTの申請タイミングと注意点:F-1学生のための完全ガイド

最終更新日: 2026年5月20日

OPTの申請タイミングと注意点:F-1学生のための完全ガイド

F-1学生がアメリカで卒業後に働くためのOPT(Optional Practical Training)は、Post-Completion OPTの場合、プログラム終了日の90日前から終了日後60日以内にUSCISがForm I-765を受領する必要があります。さらにDSOによるSEVIS上のOPT推薦から30日以内に提出しなければならず、このタイミングを外すと申請が却下され、申請料も返金されません。

Last updated: May 20, 2026

OPTの種類と申請可能な時期

OPTには大きく分けて3つのカテゴリーがあり、それぞれ申請できるタイミングと働き方が異なります。自分がどのカテゴリーに該当するかを最初に確認してください。

  • Pre-Completion OPT(c)(3)(A)): SEVP認定校でフルタイムに1学年(one full academic year)合法的に在籍した後に申請可能。授業期間中は週20時間以内、休暇期間中はフルタイム勤務が可能です。
  • Post-Completion OPT(c)(3)(B)): プログラム修了後に最大12か月間就労できる制度。各学位レベルにつき1回のみ申請可能です。
  • STEM OPT延長(c)(3)(C)): STEM分野の学位保持者は、Post-Completion OPTに加えて24か月の延長申請ができます。

申請のタイミングを誤ると、卒業後すぐに働けないだけでなく、最悪の場合はビザステータスを失うリスクもあります。

Post-Completion OPTの申請ウィンドウ(最重要)

Post-Completion OPTの申請には2つの締め切りが同時に存在します。両方を満たさなければなりません。

期限

内容

開始可能日
プログラム終了日の90日前から
最終受領期限
プログラム終了日後60日以内にUSCISが受領
DSO推薦からの提出期限
SEVIS上でDSOがOPT推薦をしてから30日以内

この「DSO推薦から30日」というルールが見落とされがちです。たとえばDSOが3月1日にSEVISでOPTを推薦した場合、3月31日までにUSCISがForm I-765を受領しないと申請は却下され、申請料は戻ってきません。

推奨スケジュールとしては、プログラム終了日の90日前にDSOへOPT推薦を依頼し、推薦が出たらすぐにI-765を準備して提出するのが安全です。USCISの通常処理時間は3〜5か月(Tulane大学OISSの2026年Spring案内)または平均90〜120日(UCSDの2026年案内)とされているため、早めの申請が望ましいです。

Form I-765の費用と支払い方法(2026年)

2026年現在のForm I-765に関する費用は以下のとおりです。

項目

金額(USD)

I-765 紙申請
$520
I-765 オンライン申請
$470
Premium Processing(2026年3月1日以降)
$1,780
オンライン申請 + Premium Processingの合計
$2,250

Premium Processing料金は2026年3月1日にCPI-Uに基づき$1,685から$1,780へ引き上げられました。2026年3月1日以降の消印で提出されたPremium Processing申請が旧料金のままだと拒否されるので注意してください。

Premium Processingを使えば、USCISが30営業日以内に承認、却下、追加資料要求(RFE)、または却下意向通知のいずれかの判断を行うことを保証します。卒業後すぐに就労を開始したい場合は有力な選択肢です。

また、USCISは紙申請でのpersonal check、business check、money order、cashier's checkの受付をすでに停止しています。支払いはForm G-1450(クレジットカード)またはForm G-1650(ACH)で行う必要があります。最新の手数料はForm G-1055(2026年5月6日版が公開済み)で必ず確認してください。

申請書類のチェックリスト

Form I-765提出時に揃えるべき主な書類は次の通りです。

  • 記入済みForm I-765(最新版を使用)
  • 申請料の支払い(G-1450またはG-1650)
  • パスポートサイズ写真2枚(米国ビザ規格、過去30日以内に撮影)
  • 直近のI-20(DSOがOPT推薦を記載したページを含む)
  • 過去のI-20のコピーすべて
  • パスポートの顔写真ページのコピー
  • F-1ビザスタンプのコピー
  • 直近のI-94記録(i94.cbp.dhs.govから取得)
  • 過去にEADを受け取ったことがある場合は、そのEADの表裏コピー

2026年時点で、OPT用のオンラインI-765申請が利用できるかは大学や時期によって運用が異なる報告があります。郵送のみとなるケースもあるため、所属大学のDSO(International Student Office)に最新の提出方法を確認してください。

申請の流れと処理時間

一般的な流れは次のとおりです。

  1. プログラム終了日の90日前を目安に、DSOにOPT申請の希望を伝える。
  2. DSOがSEVIS上でOPTを推薦し、OPT情報が記載された新しいI-20を発行する。
  3. DSO推薦から30日以内にForm I-765をUSCISに提出する(受領日基準)。
  4. 提出後、約15日でForm I-797受領通知が届く。
  5. 通常処理時間は3〜5か月。Premium Processingを使えば30営業日以内に判断が下される。
  6. 承認後、EAD(雇用許可証)カードが約2週間でUSPS Priority Mailにて発送される。
  7. EAD記載のStart Date以降、初めて就労が可能になる。

サービスセンターごとの現在の処理日数は変動が大きいため、申請前にUSCIS Case Processing Times公式ページ(egov.uscis.gov/processing-times/)で必ず確認してください。

OPT期間中の義務と注意点

OPTが承認された後も、ステータスを維持するためのルールがあります。違反するとSEVISレコードが終了され、不法滞在状態になる恐れがあります。

  • 90日ルール: Post-Completion OPT期間中、通算90日を超える失業はSEVPによりSEVISレコードが終了される可能性があります。
  • 報告義務: 雇用開始、雇用変更、住所変更は10日以内にDSOへ報告する必要があります。SEVP Portalを使うのが一般的です。
  • 専攻との関連性: 雇用内容は学位の専攻分野と直接関連していなければなりません。
  • STEM OPT特有の義務: STEM OPT中は、Form I-983に基づき6か月ごとの自己評価と雇用主による検証をSEVP Portalを通じて実施する必要があります。

STEM OPT延長を期限内に申請し、もとのOPT期間中に審査がまだ継続している場合、雇用許可は自動的に最大180日間延長されます。STEM該当者は、現在のOPT終了の90日前を目安に延長申請の準備を始めてください。

2026年の規制動向と確認すべき公式情報

2026年は、F-1ビザの「Duration of Status(D/S)」に代わる固定期間制の導入や、OPT申請に関する各種期限の厳格化が議論・実施されている時期です。30日ウィンドウなどの既存ルールも今後さらに厳格に運用される可能性があります。最終的な適用範囲や施行日は流動的なため、以下の公式情報を申請前に必ず確認してください。

  • USCIS公式: uscis.gov(Form I-765、料金、処理時間)
  • Study in the States: studyinthestates.dhs.gov(SEVIS関連ルール)
  • 所属大学のDSO/International Student Office

他国のポストグラジュエートビザ制度と比較したい場合は、英国のGraduate Routeビザとはや、カナダのカナダIECのプール制度も参考になります。アメリカ以外の選択肢を検討している方は、イギリスのStudent Visa申請方法も合わせてチェックしてみてください。

よくある質問(FAQ)

Q. プログラム終了日後にDSO推薦をもらうことはできますか?
A. プログラム終了日後60日以内であれば申請ウィンドウ内ですが、DSO推薦から30日以内にUSCISへ提出する必要があるため、終了日が近いほどスケジュールが厳しくなります。終了日の90日前から準備するのが安全です。

Q. OPTのStart Dateは自分で選べますか?
A. Post-Completion OPTのStart Dateは、プログラム終了日から60日以内の日付を選択できます。希望日をI-20とI-765に反映させる必要があるので、DSOと相談してください。

Q. Premium Processingは誰でも使えますか?
A. 2026年現在、(c)(3)(A) Pre-Completion OPT、(c)(3)(B) Post-Completion OPT、(c)(3)(C) STEM OPT延長の3カテゴリーで利用可能です。

Q. 申請中にアメリカ国外に出ても大丈夫ですか?
A. OPT審査中の出国はリスクがあり、再入国を拒否される事例があります。少なくともEAD承認までは国外渡航を避けるのが一般的なアドバイスです。詳細はDSOに相談してください。

Q. OPT期間中に転職する場合の手続きは?
A. 新しい雇用主の情報を10日以内にSEVP PortalまたはDSO経由で更新してください。STEM OPTの場合は、新しい雇用主との間で改めてForm I-983を作成する必要があります。

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