英語の不規則動詞まとめ|規則動詞との違い・活用・覚え方を107個の一覧表付きで解説
最終更新日: 2025年11月3日

英語学習を進める中で避けて通れないのが「動詞の活用です。
英語の文法の中でも特に重要で、英会話でも頻繁に出てきます。
「edをつければ過去形になる」と思っていたら、実はたくさんある「例外」の数々に混乱してしまう人は少なくありません🫠
この違いを理解するには、規則動詞と不規則動詞のルールを知ることが必要です。
この記事では、英語の不規則動詞の活用パターンや意味、そして100個以上の原形・過去形・過去分詞形を一覧表付きで紹介します📘
英語の規則動詞と不規則動詞とは?
英語の文法では、動詞は「時制」を表すときに形を変化させます。
この変化のしかたによって、「規則動詞」と「不規則動詞」に分けられます。
規則動詞は、語尾にedをつけて過去形過去分詞形を作るタイプです。
一方で、不規則動詞は、同じルールに従わず形が異なるものを指します。
英語の動詞の活用を理解すれば、英文法全体の仕組みがすっきり見えてきますよ💡
英語の規則動詞のルールと例
ここではまず、英語の規則動詞のルールについて例付きで解説します。
規則動詞の基本ルール
規則的な動詞の変化はとてもシンプルです。
原形にedをつけるだけで、動詞の過去形と過去分詞形を作ることができます。
例:play → played → played
このように、形が同じになるパターンが多く、初心者にも覚えやすいのが特徴です🎯
eで終わる動詞:語尾にdをつける
動詞の原形がeで終わる場合は、edではなくdだけをつけます。
例:
- love → loved → loved
- move → moved → moved
「語尾にすでにeがある」場合は、最後にdをつけるだけでOKです🙆♀️
子音+yで終わる動詞:「y」を「i」に変えて-edをつける
子音+yで終わる英単語では、yをiに変えてedをつけます。
例:
- study → studied → studied
- cry → cried → cried
このようなパターンを覚えておくと、英語の動詞変化がより理解しやすくなりますよ📚
子音+母音+子音のパターン:最後の子音を重ねる
stopやplanのように「子音+母音+子音」で終わる動詞では、過去形過去分詞形にする際に最後の子音を重ねます。
例:
- stop → stopped → stopped
- plan → planned → planned
このルールは英語の中でもよく出てくる文法ポイントです💡
規則動詞の一覧表
以下では、代表的な規則動詞を一覧表にまとめました。
原形 | 過去形 | 過去分詞形 | 意味 |
|---|---|---|---|
work | worked | worked | 働く |
clean | cleaned | cleaned | 掃除する |
open | opened | opened | 開ける |
call | called | called | 電話する |
help | helped | helped | 助ける |
play | played | played | 遊ぶ/演奏する |
start | started | started | 始める |
dance | danced | danced | 踊る |
cook | cooked | cooked | 料理する |
enjoy | enjoyed | enjoyed | 楽しむ |
すべての単語で、語尾に ed をつけるだけで過去形・過去分詞形が作れます🌱
英語の不規則動詞のルールと活用パターン
次に、英語の不規則動詞のルールと活用パターンについて解説します。
不規則動詞とは?
不規則動詞は、規則的なedのルールに従わず、独自の形に変化する英単語です。
英語の不規則動詞は、日常英会話や英作文で頻繁に使われる重要語ばかりです。
例:
- go → went → gone
- have → had → had
- come → came → come
同じ法則に当てはまらないため、グループやパターンで分けて覚えるのが効率的です🎧
不規則動詞の主な活用パターン別グループ
不規則動詞の活用パターンは大きく5つあります。
ここでは、それぞれのグループを見ていきましょう。
① A-A-A型(原形・過去形・過去分詞がすべて同じ)
このタイプは原形・過去形・過去分詞がすべて同じ形なので、覚えるのが簡単です。
例:
- put → put → put
- cut → cut → cut
- set → set → set
② A-B-B型(過去形と過去分詞形が同じ)
英語の不規則動詞の中でもっとも多いパターンです。
例:
- keep → kept → kept
- say → said → said
- sell → sold → sold
このように、過去形過去分詞形が同じ動詞は数多くあります。
③ A-B-A型(原形と過去分詞形が同じ)
原形と過去分詞形が同じパターンです。
例:
- come → came → come
- become → became → become
このcome型は英会話でもよく出てくるので必ず押さえておきましょう。
④ A-B-C型(すべて異なる)
原形過去形過去分詞がすべて異なるタイプ。
例:
- go → went → gone
- see → saw → seen
- begin → began → begun
このグループは形が異なるため、少しずつ慣れて覚えるのがコツです。
⑤ A-A-B型(原形と過去形が同じ)
例:
- read → read → read(発音は現在がリード、過去形はレッド)
スペルは同じでも発音が異なる場合がある点に注意しましょう🎯
不規則動詞の発音と母音変化のポイント
英語の不規則動詞では、母音が変化することで過去形と過去分詞形が決まることがあります。
例:
- sing → sang → sung
- drink → drank → drunk
音の通りで覚えると発音もスムーズになります。
【一覧表】不規則動詞107個
ここでは、英会話で最もよく使われる重要な不規則動詞107個を表にまとめました📗
ぜひ不規則動詞を覚える際の参考にしてください。
原形 | 過去形 | 過去分詞形 | 意味 |
|---|---|---|---|
arise | arose | arisen | 起こる/生じる |
be | was / were | been | ~である |
become | became | become | ~になる |
begin | began | begun | 始める |
bend | bent | bent | 曲げる |
bet | bet | bet | 賭ける |
bite | bit | bitten | 噛む |
blow | blew | blown | 吹く |
break | broke | broken | 壊す |
bring | brought | brought | 持ってくる |
build | built | built | 建てる |
buy | bought | bought | 買う |
catch | caught | caught | 捕まえる |
choose | chose | chosen | 選ぶ |
come | came | come | 来る |
cost | cost | cost | 費用がかかる |
cut | cut | cut | 切る |
deal | dealt | dealt | 取引する |
dig | dug | dug | 掘る |
do | did | done | する |
draw | drew | drawn | 描く/引く |
drink | drank | drunk | 飲む |
drive | drove | driven | 運転する |
eat | ate | eaten | 食べる |
fall | fell | fallen | 落ちる |
feed | fed | fed | 餌を与える |
feel | felt | felt | 感じる |
fight | fought | fought | 戦う |
find | found | found | 見つける |
fly | flew | flown | 飛ぶ |
forbid | forbade | forbidden | 禁じる |
forget | forgot | forgotten | 忘れる |
forgive | forgave | forgiven | 許す |
freeze | froze | frozen | 凍る |
get | got | gotten / got | 得る |
give | gave | given | 与える |
go | went | gone | 行く |
grow | grew | grown | 成長する |
hang | hung | hung | 掛ける/吊るす |
have | had | had | 持つ |
hear | heard | heard | 聞く |
hide | hid | hidden | 隠す |
hit | hit | hit | 打つ |
hold | held | held | 持つ/保つ |
hurt | hurt | hurt | 傷つける |
keep | kept | kept | 保つ |
know | knew | known | 知る |
lead | led | led | 導く |
leave | left | left | 去る/残す |
lend | lent | lent | 貸す |
let | let | let | ~させる |
lie | lay | lain | 横になる |
light | lit / lighted | lit / lighted | 火をつける |
lose | lost | lost | 失う |
make | made | made | 作る |
mean | meant | meant | 意味する |
meet | met | met | 会う |
pay | paid | paid | 支払う |
put | put | put | 置く |
read | read | read | 読む |
ride | rode | ridden | 乗る |
ring | rang | rung | 鳴る |
rise | rose | risen | 上がる |
run | ran | run | 走る |
say | said | said | 言う |
see | saw | seen | 見る |
sell | sold | sold | 売る |
send | sent | sent | 送る |
set | set | set | 設置する |
shake | shook | shaken | 揺らす |
shine | shone | shone | 輝く |
shoot | shot | shot | 撃つ |
show | showed | shown | 見せる |
shut | shut | shut | 閉める |
sing | sang | sung | 歌う |
sit | sat | sat | 座る |
sleep | slept | slept | 眠る |
speak | spoke | spoken | 話す |
spend | spent | spent | 使う/過ごす |
stand | stood | stood | 立つ |
steal | stole | stolen | 盗む |
stick | stuck | stuck | 貼る/突き刺す |
swim | swam | swum | 泳ぐ |
take | took | taken | 取る |
teach | taught | taught | 教える |
tear | tore | torn | 引き裂く |
tell | told | told | 伝える/言う |
think | thought | thought | 考える |
throw | threw | thrown | 投げる |
understand | understood | understood | 理解する |
wake | woke | woken | 目を覚ます |
wear | wore | worn | 着る |
win | won | won | 勝つ |
write | wrote | written | 書く |
bleed | bled | bled | 出血する |
broadcast | broadcast | broadcast | 放送する |
prove | proved | proven | 証明する |
slide | slid | slid | 滑る |
smell | smelt / smelled | smelt / smelled | 匂う |
split | split | split | 分割する |
spread | spread | spread | 広がる |
sting | stung | stung | 刺す |
strike | struck | struck | 打つ/衝突する |
sweep | swept | swept | 掃く |
swing | swung | swung | 揺れる |
upset | upset | upset | ひっくり返す/動揺させる |
weep | wept | wept | 泣く |
不規則動詞の使い方と例文
ここでは、実際に不規則動詞の使い方について見ていきましょう。
例文つきで解説するので、ぜひ参考にしてください。
過去形と過去分詞形の違いを理解する
過去形は「過去の出来事」を表し、過去分詞形は「完了」や「受け身」で使います。 例:
- 英:He ate lunch.
- 日:彼は昼ごはんを食べた。
- 英:He has eaten lunch.
- 日:彼は昼ごはんを食べたところだ。
このように、過去形と過去分詞形の使い方を区別することで、英語の時制表現が自然になります。
例文で見る不規則動詞の使い方
- 英:I saw a shooting star last night.
- 日:昨夜、流れ星を見た。
- 英:She has gone to the store.
- 日:彼女はお店に行ってしまった。
- 英:We’ve come a long way.
- 日:私たちは遠くまで来た。
- 英:They have built a new school.
- 日:彼らは新しい学校を建てた。
英会話の中で自然に使えるようになるには、例文と一緒に覚えるのが効果的です✨
効率的な学習法と覚え方のコツ
複雑そうに見える不規則動詞でも、覚え方にはいくつかコツがあります。
ここでは、効率的な学習法と覚え方のポイントについて解説します💡
パターンごとに分けて覚える
不規則動詞は、形のパターンでグループ化すると覚えやすいです。
同じ母音変化を持つ単語をまとめて練習すると、英語の音感も鍛えられます。
よく使う動詞を優先して覚える
日常で多く使われる英語の不規則動詞(be, have, go, come, getなど)から始めましょう。
これだけで英会話の大部分がカバーできます💬
発音とスペルを一緒に覚える
音と文字を同時に学ぶと記憶が定着しやすくなります。
例えば「come–came–come」のように、声に出して練習してみてください。
規則的に学習を続ける
一度に全部覚えるのは難しいので、毎日少しずつ練習するのがポイントです。
1日10語を繰り返すだけでも、1ヶ月で全ての主要不規則動詞をマスターできます💪
FAQ:英語の不規則動詞についてよくある質問
英語の不規則動詞は、英語学習者が特に苦戦しやすい文法ポイントのひとつです。
ここでは、そんな不規則動詞に関してよく寄せられる質問をまとめました。
Q:英語の不規則動詞はいくつありますか?
A: 約200種類ありますが、英会話ではそのうちの70語ほどを覚えれば十分対応できます。
Q:過去形と過去分詞形の見分け方は?
A: 文の中で「過去の出来事」を表していれば過去形、「完了や受け身」を表すなら過去分詞形です。
Q:comeのように形が同じ場合はどう覚える?
A: 原形と過去分詞形が同じcome型は、発音と例文でセットで覚えるのが効果的です。
Q:動詞の過去形がすべて不規則動詞なの?
A: いいえ。edをつけるだけの規則動詞も多くあります。英語の文法を理解して分類することが大切です。
英語の動詞変化を効果的に練習する方法
日本語の電話あいさつが、繰り返し耳にするうちに自然と身につくのと同じように、英語も日々のインプットで「動詞の活用」が直感化します。
ニュースやドラマ、ポッドキャストに触れていると、
- come–came–come
- go–went–gone
- have been / have seen
のような過去形と過去分詞の使い分けが、説明なしでもスッと体に残ります。📚
Migaku では、実際の英語コンテンツを題材に
- よく使う規則動詞/不規則動詞を音声つきで反復
- シャドーイングと瞬間英作文で「口に出す」練習
などが効率的にできます。
学んだ形がそのまま英会話で出てくる設計で、小さな積み重ねが、確かな英語力に変わります🔥
まとめ:動詞の変化を学べば、英語の理解も変化する
今回紹介したように、英語の規則動詞と不規則動詞の違いを理解し、活用や過去形・過去分詞の変化を整理して覚えることが、英語文法の大きな一歩になります。
毎日の中で少しずつ触れていくことで、自然と正しい形が身につくはずです。
英語のコンテンツに触れて、なんとなくわかる——を積み重ねる。
その繰り返しこそが、英語力を伸ばす確かな道です。
Have fun practicing and keep learning every day! 🌱