イギリスで使えるプリペイドSIMおすすめ5選、短期滞在者向けの選び方
最終更新日: 2026年5月21日

短期でイギリスを訪れるなら、空港到着後すぐに使えるプリペイドSIM(PAYG SIM)が最もコスト効率の良い通信手段です。本記事では2026年現在の主要キャリアの料金とプラン、購入時の注意点、そして滞在日数別の選び方を整理しました。
Last updated: May 21, 2026
出発前に確認すべきこと(ETAとネットワーク事情)
プリペイドSIMの選定に入る前に、2026年に変わった2つの重要事項を押さえておきましょう。
- イギリスETA(電子渡航認証)が必須:日本国籍者は2025年1月8日からETA対象となり、2026年2月25日以降はETAなしでイギリス行き便への搭乗ができません。2026年4月8日からは料金が GBP 20 に値上げされました。有効期間は2年、1回あたり最長6カ月の滞在に複数回入国可能で、通常3営業日以内に処理されます。申請はGOV.UK公式サイトから行います。
- 3Gネットワークは全国で停波済み:2026年現在、イギリスでは4G/5Gのみが稼働しています。日本で使っている古い端末を持参する場合は、4G以上に対応しているか必ず確認してください。5Gは地方都市にも広がっています。
短期滞在のデータ量の目安
滞在日数と使い方からおおよそ必要なデータ量を見積もります。
滞在期間 | 使い方 | 推奨データ量 |
|---|---|---|
3〜7日 | 地図・SNS・メッセージ中心 | 6〜10GB |
1〜2週間 | 上記+動画視聴あり | 15〜30GB |
1カ月程度 | テザリング・リモートワーク併用 | 50GB以上 |
短期7日以内のライトユーザーであれば6〜10GBのプリペイドプランで十分とされています。動画ストリーミングを多用するなら15GB以上を選びましょう。
イギリスのプリペイドSIMおすすめ5選
1. EE Pay As You Go(最大手・5G速度重視)
BTグループ傘下のEEはイギリス最大のネットワークを誇ります。
- £10プラン:10GB(5G)、500分通話、無制限SMS、緊急時用の1GB「Data Parachute」付き。
- £15プラン:75GBデータ、無制限通話・SMS。
- £35プラン:無制限データ・通話・SMS。
- 注意点:PAYGプランは全て最高25Mbpsに速度制限されます。また180日以内に通話・SMS・トップアップなどの利用がないと回線が切断され残高も失効します。EUローミングは24時間または7日間のアドオン課金制です。
短期滞在で速度より広いカバレッジを優先するならEEが無難な選択です。
2. Three Pay As You Go(コスパとEUローミング最強)
Threeは短期旅行者に最も支持されているプリペイドSIMの一つです。
- データパック例:120GBが £13.50、無制限通話・SMS込み。
- データパック使用時の5Gアクセスは追加料金なし。
- イギリス本土の屋外人口カバー率は4Gで99%。
- EUを含む70カ国以上で無料ローミングが継続中(データパックにより最大30GB)。
- SIMは無料で発送。ただし海外で使う前にイギリス国内で必ずアクティベートしておく必要があります。
Brexit以降、他社がEU無料ローミングを停止する中、Threeは引き続き提供しており、ヨーロッパ周遊と組み合わせる旅行者に向いています。
3. Vodafone Pay as you go Plus(柔軟な選び方)
世界的ブランドで日本人にも馴染みのあるVodafoneは、2種類のPAYG方式を提供しています。
- Pay as you go Plus:£10で8GB(2026年6月30日まで初3カ月は15GB増量)、£40で無制限データ。
- Pay as you go 1:使用した日のみ £2 課金、当日中は無制限通話・SMS・50MBデータ。短期で通話メインの利用に向きます。
- アクティベートには最低 £5 のチャージ、またはBig Value Bundleの購入が必要。
- 2026年4月1日からPAYG口座の最高残高は £200 までに制限されました。
- 番号維持には180日ごとに有料アクティビティが必要、90日不使用で警告SMS、合計180日不使用で番号切断。トップアップバウチャーは購入日から12カ月で失効します。
4. O2 Pay & Go
O2はロンドン市内や地下鉄駅周辺で安定した通信を提供することで知られています。プリペイドプランの最新価格は変動が大きいため、出発前にO2公式サイト(o2.co.uk/shop/sim-cards/payandgo)で確認してください。空港や市街のO2ストアでSIMを購入できます。
5. Giffgaff(O2回線のMVNO・契約縛りなし)
O2回線を利用するMVNOで、月単位の「Goodybag」と呼ばれるプランを購入する仕組み。契約縛りがなく、月ごとに別プランへ変更可能なため、滞在期間が読みづらい旅行者に人気があります。最新の料金プランはGiffgaff公式(giffgaff.com)で確認できます。SIMはオンライン注文で日本にも発送される場合があり、出発前に手元に届けることも可能です。
どこで購入するか
短期滞在者がプリペイドSIMを入手する主なルートは以下の通りです。
- 空港の到着ロビー:ヒースロー、ガトウィック、スタンステッド、ルートン、マンチェスターの各空港にSIM販売キオスクや自動販売機があります。最も手軽ですが、市内価格より割高です。
- 市内のキャリア直営店:ロンドンならOxford StreetやWestfieldなどに各社のショップがあります。最新キャンペーンが適用されることが多くおすすめ。
- 大手スーパー・コンビニ:Tesco、Sainsbury's、WHSmithなどでもSIMが買えます。
- オンライン事前注文:Three、Giffgaffなどは日本からの注文に対応している場合があります。
身分証明書(パスポート等)は通常不要ですが、年齢確認のため提示を求められる場合があります。
短期滞在者が陥りがちな落とし穴
- EU圏ローミングの誤解:Brexit以降、主要UKプロバイダはプリペイドSIMでのEU無料ローミングを原則停止しました。Three以外でEU諸国も周遊する予定の方は、アドオン購入か別途eSIMの利用を検討してください。
- 180日ルール:EE、Vodafoneとも一定期間利用がないと回線が切断され残高も失効します。次回イギリス渡航時に同じ番号を使いたい場合は、滞在中に十分なトップアップを済ませておきましょう。
- アクティベートのタイミング:Threeなど一部のSIMは、海外で使う前にイギリス国内でのアクティベートが必須です。日本国内でいきなり差し込んでも動作しないことがあります。
- テザリング時の速度制限:EEのPAYGは25Mbps上限のため、リモートワークで高解像度ビデオ会議を行う場合はWi-Fi併用が現実的です。
- 空港購入の割高さ:到着後すぐ必要でないなら、市街のキャリアショップやスーパーで購入したほうが £5〜£10 程度安くなることがあります。
よくある質問
Q. eSIM対応端末ならどちらが便利?
物理SIMの入れ替えが不要で、日本出発前にQRコードで設定できるeSIMは短期旅行者にとって便利です。EE、Vodafone、Threeとも対応プランを拡大しています。
Q. クレジットカードがなくてもトップアップできる?
コンビニやスーパーで「Top-up Voucher」を現金購入できます。Vodafoneのバウチャーは購入日から12カ月で失効する点に注意。
Q. 通話はあまり使わないがデータだけ大量に欲しい。
Threeのデータパック(120GB £13.50)が最もコスト効率に優れます。
Q. イギリス国内で運転もする予定。免許の扱いは?
日本の免許で短期間運転可能ですが、長期切替の条件は別途確認が必要です。詳しくはイギリス運転免許切替の条件をご覧ください。
Q. 学生や卒業後の長期滞在に切り替える可能性がある。
6カ月以上の滞在に切り替える場合はビザの検討も必要です。卒業生向けのGraduate Routeビザでの滞在も参考になります。また、ロンドン以外の都市を拠点にする方はマンチェスターの生活費比較もチェックしてみてください。
まとめ:滞在パターン別のおすすめ
- 1週間以内・観光メイン → EE £10 または Vodafone Pay as you go Plus £10
- 2週間〜1カ月・データ重視 → Three データパック(120GB £13.50)
- EU諸国も周遊する → Three(無料ローミング対応)
- 滞在期間が不確定 → Giffgaff(月単位で柔軟)
- 5G速度と全国カバレッジ重視 → EE £15 または £35
各キャリアの料金は頻繁に改定されるため、出発前に各公式サイトで最新情報を確認することを強くおすすめします。
イギリス滞在をより充実させたいなら、現地で耳にする英語表現を生のコンテンツから学ぶのが近道です。Netflixの英国ドラマやYouTubeを教材化できるMigakuは、滞在前後の英語学習にそのまま活用できます。