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英語の関係副詞とは?関係代名詞との違いや使い方をわかりやすく解説!使える例文も紹介

最終更新日: 2025年12月14日

英語の関係副詞「where/when/why/how」のイメージ

英語学習を進めていく中で、「関係副詞」という文法用語に出会ったことがある人は多いはずです。

関係副詞は高校英語でも学ぶ重要な文法項目ですが、関係代名詞との違いが分かりにくく、問題演習で混乱しやすいポイントでもあります。

この記事では、英語の関係副詞について、where / when / why / how の使い方を中心に、意味や役割をわかりやすく解説!🚀

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高校英語の重要文法「関係副詞」とは?

高校英語でも必須の関係副詞とは、先行詞を修飾しながら、文と文を接続する役割を持つ語です。

単に情報を付け足すだけでなく、先行詞と後ろの節を自然につなぐ働きをしている点が特徴です🙂

英語の文の中で副詞として働き、先行詞が表す内容に「場所」「時間」「理由」「方法」などの情報を付け加える役割を持ちます。

関係副詞を使うことで、2つの文を1つの文にまとめ、自然な表現にすることができます✨

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関係副詞を理解するための基礎用語

以下では、関係副詞を理解するための基礎用語についてわかりやすく解説します。

先行詞とは?

先行詞とは、関係副詞や関係代名詞が説明する名詞のことです。

関係副詞は、この先行詞が持つ意味を詳しく補足するために使われます🙂

関係詞節とは?

関係詞節とは、関係副詞や関係代名詞によって導かれる節のことです。

先行詞の後ろに置かれ、その先行詞がどんなものかを説明します。

副詞の働きと目的語の考え方

関係副詞は副詞として働くため、文の中で目的語になることはありません。

「どこで」「いつ」「なぜ」「どう」といった情報を文に加えるのが、関係副詞の働きです🧩

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関係副詞の種類1:where の使い方

まず、where の使い方を解説します。

where が表す意味と基本の形

where は、場所を表す関係副詞です。

先行詞が「場所を意味する語である場合に使われます。

場所を表す先行詞との関係

house、place、city、home など、場所を表す語が先行詞になります。

たとえば「家」を表す語の後ろに節をつなげたい場合、where が使われることがあります👀

where を使った例文

以下は、where を使った例文です。

  • This is the house where I grew up.(ここは私が育った家です。)
  • This is the place where I feel relaxed.(ここは私が落ち着く場所です。)

which を使う場合との違い

where は副詞ですが、which は関係代名詞です。

which を使う場合、文の中で前置詞 in が必要になることがあります。

  • This is the house in which I grew up.(ここは私が育った家です。)

このように、where と which の違いは、文の中で目的語や前置詞が必要かどうかで判断します。

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関係副詞の種類2:when の使い方

次に、when の使い方を解説します。

when が表す意味と時間の先行詞

when は、時間を表す関係副詞です。

先行詞には day、time、year など、時間や日を表す語が使われます⏰

day / time などとの関係

day や time が先行詞のとき、when を使うのが一般的です。

ただし、文の形によっては which や that が使われる場合もあります。

  • I still remember the day when I first understood this grammar point.(この文法が初めて分かった日のことを、今でも覚えています。)

when を使った例文

when を使った例文は、以下のとおりです。

  • I remember the day when we first met.(私たちが初めて会った日を覚えています。)
  • There was a time when I lived in Japan.(私が日本に住んでいた時がありました。)

which / that を使う場合との違い

when は副詞として時間を表しますが、which や that は関係代名詞です。

文の中で目的語が必要な場合は、which や that を使います🙂

  • I still remember the day that I will never forget.(決して忘れられない日を今でも覚えています。)
  • I still remember the day which I will never forget.(決して忘れられない日を今でも覚えています。)

which はややフォーマルな印象があり、会話では that が選ばれることも多いです🙂

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関係副詞の種類3:why の使い方

関係副詞 why の使い方を解説します。

why が使える先行詞の特徴

why は理由を表す関係副詞です。

先行詞は基本的に reason に限られます。

the reason との関係

the reason の後ろに節を続けるとき、why が使われます。

この組み合わせは英語では非常によく使われる表現です✨

  • This is the reason why I started learning English.(これが私が英語学習を始めた理由です。)

why を使った例文

以下は、why を使った例文です。

  • That is the reason why I chose this job.(それが私がこの仕事を選んだ理由です。)
  • This explains the reason why he was late.(これが彼が遅れた理由を説明しています。)

that を使う場合との違い

the reason の後ろでは that が使われる場合もあります。

  • That is the reason that I chose this job.(それが私がこの仕事を選んだ理由です。)
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関係副詞の種類4:how の使い方

ここでは、how の使い方を見ていきましょう。

how が表す意味と注意点

how は、方法を表す関係副詞です。

「どのように」「どうやって」という意味を持ち、文の中で方法や手段に関する情報を補足します。

ただし、how は他の関係副詞と比べて使い方に制限があり、使える文の形が限られている点に注意が必要です⚠️

the way との関係

how は the way と意味が重なるため、the way how という形は使いません。

これは、「方法」を表す語が重なってしまうためです。

この点は高校英語でもよく出題されるポイントで、間違えやすい部分でもあります🙂

how を使える文の形

how は、先行詞を置かずに使われるケースが多い関係副詞です。

そのため、「これが方法だ」と直接示すような文の中で使われます。

文の中で how が「方法そのもの」を表しているかどうかを意識すると、判断しやすくなります。

how を使った例文

  • This is how I solved the problem.(これが私がその問題を解決した方法です。)
  • I like how she explains things.(彼女の説明の仕方が好きです。)

how が使えない場合

the way を使う場合、how は不要です。

the way 自体が「方法」を表しているため、how を重ねる必要がありません。

  • This is the way I solved the problem.(これが私がその問題を解決した方法です。)

このように、how を使うか the way を使うかは、文の形で判断することが大切です✨

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関係副詞と関係代名詞の違い

英語勉強中の人に多いのが、「関係副詞と関係代名詞はどう違うのか」という疑問です。

ここでは、関係副詞と関係代名詞が文の中でどのように使い分けられているのかを解説します。

文の中での役割の違い

関係副詞は副詞として働き、関係代名詞は名詞の代わりとして働きます。

この役割の違いを理解することが重要です🧠

which / who / that との使い分け

which や who、that は、人や物を指し、文の中で主語や目的語になります。

関係副詞は、場所や時間、理由などの情報を補足します。

文の中で主語や目的語が必要かどうかを意識すると、使い分けがしやすくなります。

前置詞が必要になるパターン

関係代名詞 which を使う文では、前置詞が必要になる場合があります。

これは、which が名詞の代わりとして使われ、文の中で目的語になるためです。

一方、関係副詞 where は「場所」を表す前置詞の意味を含んでいるため、文の中に前置詞を置く必要がありません👀

前置詞を使った修飾表現と、関係副詞を使った修飾表現の違いは、次の例文を見ると分かりやすいです💫

  • This is the house with a garden where we often relax.(ここは、私たちがよくくつろぐ庭付きの家です。)

この文では、with が前置詞として名詞を修飾し、where が関係副詞として場所の情報を補足しています。

それぞれの語が、文の中で異なる役割を担っている点がポイントです。

どちらを使うべきか判断する方法

文の中で目的語が必要かどうかを確認します。

必要な場合は関係代名詞不要な場合は関係副詞を使います。

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関係副詞の省略が可能な場合

関係副詞は、すべての文で必ず必要というわけではなく、文の形や用法によっては省略が可能な場合があります

特に英語の会話やカジュアルな文章では、省略された形が自然に使われることも多く、ルールを知らないと意味が取りづらくなることがあります🙂

ここでは、関係副詞が省略できるケースとできないケースを整理して見ていきましょう。

省略できるケース

関係副詞は、先行詞と文の関係が明確で、意味が曖昧にならない場合に省略されることがあります。

とくに制限用法の文では、関係副詞を省略しても文の意味が通じるケースが少なくありません。

例えば、次のような文です。

  • This is the place I met her.(ここは私が彼女に会った場所です。)

本来は関係副詞を使う形ですが、省略しても意味が自然に伝わります。

このように、文の中で場所や時間、理由などの情報が十分に伝わる場合、関係副詞は省略されることがあります✨

省略できないケース

一方で、関係副詞を省略できない場合もあります。

その代表的な例が、非制限用法の文です。

非制限用法では、先行詞の後ろにカンマが入り、補足情報として節が加えられます。

この場合、関係副詞は文の構造上重要な役割を持つため、省略はできません。

カンマの有無は、省略できるかどうかを判断する大きなポイントになります。

会話でよく見られる省略表現

英語の会話では、文法的に正しいかどうかよりも、自然さが優先されることが多いです。

そのため、関係副詞が省略された文が日常的に使われています💬

こうした表現に慣れていないと、「どこが省略されているのか」「どういう意味なのか」が分かりにくく感じることがあります。

英語学習では、ルールとして知るだけでなく、実際の会話やコンテンツの中で省略された形に触れておくことが大切です。

関係副詞の省略は where だけでなく、when や why でも起こることがあります。

特に会話では、前後の文脈から意味が分かる場合、省略された形が自然に使われます。

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関係副詞の非制限用法について解説

関係副詞には、先行詞を特定するために使われる制限用法だけでなく、追加情報を補足する非制限用法があります

非制限用法では、関係副詞の前にカンマが置かれ、文全体に補足的な情報を加える働きをします。

意味の核となる情報ではなく、「ついでに説明する」ニュアンスだと考えると分かりやすいです🙂

when の非制限用法

when は、時間に関する追加情報を補足する非制限用法として使われる場合があります。

この用法では、先行詞の後ろにカンマが入り、「その時はこんな状況だった」と説明を加える役割を持ちます。

文の意味自体は、when 以下を省いても成立しますが、背景や状況を詳しく伝えたいときに使われます⏰

  • I remember that day, when everything changed.(すべてが変わったその日を覚えています。)

where の非制限用法

where も、場所について補足説明を行う非制限用法として使われることがあります。

先行詞がどこなのかはすでに分かっていて、「その場所はこんなところだよ」と情報を追加するイメージです📌

制限用法との大きな違いは、where 以下がなくても文が成立する点にあります。

  • I visited Kyoto, where I tried matcha for the first time.(初めて抹茶を飲んだ京都を訪れました。)
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よくある間違いと注意点

関係副詞は、英語学習者の中でも特に苦手意識を持ちやすい文法項目のひとつです。

理由として、関係代名詞との違いが分かりにくく、文の構造を意識する必要がある点が挙げられます。

また、関係副詞は、ルールを理解しているつもりでも、実際の文を読む・書く場面で迷いやすい文法項目です。

特に関係代名詞との違いや、先行詞の見極め方を誤ると、不自然な文になってしまうことがあります。

ここでは、英語学習者がよくつまずくポイントを中心に、注意すべき点を整理していきます📝

場所の先行詞があっても where が使えない場合

場所を表す語が先行詞にあると、反射的に where を使ってしまいがちです。

しかし、文の中で前置詞 in や at、for が必要な場合は、関係副詞ではなく関係代名詞 which を使うのが正しい形になります。

「場所の語があるか」ではなく、「文の中で前置詞が必要かどうか」を意識することが大切です。

関係副詞と関係代名詞を混同してしまう

関係副詞と関係代名詞は、どちらも先行詞を説明する関係詞ですが、文の中での働きが異なります。

関係代名詞は主語や目的語として使われるのに対し、関係副詞は状況を補足する役割を持ちます。

この違いを理解せずに使うと、文の構造が崩れてしまうことがあります🙂

the reason や the way の使い方で迷う

the reason や the way は、関係副詞と一緒に使われることが多いため、混乱しやすい表現です。

the reason の後ろでは why や that が使われますが、両方を同時に使う形は避ける必要があります。

また、the way の後ろでは how を使わない点も、よくある間違いのひとつです。

高校英語の問題でひっかかりやすいポイント

高校英語のテストでは、関係副詞と関係代名詞の使い分けが頻出です。

空欄補充問題や正誤問題では、先行詞と文の形を冷静に確認できるかどうかが問われます。

「意味が通じそうだから」で選ばず、文法構造を意識することが重要です🧠

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関係副詞の一覧と整理

関係副詞は、先行詞の内容に追加の情報を与えるために使われる関係詞です。

英語で使われる関係副詞は全部で4種類あり、それぞれが表す意味や使われる場面がはっきり分かれています。

ここでは、where / when / why / how を一覧的に整理しながら、違いや用法を確認していきましょう✨

関係副詞の種類一覧

英語の関係副詞は、以下の4つです。

where / when / why / how

それぞれが表す内容は次のとおりです。

  • where:場所を表す
  • when:時間や日、時を表す
  • why:理由を表す
  • how:方法を表す

このように、「何を説明したいか」によって使う関係副詞が決まります。

意味と先行詞の関係を整理

関係副詞を正しく使うためには、先行詞との関係を意識することが大切です。

where は場所を意味する語、when は時間や日を表す語、why は reason、how は方法を表す内容と結びつきます。

先行詞が何を表しているのかを見極めることで、どの関係副詞を使うべきか判断しやすくなります🙂

用法と使い分けのポイント

関係副詞は、文の中で副詞として働くため、目的語にはなりません。

文の中で「場所」「時間」「理由」「方法」を補足する役割を担っています。

関係代名詞との使い分けに迷った場合は、文の中に目的語が必要かどうかを確認すると判断しやすくなります。

一覧で整理して覚えるコツ

関係副詞は、1つずつバラバラに覚えるよりも、一覧で整理して覚えるのがおすすめです。

意味、先行詞、用法をセットで理解しておくと、文を読むときも作るときも迷いにくくなります。

しっかり整理して覚えておくことで、英語の文法理解が一段と安定します✨

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インプットを重ねて関係副詞を感覚で身につける

関係副詞は、ルールを一度覚えただけでは、実際の英文の中でとっさに使い分けるのが難しい文法項目です。

でも、英語の動画や記事をたくさん見ていると、where や when、why、how がどんな場面で使われているのかを自然と目にするようになります

最初は意識しなくても、「ここは where が来る感じだな」「これは when を使う文だな」と、少しずつ感覚が育っていきます🙂

Migaku では、動画や文章コンテンツを使ったインプット学習を通して、関係副詞が使われているリアルな英語表現に何度も触れることができます

その積み重ねが、「文法を考えなくても意味が取れる」「自然な形が分かる」状態につながっていきます。

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まとめ:How English Starts to Make Sense

関係副詞は、where / when / why / how がどんな先行詞と結びつき、文の中でどんな役割を果たしているかを理解することが何より大切です。

ルールを丸暗記するよりも、実際の英語の文や会話の中で何度も目にすることで、「この場面ではこれだな」と自然に分かるようになっていきます。

英語のコンテンツに触れて、なんとなくわかる——を積み重ねる。
その繰り返しこそが、英語力を伸ばす確かな道。

Good luck! 関係副詞も、楽しみながら少しずつ感覚をつかんでいこう✨