英語の無名イディオム完全ガイド|Nobodyの使い方
最終更新日: 2026年2月3日

英語で「無名の人」を表現したいとき、"nobody" や "unknown" だけじゃ物足りないと感じたことはありませんか?実は英語には、無名性や匿名性を表す面白いイディオムがたくさんあります。今回は、そんな「無名」を表すイディオムを、実際の使い方と一緒に紹介していきます。
英語で「Nobody」とは何ですか
"Nobody" は文字通り「誰でもない」という意味ですが、イディオムとして使われると「取るに足らない人」「無名の人」というニュアンスになります。
例えば、"He's a nobody" と言えば「彼は無名の人だ」という意味です。この表現は少し否定的な響きがあるので、使う場面には注意してください。
ビジネスや日常会話では、"She came from nowhere and became a star" (彼女は無名から這い上がってスターになった)のように使われることもあります。ここでの "nowhere" は「どこでもない場所」つまり「無名の状態」を指しています。
John Doe / Jane Doe:名前のないあの人
英語圏で最も有名な「無名の人」を表す表現が "John Doe" と "Jane Doe" です。日本語の「名無しの権兵衛」に相当する表現ですね。
"John Doe" は身元不明の男性、"Jane Doe" は身元不明の女性を指します。警察や病院、法律文書でよく使われる表現で、例えば身元不明の患者がいた場合、カルテには "Patient: Jane Doe" と記載されます。
実際の使い方を見てみましょう:
- The victim was identified as John Doe until his family came forward.
被害者は家族が名乗り出るまでジョン・ドウとして扱われた。 - This is a Jane Doe case from 2020.
これは2020年の身元不明女性の事件です。
アメリカの法廷では、匿名の原告や被告を "John Doe v. Company Name" のように表記することもあります。
Nowhereの使い方は?
"Nowhere" は場所を表す言葉ですが、「無名」を表すイディオムとしても頻繁に使われます。
最もよく使われるのが "out of nowhere" (どこからともなく、突然)という表現です:
- He came out of nowhere and won the championship.
彼は無名から現れてチャンピオンになった。 - The company appeared out of nowhere and dominated the market.
その会社は突然現れて市場を席巻した。
"Middle of nowhere" も面白い表現で、「人里離れた場所」「辺鄙な場所」という意味です:
- They live in the middle of nowhere.
彼らは人里離れた場所に住んでいる。
また、"going nowhere" は「進展がない」「無名のまま」という意味で使われます:
- His career is going nowhere.
彼のキャリアは行き詰まっている。
Unknownの定義は?
"Unknown" は形容詞として「知られていない」という意味ですが、名詞として使うと「無名の人」「未知の人物」を指します。
- He's an unknown in the industry.
彼は業界では無名だ。
また、"unknown quantity" というイディオムは「未知数」「予測できない人や物」という意味です:
- The new employee is an unknown quantity.
新入社員はまだ未知数だ。
映画や音楽業界では、"unknown artist" (無名のアーティスト。*という表現がよく使われます。これは否定的な意味ではなく、単に「まだ知られていない」という客観的な状態を表します。
その他の「無名」を表すイディオム
A nobody from nowhere
"Nobody" と "nowhere" を組み合わせた強調表現です。完全に無名の状態を表します:
- I was a nobody from nowhere, but I worked hard.
私は完全な無名だったが、懸命に働いた。
Dark horse
「ダークホース」は日本語でも使われますが、元々は競馬用語で「無名の実力者」「伏兵」という意味です:
- She's a dark horse in this competition.
彼女はこの競技会のダークホースだ。
この表現は否定的ではなく、むしろポジティブなサプライズを期待させるニュアンスがあります。
No-name
"No-name brand" (無名ブランド)のように使われる表現で、「名前が知られていない」という意味です:
- He started as a no-name actor.
彼は無名の俳優としてスタートした。
Jack of all trades
これは少し違う角度からの「無名性」を表します。「何でも屋」「器用貧乏」という意味で、特定の分野で名を成していない人を指すことがあります。
完全な表現は "Jack of all trades, master of none" (何でもできるが、何も極めていない)です:
- He's a Jack of all trades but never became famous in any field.
彼は何でもできるが、どの分野でも有名にはならなかった。
実際の会話での使い分け方
これらのイディオムは、状況によって使い分けることが大切です。
フォーマルな場面では "unknown" や "John Doe" を使い、カジュアルな会話では "nobody" や "out of nowhere" を使うのが自然です。
また、相手を傷つけないように注意してください。"You're a nobody" と直接言うのは失礼ですが、"I came from nowhere" と自分について言うのは問題ありません。
英語のイディオムは文化的背景も含めて理解することで、より自然に使えるようになります。実際の映画やドラマでこれらの表現がどう使われているか観察すると、ニュアンスがより深く理解できますよ。
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