英語の「as if+仮定法」を解説!意味や文法、直説法との違い、英語表現、仮定法過去/仮定法過去完了と合わせた使い方も
最終更新日: 2026年1月2日

- 「彼はまるで何でも知っているかのように話す」
- 「まるで夢のようだ」
このような会話、日本語でもよくありますよね。
これを英語で表現する時に使うのが「as if」です。
as if は「仮定法」と一緒に使われることが多く、学校の英文法や英語学習中に習った記憶がある方も多いでしょう。
しかし、
- 「動詞は過去形?過去完了?」
- 「直説法との違いは?」
と、時制の使い分けや文法用語に混乱してしまう学習者も少なくありません🤯
この記事では、as if を使った仮定法のルールや意味、使い方を徹底解説します。
難しい情報は整理して、英語初心者でも感覚的に掴めるよう、豊富な例文とともに見ていきます🚀
「as if」とは?意味と基本を解説
as if は、「まるで~のように」という意味を持つ接続詞的な表現です。
話し手が「実際はそうではないけれど、あたかもそうであるかのように」と思っている状況や、あるいは「本当にそう見える」状況を表す時に使います🎭
as if の後ろには、主に以下の2つのパターンが続きます。
- 仮定法:現実とは違うこと、ありえないことを例える場合
- 直説法:現実である可能性がある、実際にそう見えている場合
この「事実と反するかどうか」という点が、後ろに続く動詞の形を決める最大のポイントです。
まずは、最も頻出である「仮定法」との組み合わせから詳しく確認していきましょう。
1. as if + 仮定法過去形(現在の「真実ではない」こと)
ここでは、as if + 仮定法過去形(仮定法過去)について解説します。
現在の事実と異なることを表す使い方
「(今)まるで~であるかのように」と、現在の事実とは異なることを表す場合は、「as if + 仮定法過去」を使います。
ここで重要なルールは、「現在の話であっても、動詞は過去形にする」ということです。
これを「仮定法過去」と呼びます🕰️
文法のポイントと時制の考え方
- 動詞:過去形を使う
- be動詞:主語に関わらず were を使う
現在のことを話しているのに過去形を使うのは、「事実とは違う」という距離感を表すためです。
💡ポイント 💡
口語では was も使われますが、学習上は were が基本です⚠️
会話でも使える英語表現・例文
「彼は何でも知っているかのように話す」と言いたいとき、実際には彼が本当に何でも知っているわけではないですよね。
これはあくまで、何でも知っている“風”に話している、というニュアンスになります。
- He talks as if he knew everything about his job.(彼はまるで自分の仕事のことを何でも知っているかのように話します)
ここで注目したいのは、現在の話であるにもかかわらず、knows ではなく knew が使われている点です。
これは、事実とは異なる内容を表すために過去形を使う、仮定法の表現だからです。
次に、be動詞を使った例を見てみましょう。👀
- He behaves as if he were the king of the world.(彼はまるで世界の王様であるかのように振る舞います)
実際には王様ではありませんが、そうであるかのように振る舞っているため、is ではなく were が使われています。
また、me を使った表現もよく登場します。
- He treats me as if I were a child.(彼は私をまるで子供のように扱います)
この場合も、私は子供ではないため、仮定法として were が使われています。
さらに、「〜できるかのように」という可能性のニュアンスを含めたい場合は、助動詞 can の過去形である could を使います。
- She speaks English as if she could live in the US anytime.(彼女はまるでいつでもアメリカに住めるかのように英語を話します)
このように、as if の後ろでは、現実とは異なる内容を表すために過去形が使われるのが特徴です。
2. as if + 仮定法過去完了形(過去の「真実ではない」こと)
以下では、as if + 仮定法過去完了形(仮定法過去完了)について解説します。
過去の事実と異なることを表す使い方
次に、「(あの時)まるで~だったかのように」と、過去の事実とは異なることを表す場合です。
この時は「as if + 仮定法過去完了」を使います。
主節で表している時よりも、さらに前の時点の出来事を仮定するイメージです。🔙
文法のポイントと過去完了の役割
・動詞:had + 過去分詞(過去完了形)を使う
仮定法過去完了は、「過去の事実と反対」を表すために、過去完了の形を使います。
例文で使い方を確認しよう
- He talks as if he had seen the accident.(彼はまるでその事故を目撃したかのように話す)
話しているのは今ですが、見たかどうかは過去の話なので had seen が使われています。
- She looked as if she had been ill for a long time.(彼女はまるで長い間病気だったかのように見えた)
また、感情を表す動詞 feel と一緒に使われることも多いです。
- I feel as if I had made a big mistake in my decision.(自分の判断で大きな間違いを犯してしまったかのような気分だ)
3. as if + 直説法(真実である可能性がある場合)
ここでは、as if + 直説法について解説します。
仮定ではなく「本当にそうかもしれない」場合の使い方
as if の後ろには、必ずしも仮定法が来るわけではありません。
話し手が「実際にそう見える」「本当にそうかもしれない」と考えている場合は、時制をずらさず直説法を使います🕰️
現在形を使う判断ポイント
以下の文を比べてみましょう。
- It looks as if it is going to rain.(雨が降りそうだ)
雲の様子などから、実際に降りそうだと判断しているため is を使います。
- It looks as if he is rich.(彼はどうやらお金持ちのようだ)
このように、事実の可能性がある場合は were ではなく is を使います。
looks as if を使った自然な例文
直説法は、look や seem などの動詞と一緒に使われることが多いです。
- You look as if you have good news.(良い知らせがありそうな顔をしているね)
見た目からそう判断している、自然な会話表現ですね💫
4. as if と as though の違い
as if と似た表現に as though があります。
意味はほとんど同じで、入れ替えて使うことができます👯♀️
- He talks as though he knew everything.(彼はまるで何でも知っているかのように話す)
微妙なニュアンスの差としては、以下の傾向があります。
- as if:口語(会話)から書き言葉まで幅広く使われ、より一般的です。
- as though:as if に比べると少し堅い響きがあり、書き言葉やフォーマルな場面で好まれる傾向があります。
また、as if よりも「実際にそう見える」という可能性の度合いが少し高い場合に選ばれることもありますが、現代英語ではほぼ同じと考えて問題ありません。
5. as if と wish の違い
「現実とは違うことを願う・例える」という点で、as if とよく比較されるのが I wish + 仮定法 です。
どちらも「仮定法」のルール(時制を一つ前にずらす)を使いますが、役割が異なります。🌠
as if + 仮定法:まるで~のように(比喩・様子)
焦点は、様子や動作の描写にあります。
- She acts as if she were a child.(彼女はまるで子供のように振る舞う)
I wish + 仮定法:~ならいいのに(願望)
焦点は、話し手の叶わぬ願いにあります。
- I wish I were a bird.(私が鳥だったらいいのに)
as if はあくまで「~のように(見える/振る舞う)」という様子の説明に使う点が最大の違いです。
この違いについて、ついつい混同してしまうこともあるので気をつけてください⚠️
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英語の「I wish + 仮定法」については、以下の記事で詳しく解説しています💡
👉『 英語の「I wish+仮定法過去/仮定法過去完了」を例文付きで解説!使い方や「as if」との違い、英会話に使える表現など高校英文法の基礎をマスター 』
練習問題|as if の使い方を確認しよう
ここまでで、as if の意味や時制の考え方を見てきましたね🙂✨
最後に、理解を定着させるための練習問題にチャレンジしてみましょう。
次の日本語を参考に、「as if」を使った英文を考えてみてください。
仮定法過去か、仮定法過去完了か、それとも直説法かを意識するのがポイントです。
問題 1
彼はまるで何でも知っているかのように話します。
ヒント:今の話だが、事実ではない
問題 2
彼女はまるでそれを以前に見たことがあるかのような表情をしました。
ヒント:過去の出来事について、事実ではない
問題 3
空を見て、雨が降りそうだと思いました。
ヒント:実際に起こる可能性がある
すぐに正解が出なくても大丈夫です💪
「これは現実と違うかな?」「過去の話かな?」と考えること自体が、as if の感覚を身につける大切な練習になります。
英語の例文や会話の中で as if を見かけたら、「今どの時制を使っているんだろう?」と立ち止まって考えてみてくださいね。
この積み重ねが、仮定法を自然に使える力につながっていきます🚀
英語の仮定法も「使われる場面」に触れることで自然に身につく
as if を使った仮定法は、ルールだけ覚えようとすると難しく感じがちです。
ですが、英語の動画やドラマ、会話表現にたくさん触れていく中で、「まるで〜のように」と言いたい場面で as if がどう使われているのかを繰り返し見ることで、少しずつ感覚的に理解できるようになっていきます。
Migaku を使えば、動画や音声などのリアルな英語コンテンツを通して、as if+仮定法や直説法の表現を「知識」ではなく「使われ方」としてインプットできます。
何度も同じ構文に触れるうちに、
- 「ここは過去形だな」
- 「ここは現在形のままだな」
と、時制の選び方も自然と身についてきます。
最初は意識しなくても大丈夫💪
英語に触れる時間を重ねることで、仮定法の距離感も少しずつ自分のものになっていきますよ🚀
まとめ:As if You’ve Got It Already
この記事で一番大切なポイントは、as if の後ろの形は「現実とどれくらい距離があるか」で決まる、ということです。
今の事実と違うなら仮定法過去、過去の事実と違うなら仮定法過去完了。
一方で、本当にそう見える・起こりそうな場合は直説法を使います。
ルールとして覚えるよりも、「この表現、なんとなく不自然だな」「ここは現実っぽいな」と感じ取れるかどうかが大事です。
英語のコンテンツに触れて、なんとなくわかる——を積み重ねる。
その繰り返しこそが、英語力を伸ばす確かな道。
as if の感覚も、最初から完璧に使える必要はありません。
英語を読んだり聞いたりする中で、「あ、こういう時に使うんだ」と気づく瞬間が少しずつ増えていきます。
As if you’ve already got it ——そんな気持ちで、気軽に英語に触れ続けていこう🚀
Good luck, and have fun noticing as if in real English!