英語の使役動詞make・let・have・getの使い方完全ガイド
最終更新日: 2026年3月27日

英語の使役動詞って聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、実は日常会話でめちゃくちゃよく使われる表現なんです。make、let、have、getの4つの使役動詞は、それぞれ微妙にニュアンスが違っていて、使い分けができるようになると英会話の幅がグッと広がります。この記事では、それぞれの使役動詞の意味や使い方、そして実際の場面でどう使い分けるかを詳しく解説していきますね。
使役動詞とは何か
使役動詞というのは、誰かに何かをさせる、やってもらう、という意味を表す動詞のことです。英語では causative verbs と呼ばれています。日本語でも「彼に宿題をやらせた」とか「友達に手伝ってもらった」みたいな表現がありますよね。英語でも同じように、人に行動を促す表現があるんです。
使役動詞の基本的な文法構造は、主語 + 使役動詞 + 人 + 動作、という形になります。ただし、それぞれの使役動詞によって後ろに来る動詞の形が変わったり、ニュアンスが全然違ったりするので、そこがポイントになってきます。
英語には主に4つの使役動詞があります。make、let、have、getです。これらは全部「~させる」と訳せることもありますが、実際には強制のニュアンスがあったり、許可の意味があったり、お願いのニュアンスがあったりと、かなり違います。
makeの使い方と強制的なニュアンス
使役動詞makeは、4つの中で最も強制力が強い表現です。誰かに無理やり何かをさせる、というニュアンスがあります。相手の意思に関係なく行動させる感じですね。
makeの基本的な構文は、make + 人 + 動詞の原形、です。ここで重要なのは、動詞の原形を使うということ。to不定詞ではありません。
My parents made me study every day.
両親は私に毎日勉強させました。
この例文では、本人の意思に関係なく、親が強制的に勉強させたというニュアンスが伝わります。嫌でもやらされた感じが出ていますよね。
The teacher made us rewrite the essay.
先生は私たちにエッセイを書き直させました。
これも同じで、生徒たちに選択肢はなく、先生の指示で書き直しをしなければならなかった状況です。
makeは物理的な強制だけでなく、状況や感情によって何かをせざるを得なくなる場合にも使えます。
The sad movie made me cry.
その悲しい映画は私を泣かせました。
この場合、映画が感情的に涙を誘発したという意味です。意図的に泣こうとしたわけではないけれど、映画の影響で泣いてしまった、という感じですね。
letの使い方と許可の意味
使役動詞letは、makeとは正反対で、許可を与えるという意味になります。相手が何かをしたいと思っていて、それを許可する、させてあげる、というニュアンスです。
letの構文も、let + 人 + 動詞の原形、です。makeと同じように原形を使います。
My parents let me go to the party.
両親は私がパーティーに行くことを許可してくれました。
この文では、本人がパーティーに行きたいと思っていて、親がそれを許可したという状況が伝わります。強制ではなく、本人の意思を尊重している感じがありますよね。
Can you let me borrow your pen?
ペンを貸してもらえますか?
これは許可を求める表現として使われています。相手に何かをさせてもらえるかお願いするニュアンスです。
letは日常会話でかなり頻繁に使われます。特に Let me... という形で、自分が何かをすることを相手に許可してもらう表現がよく出てきます。
Let me help you with that.
それを手伝わせてください。
Let me think about it.
考えさせてください。
こういった表現は英会話で本当によく使うので、覚えておくと便利です。
haveの使い方とお願いのニュアンス
使役動詞haveは、誰かに何かをしてもらう、やってもらう、というニュアンスです。makeのような強制力はなく、letのような許可の意味でもなく、依頼や当然の義務としてやってもらう感じです。
haveの構文は、have + 人 + 動詞の原形、です。makeやletと同じく原形を使います。
I had my assistant schedule the meeting.
私はアシスタントに会議の予定を組んでもらいました。
この場合、アシスタントの仕事として当然やってもらうことなので、強制でも許可でもなく、業務の一環として依頼している感じです。
haveは特にサービスを受ける場面でよく使われます。美容院や修理店など、プロに何かをやってもらう時の定番表現です。
I had my hair cut yesterday.
昨日髪を切ってもらいました。
I need to have my car repaired.
車を修理してもらう必要があります。
これらの文では、美容師や修理工に専門的なサービスを提供してもらうという意味になります。自分ではできないことをプロにお願いする、というニュアンスですね。
haveは人間関係や立場によって、上司が部下に指示する場面や、親が子供に何かをさせる場面でも使えます。makeほど強制的ではないけれど、やってもらうことが期待されている状況です。
I'll have my son take out the trash.
息子にゴミを出させます。
getの使い方と説得のニュアンス
使役動詞getは、4つの中で少し特殊です。誰かを説得して何かをしてもらう、というニュアンスがあります。相手が最初は乗り気じゃなかったけど、説得したり頼んだりして最終的にやってもらう感じです。
getの構文は、get + 人 + to + 動詞の原形、です。ここが重要なポイントで、getだけはtoを使います。他の3つは原形だけでしたよね。
I got my friend to help me move.
友達に引っ越しを手伝ってもらいました。
この文からは、友達が最初から積極的に手伝いたがっていたわけではなく、お願いして説得して手伝ってもらった、というニュアンスが伝わります。
She finally got her parents to buy her a new phone.
彼女はついに両親に新しい携帯を買ってもらいました。
この場合も、親を説得するのに時間がかかったけど、最終的に買ってもらえた、という感じが出ています。finallyという言葉がそのニュアンスをさらに強めていますね。
getは日常会話でとてもよく使われます。カジュアルな表現として、友達や家族に何かをお願いする時に便利です。
Can you get him to call me back?
彼に折り返し電話してもらえますか?
I can't get my dog to sit still.
犬をじっとさせられません。
動物や子供など、言うことを聞かせるのが難しい相手に対して使うこともあります。
4つの使役動詞の使い分け
ここまで個別に見てきましたが、実際の英会話では状況に応じて適切な使役動詞を選ぶ必要があります。同じ「~させる」という日本語でも、英語では全然違うニュアンスになるんです。
makeは強制力が強いので、相手の意思に関係なく何かをさせる場面で使います。親が子供に、上司が部下に、法律が国民に、みたいな力関係がある状況です。感情や状況が人を動かす場合にも使えます。
letは相手がやりたいことを許可する時に使います。本人の意思を尊重している感じがあるので、自由を与える、制限を解除する、という場面で適切です。
haveは依頼や業務として当然やってもらうことに使います。サービスを受ける時や、仕事の一環として誰かに何かをしてもらう時に自然な表現です。
getは説得や交渉を経て何かをしてもらう時に使います。相手が最初は乗り気じゃなかった、または難しかった、という背景がある場合に適切です。
同じ状況でも、どの使役動詞を使うかでニュアンスが変わります。例えば、子供に部屋を掃除させる場合を考えてみましょう。
I made my son clean his room. (強制的に掃除させた、嫌がっていたけど無理やり)
息子に部屋を掃除させました。
I let my son clean his room. (本人が掃除したがっていて、それを許可した)
息子が部屋を掃除することを許しました。
I had my son clean his room. (当然の義務として掃除してもらった)
息子に部屋を掃除してもらいました。
I got my son to clean his room. (説得して掃除してもらった)
息子を説得して部屋を掃除してもらいました。
それぞれ微妙に状況が違いますよね。この違いを理解して使い分けられるようになると、英語の表現力がかなり上がります。
受動態での使い方
使役動詞は受動態でも使えます。特にmakeとhaveは受動態でよく見かけます。
makeの受動態では、be made to + 動詞の原形、という形になります。能動態では原形だけでしたが、受動態ではtoが必要になるので注意してください。
I was made to apologize.
私は謝罪させられました。
We were made to wait for two hours.
私たちは2時間待たされました。
haveの受動態も同じように使えます。
I had my wallet stolen.
財布を盗まれました。
これは少し特殊な使い方で、自分の意思とは関係なく何か悪いことが起きた、という意味になります。被害を受けた時の表現としてよく使われます。
よくある間違いと注意点
使役動詞を使う時に、日本人がよくやってしまう間違いがいくつかあります。
まず、makeとletの後ろにtoを付けてしまう間違いです。make to do、let to doという形は文法的に間違っています。必ず原形を使ってください。
逆に、getの後ろにtoを付け忘れる間違いもあります。getだけは to + 動詞の原形が必要なので、忘れないようにしましょう。
もう一つの間違いは、ニュアンスの違いを無視して全部makeで済ませてしまうことです。makeは強制的な意味が強いので、許可や依頼の場面で使うと不自然になります。状況に合わせて適切な使役動詞を選ぶことが大切です。
また、使役動詞の後ろに来る人は目的格(me、him、herなど)を使います。主格(I、he、sheなど)を使ってしまう間違いもあるので気を付けてください。
実践的な例文で理解を深める
ここまでの内容を踏まえて、実際の会話でよく使われる例文をいくつか見ていきましょう。
職場での使役動詞の使い方です。
My boss made me work overtime again.
上司にまた残業させられました。
Can you have someone fix the printer?
誰かにプリンターを修理してもらえますか?
I finally got the client to agree to our terms.
ついにクライアントに条件に同意してもらいました。
家庭での使役動詞の使い方です。
My mom never let me stay up late on school nights.
母は学校がある日の夜に遅くまで起きることを許してくれませんでした。
I need to have the plumber check the pipes.
配管工に配管をチェックしてもらう必要があります。
I got my kids to eat their vegetables by making it a game.
ゲームにすることで子供たちに野菜を食べてもらいました。
友達との会話での使役動詞です。
Let me know if you need anything.
何か必要なものがあれば教えてください。
The movie made me laugh so hard.
その映画で大笑いしました。
Can you get your brother to give me a ride?
お兄さんに車で送ってもらえるか頼んでもらえますか?
これらの例文を見ると、それぞれの使役動詞がどんな場面で使われるか、イメージが湧いてきますよね。
使役動詞を使いこなすコツ
使役動詞を自然に使えるようになるには、たくさんの英語に触れることが一番です。映画やドラマ、YouTubeなどで実際にネイティブスピーカーがどう使っているか観察してみてください。
特に注目してほしいのは、どんな状況でどの使役動詞が使われているかです。強制的な場面ではmake、許可を与える場面ではlet、というパターンが見えてくるはずです。
また、自分で文章を作る練習も効果的です。日常生活の中で「これを英語で言うなら」と考えてみる習慣を付けると、使役動詞の使い分けが自然にできるようになります。
文法的な知識も大切ですが、実際に使ってみることで本当の意味で身に付きます。間違いを恐れずに、どんどん使ってみてください。
使役動詞で広がる英語表現の世界
使役動詞make、let、have、getの4つをマスターすると、英語での表現の幅が本当に広がります。誰かに何かをしてもらう、させる、という状況は日常生活で頻繁に出てきますよね。それぞれのニュアンスの違いを理解して使い分けられるようになれば、より正確に自分の意図を伝えられるようになります。最初は難しく感じるかもしれませんが、実際の英語に触れながら練習していけば、必ず自然に使えるようになりますよ。
もしあなたが{言語}でメディアを消費し、そのメディア内のメッセージや文章を少しでも理解できるなら、必ず上達します。断言します。
一度学んで、理解して、自分のものにしましょう。💪
もし実際の英語コンテンツでこれらの表現を練習したいなら、ミガクのブラウザ拡張機能がめちゃくちゃ便利です。NetflixやYouTubeを見ながら、わからない単語を瞬時に調べられて、そのままミガクの内蔵フラッシュカードシステムに保存できます。実際の会話の中で使役動詞がどう使われているか、リアルタイムで学べるので効率的ですよ。10日間の無料トライアルがあるので、ぜひ試してみてください。