英語の未来完了進行形とは?未来完了形との違いや英文法、使い方をわかりやすく解説!英会話で使える例文も紹介
最終更新日: 2026年1月13日

「来年の今頃、私は英語を3年間勉強し続けていることになるでしょう。」
このように、「未来のある時点」において、過去からずっと続いている動作や出来事を表すとき、英語では未来完了進行形という時制を使います。
名前だけ聞くと「漢字ばかりで難しそう…」と身構えてしまうかもしれませんが、仕組みは意外とシンプルです。
今回は、日本の高校の授業で習ったけれど、つい忘れがちな未来完了進行形について、未来完了形との違いや正しい使い方を例文付きでわかりやすく解説します。
英語学習をしている人は、この記事を通して文法のルールを整理し、表現の幅を広げていこう✨
英語の「未来完了進行形」の意味を解説
ここでは、英語の「未来完了進行形」の意味を解説します。
未来のある時点まで続いている状態を表す時制
未来完了進行形(Future Perfect Progressive)は、過去や現在から始まった動作が、未来のある時点まで「ずっと続いている」状態を表す英文法です。
この時制を使うとき、頭の中では以下のような時間の流れをイメージするとわかりやすいでしょう。
- 過去・現在:すでに何かが始まっている(あるいはこれから始まる)。
- 未来のある時点:ここがゴール(基準)。
- 継続:そのゴール地点まで、動作が途切れずに続いている。
例えば、「来月で、日本に住んで10年になる」といった表現がこれに当たります。
未来のある時点にスポットライトを当てて、そこまでの「期間の長さ」や「継続」を強調したいときに使うのがポイントです🕰️
未来完了進行形の形と作り方
未来完了進行形の基本の形は、以下の3つの要素で構成されています。
主語 + will have been + 動詞の-ing(現在分詞)
「未来(will)」+「完了(have been)」+「進行(-ing)」という形です。
完了形を作るために、be動詞の過去分詞であるbeenが使われています。
- 肯定文:I will have been working...(私はずっと働き続けているでしょう)
- 否定文:notをwillの後ろに入れます。
- 疑問文:Willを主語の前に出します。
未来完了進行形の例文と使い方
では、実際にどう使うのか、具体的な例文を見てみましょう💫
特に、期間を表す「for」や、期限を表す「by」などの表現とセットで使われることが多いです。
1. 継続期間を強調する場合
未来のある時点における「期間の長さ」を強調したい時に使います。
- By next month, I will have been living here for a year.(来月で、私はここに1年間住み続けていることになります。)
- Next April, she will have been studying English for 5 years.(来年の4月で、彼女は英語を5年間学習し続けていることになります。)
このように「~の間ずっと」という継続のニュアンスを強く表し、年単位や年間の積み重ねを伝えることができます💡
2. 未来の時点での動作の継続を表す場合
未来のある時に、まだその動作をしている最中であることを伝えます。
- We will have been driving for 6 hours by the time we get there.(そこに着く頃には、私たちは6時間ずっと運転し続けていることになるでしょう。)
未来の「ある時点」にたどり着いたとき、それまでの行動がどれくらい続いていたかを説明するのに便利ですね。
重要!未来完了形と未来完了進行形の違い
英語学習者が一番悩みやすいポイントが、「未来完了形」と「未来完了進行形」の違いです。
どちらも「未来までの継続」を表すことができますが、これらのニュアンスは同じではありません。
使い分けには明確なルールがあります。
動作動詞か、状態動詞か
最大の違いは、使われている動詞の種類です。
- 未来完了進行形:主に動作動詞(run, study, play, workなど)を使う。
「動作」が生き生きと続いているニュアンスを強調します。 - 未来完了形:主に状態動詞(be, know, live, belongなど)を使う。
状態動詞はもともと継続の意味を含んでいるため、進行形(-ing)にしないのが一般的です。
例えば、「知っている(know)」という動詞は状態を表すため、進行形にはしません🙅♀️
- I will have known him for 10 years by next week.(来週で彼と知り合って10年になります。)
このように、状態の継続は「未来完了形」、動作の継続は「未来完了進行形」と区別して覚えると、整理しやすくなります。
未来進行形と未来完了進行形の違い
似た言葉に未来進行形(will be -ing)がありますが、これも意味が異なります。
- 未来進行形:未来の「ある一時点」で何をしているか(ピンポイントな動作)。
例:「明日の今頃は、飛行機に乗っているだろう(飛んでいる最中だ)。」 - 未来完了進行形:その時点までの「期間・継続」に焦点がある。
例:「明日の今頃で、飛行機に10時間乗り続けていることになる。」
「時間の幅(期間)」が含まれているかどうかが、見極めるポイントです👀
現在完了形・現在完了進行形との考え方の違い
未来完了進行形を理解するうえで、現在完了形や現在完了進行形との違いを整理しておくと、時制全体の見通しがよくなります🙂
まず、現在完了形は「現在を基準に、過去の出来事がどう関係しているか」を表す時制です。
過去に起きたことが、今どうなっているか、どんな結果や経験につながっているかに注目します。
一方、現在完了進行形は「過去から現在まで、動作がどれくらい続いているか」を表します。
つまり、現在完了形が「結果・経験」に焦点を当てるのに対し、現在完了進行形は「継続している時間」に焦点を当てるという違いがあります。
これを未来にずらした考え方が、未来完了進行形です。
未来完了進行形では、現在ではなく未来のある時点を基準にして、そこまで動作がどれくらい続いているかを表します。
過去 → 現在 → 未来と時の流れは同じですが、どの時点を基準に見るかが変わるだけ、と考えると理解しやすくなります。
現在完了進行形が「今までどれくらい続いているか」なら、未来完了進行形は「その時までにどれくらい続いているか」を表す時制なのです。
現在完了形の「経験」と未来完了進行形の視点
現在完了形には、「経験」を表す使い方があります🙂
これは、過去から現在までの間に「〜したことがある」という経験を伝える用法です。
この場合、重要なのは「何回やったか」「やったことがあるかどうか」であって、時間の長さではありません。
一方、未来完了進行形は、経験そのものよりも「続けている時間」に視点があります。
未来のある時点で、どれだけ長く動作を続けてきたか、という流れを描く時制です。
例えば、「英語を学んだ経験がある」と言いたい場合は、現在完了形が自然です。
しかし、「来年の時点で、何年間英語を学び続けているか」を伝えたい場合は、未来完了進行形が適しています。
このように、現在完了形の経験は「点」で捉えるのに対し、未来完了進行形は「線」で捉えるイメージです。
経験を言いたいのか、継続してきた時間を言いたいのか。
その視点の違いを意識すると、どの時制を使うべきか判断しやすくなります。
高校の英文法でも重要!状態動詞と未来完了進行形の関係
未来完了進行形を使うときは、動詞の種類にも注意が必要です🙂
進行形は基本的に、「いつ 何かをしている途中なのか」が意識できる動作を表す動詞と一緒に使われます。
そのため、「状態」を表す動詞は、未来完了進行形では使えない場合が多くなります。
例えば、know や like、have(所有の意味)などは、ある行動をしている途中というより、「そういう状態にある」ことを表す動詞です。
こうした状態動詞は、時間の経過とともに動作が進行している、という感覚を持たないため、進行形にするのが不自然になります。
そのため、状態の継続を表したい場合は、未来完了進行形ではなく未来完了形を使います。
❌ I will have been knowing him for 10 years by next month.
✓ I will have known him for 10 years by next month.(来月で、彼を知って10年になるでしょう)
この文では、「知っている」という状態が10年間続いていることを表したいので、進行形ではなく未来完了形が適しています。
同じ考え方で、結婚や所有のような状態も、未来完了形で表すのが自然です。
We will have been married for 20 years by 2030.(2030年で、私たちは結婚して20年になるでしょう)
このように、未来完了進行形は「動作が続いている」ことを表す時制であり、「状態が続いている」ことを表す時制ではありません。
動作動詞か状態動詞かを見極めることで、未来完了進行形を使うべきか、未来完了形を使うべきかが判断しやすくなります。
この区別は高校の英文法でも重要なポイントなので、あわせて押さえておくと安心です。
場面別:未来完了進行形を使った英会話表現
ここからは、日常やビジネスなどの場面(英会話)で使える表現を詳しく見ていきましょう。
勉強や学習の継続を伝える
留学や資格試験の勉強など、努力を続けている期間を伝えたい場合です。
- I will have been learning programming for 2 years by next spring.(来年の春で、私はプログラミングを2年間学び続けていることになります。)
- By the time the test starts, he will have been preparing for it for 4 months.(試験が始まる頃には、彼は4ヶ月間その準備をし続けていることになるでしょう。)
仕事や家での作業の継続を伝える
残業やプロジェクトの期間など、時間の経過を強調する場合です。
- By 10 p.m., I will have been working on this report for 12 hours.(午後10時には、私はこのレポートに12時間取り組み続けていることになるでしょう。)
- By the time I go back to my house, I will have been walking for 2 hours.(家に戻る頃には、私は2時間歩き続けていることになります。)
待ち時間の長さを伝える
相手が遅れた時など、どれくらい待つことになるかを伝える際にも使えます。
- If he doesn't come soon, we will have been waiting for 3 hours.(彼がすぐ来なければ、私たちは3時間ずっと待ち続けていることになります。)
遅刻しそうな相手に「これだけ待ってるんだよ!」と伝えるときにも使える表現です📞
理解度チェック!間違いやすいポイント
最後に、学習者がつい間違えてしまいがちな点を復習しましょう。
- 「時」や「条件」を表す副詞節の中 未来のことでも、whenやifなどの副詞節の中では、未来完了進行形の代わりに現在完了進行形(または現在形)を使うことがあります。 ただし、主節(メインの文)ではしっかり will have been -ing を使います。
- 期間を表す語句がない場合 具体的に「3 years」や「for a long time」などの期間を示す言葉がないと、単なる未来進行形と混同されやすいため、通常は期間を表す言葉と一緒に使われます。
これらの点に気をつければ、より自然な英語の文を作ることができます✍️
未来完了進行形を「理解」から「感覚」で使える表現へ
未来完了進行形は、一般的な英語勉強で文法ルールとして理解するだけだと、つい「テスト用の時制」で終わってしまいがちです。
でも実際には、英語の動画や記事に触れていく中で、
- 「この場面、未来のある時点までずっと続いている話だな」
- 「ここは結果じゃなくて、継続の長さを言いたいんだな」
と、自然に使われている場面に何度も出会います。
Migakuでは、英語の動画や記事などのリアルな英語コンテンツを使いながら学習できます。
この記事で解説した未来完了進行形も、ルールとして暗記するのではなく、
- by や when が使われている場面
- for + 時間がセットになっている表現
- 未来完了形ではなく、あえて未来完了進行形が選ばれている理由
を、実際の英語の流れの中で何度も確認できます。
英語に触れる時間が増えるにつれて、
- 「ここは完了じゃなくて継続だな」
- 「未来のある時点まで続いている話だな」
と、考え込まなくても自然に判断できる感覚が身についていきます🔥
Migakuは数分で使いはじめられるので、学習の流れや使い心地を確認しながら、自分に合うかどうかを試せます。
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未来完了進行形を「わかる」だけで終わらせず、「使える感覚」へ変えていこう 🚀
まとめ:You Will Have Been Understanding the Flow of Time
この記事で一番大切なポイントは、未来完了進行形は「未来のある時点まで、どれくらい続いているか」を表す時制だということです。
完了したかどうかではなく、そこに至るまでの継続や時間の長さに注目する。
この感覚をつかめると、未来完了形や未来進行形との違いも、自然と見えてきます。
英語のコンテンツに触れて、なんとなくわかる——を積み重ねる。
その繰り返しこそが、英語力を伸ばす確かな道。
Good luck!
英語に触れ続けながら、未来完了進行形も楽しんで身につけていこう 🚀