英語の分詞構文「現在分詞」を解説!使い方や過去分詞との違いなど高校英語の基本英文法を例文付きで学ぼう
最終更新日: 2025年12月24日

英語学習を進める中で、「分詞構文」と聞くと、高校の英文法で習った難しい用語というイメージがありませんか。
しかし、実はネイティブの英会話や英文では、文をスッキリとさせるために非常に頻繁に使われます。
今回は能動的な動作を表す現在分詞(-ing)を用いた分詞構文にフォーカスして解説します。
接続詞を使った文との違いや、省略のルール、そして6つの主要な意味を例文とともに学んで理解を深めよう🚀
英語勉強中の人は、ぜひ参考にしてください✨
高校英語の基本文法「分詞構文」とは?
英語の分詞構文とは、一言で言えば接続詞と主語を省いて、動詞を分詞の形に変えることで、2つの文を1つにまとめるテクニックのことです。
通常の英文法では「接続詞+主語+動詞」を使って論理関係を説明しますが、分詞構文を使うと、より引き締まった洗練された印象を相手に与える表現になります💡
接続詞と主語を省略して文を繋ぐテクニック
分詞構文の最大の特徴は省略にあります。
文脈から明らかにわかる接続詞や、メインの文と同じ主語をあえて言わない方法をとることで、テンポの良い英語を作ることができます。
たとえば、「彼を見たとき、私は驚いた」という場合、接続詞のWhenを使わずに表現することが可能です。
このように、情報を圧縮して伝えるのが分詞構文の役割です。
現在分詞(-ing)と過去分詞の決定的な違いと修飾の考え方
分詞構文には現在分詞(-ing)を使うパターンと、過去分詞(-edなど)を使うパターンがあります。
この2つの違いは、主語がその動作を「している(能動)」のか、「されている(受動)」のかという点にあります。
今回は、主語が自ら動作を行う現在分詞に絞って解説していきます。
この用法では、名詞を修飾する形容詞的な使い方とは異なり、文全体にかかる副詞的な働きをします。
「~される」という受け身の表現である過去分詞については、別の特化記事で詳しく扱っていますので、そちらも併せてチェックしてみてくださいね🤔
基本を攻略!現在分詞を使った分詞構文の作り方
それでは、実際に現在分詞を使って分詞構文を作る手順を見ていきましょう。
基本の作り方は非常にシンプルで、以下の3ステップで完成します。
慣れてしまえば、頭の中で瞬時に変換できるようになりますよ💫
手順1:接続詞をとる
まず、元の文から接続詞(When, Because, Ifなど)を取り除きます。
接続詞がなくなっても、文脈から意味が推測できる場合にこの処理を行います。
手順2:主語が同じなら省略する
次に、従属節(接続詞がついていた方の文)の主語を確認します。
もし、メインの文(主節)の主語と共通の人物や物であれば、その主語を省略します。
主語が異なる場合は、省略せずに残す必要があります(これを独立分詞構文と呼びますが、後ほど解説します)💡
手順3:動詞をing形(現在分詞)にする
最後に、残った動詞をingの形(現在分詞)に変形させます。
これで分詞構文の完成です。
以下の例文で変化の様子を確認してみましょう。
- 元の文:Because I felt tired, I went to bed early.(疲れていたので、早く寝た)
- 分詞構文:Feeling tired, I went to bed early.(疲れていたので、早く寝た)
このように、BecauseとIが消え、feltが原形のfeelに戻ってからingが付くことでFeelingという形になります🎶
現在分詞の分詞構文が持つ6つの意味と使い方・訳し方
分詞構文には接続詞がないため、読み手が文脈から「どのような意味でつながっているか」を判断する必要があります。
それぞれの状況に合わせた訳し方をマスターしましょう。
分詞構文は直訳せず、後ろの文との関係から自然な訳し方を選ぶのがポイントです。
1. 付帯状況(~しながら)
2つの動作が同時に行われている状況を表します(付帯状況)。
もっとも頻繁に使う用法の一つで、「~しながら」という意味になります🎵
- She listened to music, reading a book.(彼女は本を読みながら、音楽を聴いていた)
2. 時(~するとき、~している間)
「When(~するとき)」や「While(~している間)」という時の意味を含んでいるパターンです。
文の前後関係から、時の流れを感じ取ってください⏰
- Walking down the street, I met an old friend.(通りを歩いているとき、旧友に会った)
3. 原因・理由(~なので)
「Because(~なので)」や「Since(~だから)」といった理由を表す接続詞が隠れています。
動詞の形や前後の文脈から判断します😢
- Not knowing his phone number, I couldn't call him.(彼の電話番号を知らなかったので、電話できなかった)
4. 結果(そして~した)
前の出来事が原因となって、後ろの結果につながるパターンです。
「~して、そして...」と順を追って訳すと自然な日本語になります🚌
- The train left at 8, arriving in Tokyo at 10.(列車は8時に出発し、10時に東京に着いた)
5. 条件(もし~すれば)
「If(もし~すれば)」の意味を含む場合です。
条件を提示する際に使われ、仮定の話をする際にも登場します🗺️
- Turning right, you will see the hospital.(右に曲がれば、病院が見えます)
6. 譲歩(~だけれども)
「Though(~だけれども)」や「Although」の意味が含まれるパターンです。
数は多くありませんが、文脈が逆接(反対の内容)になっている状況ではこの意味を疑いましょう🏠
- Admitting what you say, I still think you are wrong.(君の言うことは認めるが、まだ間違っていると思う)
分詞構文の覚え方|分詞構文は後ろの文脈で意味が決まる
分詞構文は接続詞が省略される分、意味は後ろの文脈から読み取ります。
ここでは、分詞構文を無理なく覚える考え方を紹介します。
分詞構文は意味を丸暗記しなくていい
分詞構文を学ぶとき、「これは理由?付帯状況?」と6つの意味を1つずつ当てはめようとして混乱しがちです。
でも実は、分詞構文は意味を丸暗記する必要はありません。
分詞構文は、接続詞が省略された形です。
そのため、意味は文そのものではなく、後ろの文との関係で判断します。
後ろの文を見ると意味が自然に決まる
分詞構文では、「後ろの文で何が起きているか」を見ることが一番のポイントです。
- Walking down the street, I met an old friend.(通りを歩いているとき、旧友に会った)
後ろの文が「会った」という出来事なので、 「歩いている最中に起きたこと」だと自然に分かります。
- Not knowing his phone number, I couldn't call him.(彼の電話番号を知らなかったので、電話できなかった)
後ろの文が「できなかった」という結果を表しているため、 前の分詞は理由として読めます。
分詞構文は文の流れで理解する
分詞構文は、意味を分類する文法ではなく、文の流れを読む文法です。
最初から「これは条件」「これは理由」と決めにいくよりも、
- 後ろの文は何を伝えているか
- 前の分詞がどんな状況を補足しているか
この2点を意識すると、理解しやすくなります。
たくさんの英文に触れるうちに、分詞構文の意味は自然と判断できるようになります。
【応用】表現の幅を広げる!色々なパターンの分詞構文
基本の形に加えて、否定や完了形など、少し応用的な分詞構文も覚えておくと表現の幅がグッと上がります。
これらを使いこなせると、より複雑な状況や時制のズレも正確に伝えられるようになります✨
否定の分詞構文(Not + ing)
「~しないで」「~ではないので」のように否定の意味を持たせる場合は、分詞の直前に否定の語(NotやNever)を置く形にします。
この語順を間違えやすいので注意しましょう🙅♀️
- Not wanting to go out, I stayed home.(外出したくなかったので、家にいた)
完了形の分詞構文(Having + 過去分詞)
メインの文よりも前の時間(過去)のことを表したい場合は、having + 過去分詞の形を使います。
これを完了形の分詞構文と呼びます。
形は過去分詞を含んでいますが、先頭がhaving(現在分詞)なので、今回紹介している構文の一種として扱います🎮
- Having finished my homework, I played video games.(宿題を終えてから、テレビゲームをした)
受動態の省略(Being + 過去分詞)
受動態(be動詞 + 過去分詞)を分詞構文にする場合、being + 過去分詞という形になります。
しかし、このbeingは省略されることも多いです。
結果として過去分詞がいきなり文頭に来ることがあります。
過去分詞で始まる分詞構文も、元をたどればbeingという現在分詞が隠れているのです📖
- (Being) Written in simple English, the book is easy to read.(簡単な英語で書かれているので、その本は読みやすい)
💡 ポイント 💡
being を使うと、動作よりも「状態」を表す意味が強くなります。
独立分詞構文(主語が異なる場合)
手順のところでも触れましたが、主節と従属節で主語が違う場合は、分詞の前に主語を残します。
主語を省略してしまうと、誰の動作かわからなくなってしまうためです☔
- It being rainy, we canceled the picnic.(雨だったので、ピクニックを中止した)
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英会話や英語の記事でよく使う!現在分詞の慣用表現・例文
分詞構文の中には、文法的に分解して考えるよりも、ひとまとまりで覚えたほうが理解しやすいものがあります。
これらは主語に関係なく使うことができる便利な表現で、英会話や英語のニュースでも頻繁に登場します🗣️
Generally speaking(一般的に言えば)
世間一般の常識や傾向について話すときの前置きとして使います。
- Generally speaking, Japanese people are polite.(一般的に言えば、日本人は礼儀正しい)
Strictly speaking(厳密に言えば)
細かい定義や正確性にこだわって発言する際に使われます🍅
- Strictly speaking, a tomato is a fruit.(厳密に言えば、トマトは果物だ)
Judging from(~から判断すると)
見た目や状況証拠などから推測をする際に便利な表現です☁️
- Judging from the sky, it will rain soon.(空模様から判断すると、もうすぐ雨が降るだろう)
分詞構文はインプット量で自然な理解につながる
分詞構文は、高校英語の英文法として習う一方で、ネイティブの英文や記事、ドラマのセリフなどでも当たり前に出てくる表現です。
最初は
- 「どの意味なんだろう」
- 「接続詞が省略されてるっぽいけど、何が隠れてるの?」
と迷いやすいですが、英語のインプット量が増えるほど、分詞構文の意味のつながりが直感的に分かるようになっていきます🙂
Migaku で英語の動画や記事をたくさん読むほど、分詞構文の具体例にも何度も遭遇します。
最初は見慣れない形でも、見かける回数が増えると自然に
- 「こういう状況で使うんだな」
- 「これは理由っぽいな」
- 「これは付帯状況だな」
と感覚が育ち、だんだん迷わなくなります✨
そして慣れてくると、自分の英語でも分詞構文を使って文をスッキリまとめられるようになります。
まとめ:Following the Flow of Participles
この記事では、英語の分詞構文の中でも「現在分詞」を使った形にフォーカスし、基本の作り方や意味、接続詞との関係、そして文脈での読み取り方を解説しました。
分詞構文のいちばん大事なポイントは、「形を暗記すること」よりも、「文の流れや状況をつかむこと」です。
英語のコンテンツに触れて、なんとなくわかる——を積み重ねる。
その繰り返しこそが、英語力を伸ばす確かな道。
分詞構文も、たくさんの英文に触れるうちに「これは理由だな」「これは付帯状況だな」と自然に感覚が育っていきます。
Good luck, and have fun following the flow of English sentences!