英語の前置詞+関係代名詞を解説!in whichやwith whomの使い方と文法を覚えよう
最終更新日: 2026年2月10日

英語の関係代名詞を学習していると、「in which」や「with whom」といった前置詞+関係代名詞の形に出会うことがあります。
この表現は特にフォーマルな文章でよく使われ、理解すると英文法の理解が一段と深まります。
本記事では、「使える言語力」を育てる語学学習プラットフォーム「Migaku」が、前置詞+関係代名詞の基本的な仕組みから使い方、注意点まで、英語学習者向けに例文とともにわかりやすく解説します📚
関係詞が全く理解できないと悩んでいる人でも、この記事を読めば全体像がつかめます。
日本人の英語学習者が苦手とするポイントも押さえながら、この英文法をマスターしていこう🚀
前置詞+関係代名詞とは?高校英語の基本英文法をわかりやすく解説
前置詞+関係代名詞とは、関係代名詞の前に前置詞が置かれた形式的な表現方法です。
主にwhichやwhomと組み合わせて使われます。
まず基本的な考え方を確認していきましょう。
次の2つの文を関係代名詞でつなげる場合を考えます。
- This is the house. I lived in the house.
- This is the house which I lived in.(これは私が住んでいた家です)
上記の英文では、前置詞inが文末に残っています。
これをよりフォーマルな表現にする場合、前置詞を関係代名詞の前に移動させます。
- This is the house in which I lived.(これは私が住んでいた家です)
このように、「前置詞+関係代名詞」の形を作ることで、より格式高い英語の表現になります✨
関係代名詞の前に前置詞を置くという語順が、この英文法の最大の特徴です。
なぜ前置詞を関係代名詞の前に置くのか?
前置詞+関係代名詞の構造が生まれる理由を理解することが重要です。
元の文で前置詞と名詞が結びついていた場合、その前置詞は関係代名詞とともに移動できます。
前置詞と動詞の結びつきが強い場合と、前置詞と名詞の結びつきが強い場合で、扱い方が異なる点に注意が必要です⚠️
- She is the person. I spoke to the person.
- She is the person to whom I spoke.(彼女は私が話しかけた人です)
この文では、前置詞toを関係代名詞whomの前に出すことで、よりフォーマルな語順になります。
元の文の構造を考えることで、どの前置詞を使うべきかが明確になります。
前置詞+関係代名詞の3つの特徴
前置詞+関係代名詞には、次のような特徴があります。
1つ目は、フォーマルな文章で多い表現であることです。
ビジネス文書や学術的な英文でよく見られます。
2つ目は、前置詞の後ろはwhichまたはwhomのみ使用できることです。
thatは使えません。
3つ目は、関係代名詞の省略が不可能であることです。
前置詞を関係代名詞の前に置いた場合、その関係代名詞を省略することはできません💡
これらの特徴を押さえておくと、英文を読む時も書く時も正確に対応できます。
前置詞+関係代名詞の作り方を2ステップで解説
前置詞+関係代名詞の文を作る方法を、具体的なステップで確認していきましょう。
以下の2つのステップで、この形を作ることができます。
ステップ1:関係代名詞で2つの文をつなげる
まず、通常の関係代名詞を使って文を連結させます。
- I remember the day. We met on the day.
- I remember the day which we met on.(私たちが出会った日を覚えています)
ここでは、関係代名詞whichが目的格として使われ、前置詞onは文末に残っています。
この文では、whichが前置詞onの目的語になっており、onは文末に残っています。
この段階では、まだ前置詞は後ろにある形です。
ステップ2:前置詞を関係代名詞の前に移動させる
次に、文末の前置詞を関係代名詞の前に移動させます。
- I remember the day on which we met.(私たちが出会った日を覚えています)
この形がより形式的な表現となります。
- The company for which he works is very large.(彼が働いている会社はとても大きい)
- The pen with which I wrote the letter was expensive.(私がその手紙を書いたペンは高価だった)
このように、前置詞を関係代名詞の前に置くことで、文全体がフォーマルな印象になります🎯
前置詞と関係代名詞の語順を変えるだけで、文の格式が変わるのです。
どの前置詞を使うべきか?前置詞の選び方
前置詞+関係代名詞を使う際、どの前置詞を選ぶかは元の文の動詞や表現によって決まります。
正しい前置詞を選ぶには、元の文の構造を理解することが必要です。
動詞と前置詞の組み合わせから考える
元の文で使われている動詞と前置詞の組み合わせを確認することが重要です。
- The topic about which we talked was interesting.(私たちが話した話題は興味深かった)
元の文はWe talked about the topic.となります。
- The person from whom I received the gift was my teacher.(私がプレゼントをもらった人は私の先生でした)
元の文はI received the gift from the person.となります。
このように、元の文の前置詞をそのまま関係代名詞の前に持ってくることがポイントです。
動詞と前置詞の結びつきを考えることで、正しい前置詞が選べます。
よく使われる前置詞+関係代名詞の組み合わせ
以下は、実際の英文でよく見られる組み合わせの種類です。
形 | 主に表す意味・使われる場面 |
|---|---|
in which | 場所や状況を表す場合 |
on which | 日付や表面を表す場合 |
with which | 道具や手段を表す場合 |
for which | 目的や理由を表す場合 |
of which | 所属や全体の一部を表す場合 |
- The situation in which we found ourselves was difficult.(私たちが置かれた状況は困難だった)
これらの組み合わせを理解すると、英文を読む際の理解がスムーズになります📖
それぞれの前置詞が持つ意味を考えると、使い分けが分かりやすくなります。
前置詞+関係代名詞を使う際の注意点を例文で確認
この英文法を使う際には、いくつか重要な注意点があります👀
以下の3つの点について、詳しく解説します。
注意点1:thatは使えない
前置詞の後ろでは、関係代名詞thatを使うことができません。
whichまたはwhomのみが使用可能です。
正しい例文:
- The tool with which I fixed the car was new(車を修理した道具は新しい)
誤った例:
- The tool with that I fixed the car
前置詞の後ろでthatを使うのは文法的に誤りですので、必ずwhichかwhomを使いましょう。
この点は、関係代名詞thatの使い方における重要な制限です。
注意点2:人の場合はwhomを使う
先行詞が人の場合、前置詞の後ろではwhomを使う必要があります。
whoは使えません。
- The colleague with whom I worked was very helpful.(一緒に働いた同僚はとても親切だった)
日常会話ではwhoを使うこともありますが、前置詞を関係代名詞の前に置く場合は、必ずwhomを使うのが正しい形です。
人を先行詞とする場合の関係代名詞の使い方には、特に注意が必要です。
注意点3:句動詞では前置詞を移動できない
look after(世話をする)、look for(探す)のような句動詞の場合、前置詞を関係代名詞の前に移動させることはできません。
正しい例文:
- The children that I look after are very active.(私が世話をしている子どもたちはとても活発だ)
誤った例:
- The children after whom I look are very active.
句動詞は動詞と前置詞が一体となって1つの意味を成しているため、前置詞だけを切り離すことができないのです⚠️
句動詞の前置詞については、特別な注意が必要です。
フォーマル表現とインフォーマル表現の意味と使い分け
前置詞+関係代名詞は格式高い表現であり、カジュアルな会話では通常使われません。
場合に応じて使い分けることが大切です。
フォーマルな表現
書き言葉や公式な文書では、前置詞を関係代名詞の前に置く形が好まれます。
- The principles on which the theory is based are sound.(その理論が基づいている原理は健全だ)
学術論文やビジネスレポートなどでは、この形式が一般的です。
フォーマルな英語を書く時には、この表現を使うことで、あなたの文章がより洗練された印象になります。
インフォーマルな表現
日常会話では、前置詞を文末に置く方が自然です。
前置詞を関係代名詞の前に置かない場合、文の意味は変わりませんが、よりカジュアルで自然な英語になります。
- The principles which the theory is based on are sound.(その理論が基づいている原理は健全だ)
- The principles the theory is based on are sound.(関係代名詞を省略)
この場合、関係代名詞の省略も可能になります。
ネイティブスピーカーは日常会話では、前置詞を関係代名詞の前に置かない形を圧倒的によく使います💬
前置詞を前に置くか後ろに置くかで、意味に違いはありません。
フォーマル度の違いだけですので、会話では後ろに置く形を使いましょう。
友人との会話やカジュアルなメールでは、インフォーマルな形の方が自然で親しみやすい印象を与えます。
英語を使う場面によって、適切な表現を選ぶことが重要です。
前置詞+関係代名詞の言い換え方法
前置詞+関係代名詞の文は、より簡単な形に言い換えることが可能です。
全体的な意味は同じですが、フォーマル度が変わります。
方法1:前置詞を文末に移動する
最も一般的な方法は、前置詞を文末に戻すことです。
- フォーマル:The room in which the meeting was held(会議が行われた部屋)
- インフォーマル:The room which the meeting was held in(会議が行われた部屋)
この言い換えにより、文がより口語的になります。
前置詞を後ろに置くことで、より自然な英語の語順になります。
方法2:関係副詞whereに置き換える
in which、on which、at whichなどは、場所を表す場合にwhereで置き換えられます。
- The city in which I was born(私が生まれた都市)
- The city where I was born(私が生まれた都市)
whereを使った方がシンプルで理解しやすい表現になります。
関係副詞whereと前置詞+whichは、場合によって置き換えが可能です。
方法3:関係代名詞を省略する
前置詞を文末に置いた場合、目的格の関係代名詞は省略できます。
- The book which I was looking for(私が探していた本)
- The book I was looking for(私が探していた本)
この省略は会話でよく使われ、よりカジュアルな印象になります✨
ただし、前置詞が関係代名詞の前にある時は、省略は不可能です。
特殊な形:数詞・最上級・名詞+前置詞+関係代名詞
前置詞+関係代名詞には、いくつか特殊な使い方があります。
これらの形も理解しておくと、より複雑な英文が読めるようになります。
数詞+of which
全体の中の一部を表す際に使われる表現です。
- I have three books, two of which are in English.(私は3冊の本を持っていて、そのうち2冊が英語です)
この形は「〜のうちの」という意味を表すのに便利です。
数詞とof whichの組み合わせは、部分的な情報を伝える時に使われます。
最上級+of which
複数の中で最も優れたものを示す際の表現です。
- He showed me several paintings, the best of which was sold last year.(彼は私にいくつかの絵画を見せてくれて、その中で最高のものは去年売れた)
最上級とof whichの組み合わせは、特定のグループ内での比較を明確に表現できます。
名詞+of which
名詞とof whichを組み合わせることで、より詳細な情報を加えることが可能です。
- She visited many countries, the culture of which fascinated her.(彼女は多くの国を訪れ、それらの国の文化に魅了された)
この表現により、先行詞についての追加情報を自然に提供できます📝
of whichは、全体と部分の関係を示す時に便利な前置詞です。
前置詞+whoseの形
関係代名詞whoseも前置詞と組み合わせて使うことができます。
この場合、前置詞はwhoseの後ろの名詞に係ります。
- She is a writer in whose novels social issues are explored.(彼女は小説で社会問題が探求されている作家です)
この文では、in the novels(小説の中で)という意味が、in whose novelsという形で表現されています。
- The company for whose products we are responsible(私たちが責任を持っている製品の会社)
前置詞+whoseの形は、所有関係を示しながら前置詞の意味も加えることができる便利な表現です。
whoseを含む関係詞節は、修飾する名詞との関係を明確にします。
関係代名詞whichとthatの使い分けについて
関係代名詞を学ぶ時、whichとthatの使い分けも重要なポイントです。
前置詞+関係代名詞の文法では、whichのみが使用可能で、thatは使えません。
通常の関係代名詞節では、whichとthatは多くの場合置き換え可能です。
- This is the book which/that I bought yesterday.(これは私が昨日買った本です)
しかし、前置詞が前にある場合は、関係代名詞whichしか使えません。
- This is the book about which I told you.(これは私があなたに話した本です)
この違いを理解することで、正確な英文法の使い方が身につきます🎓
関係詞の使い方は、英語学習の中でも特に注意が必要な文法項目です。
練習問題にチャレンジ
ここまでの内容を確認するため、以下の練習問題に挑戦してみましょう。
カッコ内に適切な前置詞+関係代名詞を入れてください。
問題1:
- This is the company ( ) I want to work.(これは私が働きたい会社です)
問題2:
- The person ( ) I spoke was very kind.(私が話した人はとても親切でした)
問題3:
- The method ( ) we solved the problem was effective.(私たちが問題を解決した方法は効果的だった)
問題4:
- She has many friends, most ( ) live abroad.(彼女にはたくさんの友人がいて、そのほとんどが海外に住んでいます)
問題5:
- The reason ( ) he left the job is unclear.(彼が仕事を辞めた理由は不明です)
解答と解説
問題1:for which
元の文はI want to work for the company.となります。
動詞workとfor the companyが結びついています。
forは目的を表す前置詞として使われています。
問題2:to whom
元の文はI spoke to the person.です。
前置詞toを前に出して、to whom を入れます。
先行詞が人なので、whomを使う必要があります。
人を表す先行詞の後ろでは、whoではなくwhomが正しい形です。
問題3:by which / with which
元の文はWe solved the problem by/with the method.となります。
方法や手段を表す前置詞withまたはbyを使います。
問題4:of whom
「〜のうちの」という部分を表す際にof whichまたはof whomを使います。
人を表す先行詞なのでwhomです。
問題5:for which
元の文はHe left the job for a reason.となります。
理由を表すforを使います。
これらの問題を通じて、元の文の構造から適切な前置詞を選ぶ考え方が理解できたでしょうか🎓
訳し方のコツは、元の文を頭の中で作ってみることです。
生きた英語に触れて、前置詞+関係代名詞を自然に使えるようになるには
前置詞+関係代名詞は、一般的な英語勉強で意味が分かっていても、いざ文の中で in which や with whom を見た瞬間に、つい構造を追い直してしまいがちな文法です🙂
特にフォーマルな英文では、前置詞が関係代名詞の前に出たり、逆に後ろに残ったりするので、どちらを選ぶべきか迷う場合も多いですよね。
Migakuでは、ネイティブが実際に使っている英語の動画や記事を見ながら、前置詞+関係代名詞が出てくる場面を何度も確認できます📚
読み進めるうちに、前置詞を関係代名詞の前に置く形がどういう場面で自然なのかが感覚として定着し、英文を読む時も書く時も判断がラクになります✨
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まとめ:The Preposition Comes First, and You’re Ready
前置詞+関係代名詞で一番大切なのは、意味の違いではなく、フォーマルさの違いだと理解することです。
in which や with whom は、前置詞を関係代名詞の前に置くことで、文章をより形式的に整える表現であり、前置詞を後ろに置いても意味自体は変わりません。
英語のコンテンツに触れて、なんとなくわかる——を積み重ねる。
その繰り返しこそが、英語力を伸ばす確かな道。
Good luck! フォーマルな英文も気負わず楽しみながら読んでいこう。