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英語の仮定法現在を徹底解説!英文法から使い方、仮定法過去との違い、用法まで例文付きで紹介

最終更新日: 2025年12月31日

英語の仮定法現在を説明している図

英語学習を進める中で、「仮定法」と聞くと「もし〜なら」「もし〜だったら」という表現を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

仮定法現在は、「もし〜なら」「もし〜だったら」という意味を表す文法ではありません。

提案や要求、必要性などを伝える場面で使われ、ビジネスや日常の文章でも頻繁に登場します

この記事では、この仮定法現在にフォーカスし、

  • なぜ動詞の原形が使われるのか
  • 三単現のsがつかない理由は何か

といった疑問を解消しながら、使い方と考え方をわかりやすく解説します📚

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英語の仮定法現在は「もし〜だったら」ではない

仮定法といえば、「もし私が鳥だったら」のように、現実とは異なる状況を表す用法がよく知られています。

しかし、英語の仮定法には、過去でも現在でもない考え方を持つ文法があります。

それが、今回解説する「仮定法現在」です。

英語の仮定法現在とは?文法・用法を解説

仮定法現在とは、主に「提案・要求・命令」などを表す動詞や形容詞のあとに続くthat節の中で、動詞の原形を使用する用法のことを指します。

通常、英語の文法では主語がheやsheであれば動詞にsがついたり、過去の話であれば過去形になったりします。

しかし、この仮定法現在が使われる場合は、時制や人称に関係なく、常に「原形」が使われるのが最大の特徴です。

なぜこのような形になるのでしょうか。

その理由は、歴史的な背景と、隠れている助動詞shouldの存在にあります🤔

イギリス英語とアメリカ英語の「should」の使い方

もともとイギリス英語では、この構文でshouldを使っていました

「~すべきだと提案する」と考えると自然ですよね。

しかし、現在の世界的な英語、特にアメリカ英語では、このshouldが省略される傾向が強く、その結果として「動詞の原形」だけが残りました。

そのため、主語がheであってもgoesとならず、過去の話でもwentにならず、goという原形が使用されるのです。

この「形」のルールを理解することが、仮定法現在をマスターする第一歩です。

仮定法現在と仮定法過去の違い

仮定法現在と仮定法過去は、名前が似ているため混同されやすい文法です🙂

しかし、この2つは役割が大きく異なります。

仮定法現在は、提案や要求、必要性などを表す文法で、現実かどうかは問題にしません

そのため、that節の中では時制や人称に関係なく、動詞の原形が使われます。

一方、仮定法過去は、「もし〜だったら」というように、現実とは異なる状況や、実際には起きていない内容を表すために使われます

この場合、動詞には過去形が使われますが、これは過去の出来事を表しているわけではありません。

なお、過去の出来事がすでに完了したかどうかを区別する文法ではない点も、仮定法現在との大きな違いです。

仮定法現在と仮定法過去では、表している意味と文法の考え方がまったく違う点を押さえておくことが重要です。

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英語の「仮定法過去」については、以下の記事で詳しく解説しています💡

👉『 英語の仮定法過去をわかりやすく解説!文法、仮定法過去完了との違いを例文付きで理解しよう
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提案や要求を表す動詞とthat節

仮定法現在の中で、最も重要なのがこのパターンです。

仮定法現在は、実際に行われたかどうかではなく、これから行われるべき行為について表すときに使われます。

誰かが〜するように提案・要求・命令する」という文脈で使われます。

以下の動詞がきたら、後ろのthat節の中は「動詞の原形」になると理解しておきましょう💡

主な動詞一覧

動詞

意味

ニュアンス・補足

suggest
提案する
柔らかめの提案。意見として出す感じ
propose
提案する
ややフォーマル。計画や案を正式に出すイメージ
demand
要求する
強い要求。拒否される前提がないレベル
insist
強く主張する・要求する
自分の立場を押し通す感じ
order
命令する
権限のある立場からの命令
recommend
勧める
相手のためを思った提案
request
頼む
丁寧だが正式。文書・ビジネスで多い
advise
助言する
経験や知識に基づくアドバイス

会話でよく使う例文一覧

では、実際にどのように使うのか、英語の例文を見てみましょう。

  • I suggested that he go to the doctor immediately.(私は彼に、すぐに医者に行くよう提案した。)

ここで注意すべきは、主節の動詞がsuggested(過去形)であるにもかかわらず、that節の中はwent(過去形)ではなくgo(原形)である点です。

また、heが主語ですがgoesにはなりません

  • The doctor demanded that he stop smoking.(医師は彼に禁煙するよう強く求めた。)
  • The manager demanded that she be present at the meeting.(上司は彼女が会議に出席するよう要求した。)
  • The school demands that students wear uniforms.(その学校は生徒に制服の着用を求めている。)
  • She insisted that he pay the bill.(彼女は彼が請求書を支払うように強く求めた。)

オンライン英会話の先生などが、学習方法を提案する際にもよく使います。

  • We recommend that you be punctual for the meeting.(会議には時間を守ることをお勧めします。)

be動詞の場合も、isやareではなく、原形のbeを使うことに注目してください👀

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提案や要求を表す名詞とthat節

仮定法現在は、動詞や形容詞だけでなく、提案や要求を表す名詞の後に続くthat節でも使われます🙂

考え方は、動詞のときとまったく同じです。

「〜するという提案」「〜するという要求」のように、内容を説明するthat節の中では、主語や時制に関係なく動詞の原形が使われます

主な名詞一覧

よく使われる名詞には、次のようなものがあります。

名詞

意味

補足・使われ方

suggestion
提案
比較的カジュアル。意見・アイデアとしての提案
proposal
提案
ややフォーマル。計画・公式な提案で使われやすい
request
依頼
丁寧だが正式。文書やビジネスシーンで多い
demand
要求
強い要求。拒否を想定していないニュアンス

これらの名詞のあとに続く that節でも、動詞の原形が使われます

会話でよく使う例文一覧

例文を見てみましょう。

  • The suggestion that he go first was accepted.(彼が先に行くという提案は受け入れられました。)

主語がheでも、that節の中ではgoが使われており、goesにはなりません

次の例文も確認してみましょう。

  • There was a demand that she be present at the meeting.(彼女が会議に出席するという要求がありました。)

be動詞の場合も、isやwasではなく、原形のbeが使われます

このように、名詞の場合でもthat節の中では仮定法現在の形が保たれる点が重要です。

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重要や必要を表す形容詞とIt is構文

次に紹介するのは、形容詞を使ったパターンです。

It is +「重要・必要を表す形容詞」+ that節という構文でも、仮定法現在(動詞の原形)が使われます

「〜することが必要だ」「〜することが重要だ」というのは、ある意味で相手への「要求」や「願望」を含むため、この形になります。

主な形容詞一覧

形容詞

意味

ニュアンス・使われ方

important
重要な
一般的で幅広く使える
necessary
必要な
条件・要件として欠かせないニュアンス
essential
不可欠な
ないと成立しないレベル
vital
極めて重要な
緊急性・重大性が高い
desirable
望ましい
義務ではないが好ましい

これらの形容詞を使ったIt is + 形容詞 + that節の構文でも、that節の中では動詞の原形が使われます

会話でよく使う例文一覧

例文で確認してみましょう。

  • It is important that everyone have their own opinion.(誰もが自分の意見を持つことが重要だ。)

everyoneは通常単数扱いですが、ここでは原形のhaveになります。

  • It is necessary that she submit the report by tomorrow.(彼女は明日までにレポートを提出する必要がある。)

日本のビジネスの文章などでも、こうした「必須項目」を伝える英語表現は多いです。

  • It is essential that we discuss this issue thoroughly.(この問題について私たちが徹底的に議論することが不可欠だ。)
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英語学習者によくある問題と注意点

仮定法現在は、英文法の中でも特に「時制の一致」の例外として扱われるため、混乱しやすい項目です。

まず、直説法(事実を述べる)との違いに気をつけましょう⚠️

単に「事実」を伝えるだけのinsist(と言い張る)の場合などは、仮定法現在になりません🙅‍♀️

  • He insisted that she stay.(彼は彼女が残るように強く求めた。)
    ※これは仮定法現在(要求)です。
  • He insisted that she was innocent.(彼は彼女が無実だと言い張った。)
    ※これは直説法(事実の主張)です。

文脈が「これからの行為を求めている」のか、「すでに起きた事実(現実)を主張している」のかで使い分けが必要です。

また、否定形の位置にも注意が必要です。

否定文を作る場合、助動詞doを使わずに、動詞の原形の直前にnotを置きます

  • I suggested that you not buy that car.(私はあなたに、その車を買わないよう提案した。)

don't buyではない点に注意しましょう⚠️

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慣用表現として残る仮定法現在

現代英語ではあまり一般的ではありませんが、古い祈りの言葉や、決まり文句(慣用句)として仮定法現在が残っているものがあります

これらは一種の「祈り」を表す用法です✨

  • God bless you.(神のご加護がありますように。/お大事に。)
  • Long live the King.(王様万歳。)
  • Be that as it may.(それはともかくとして。)

これらは文法的に分析するよりも、フレーズとしてそのまま見聞きして覚えてしまう方が良いでしょう。

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例文にたくさん触れて仮定法現在を体に覚えさせる

仮定法現在は、ルールとして覚えるよりも、例文の中で学ぶことで理解が深まる文法です。

英語勉強中の人にとって仮定法現在は、英文法として理解していても、文章を読むときに一瞬迷いやすい項目です。

でも、英語のニュースやビジネス文書、オンラインの記事を読み進める中で、suggest や demand、It is important that などのパターンに何度も出会うと、だんだん「このthat節は原形だな」と感覚で判断できるようになります🙂

Migakuなら、気になった例文をその場でフラッシュカード化して反復できるので、知識を読むだけで終わらせず、使える形で定着させやすいです。

最初は「なぜ三単現のsが消えるの?」と引っかかっても大丈夫。

例文を見て、音で確認して、復習するを繰り返すうちに、仮定法現在が自然に読めるようになっていきます。

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まとめ:It Is Important That This Starts Feeling Natural

この記事でいちばん大切だったポイントは、仮定法現在は「現在形」ではなく、提案や要求、必要性を表すための文法だということです。

suggest や demand、It is important などの表現のあとに続く that節では、主語や時制に関係なく、動詞の原形が使われます。

英語のコンテンツに触れて、なんとなくわかる——を積み重ねる。
その繰り返しこそが、英語力を伸ばす確かな道。

最初は少し不思議に見えるこの形も、例文を読むうちに「この場合だから原形なんだな」と自然に理解できるようになります。

Good luck!

that節を見た瞬間に「仮定法現在だな」と気づける感覚を楽しもう🚀