英語の挿入句とは?英文法、カンマ・ダッシュ・括弧を用いた文の訳し方や意味、使い方をわかりやすく解説
最終更新日: 2026年2月17日

英語の文章を読んでいると、文の途中に補足情報が挟まれていることがあります。
これが「挿入句」です。
挿入は文中に追加情報や話者の意見を加えるために使われ、英語らしい自然な表現を作る上で重要な役割を果たします ✨
この記事では、「使える言語力」を育てる語学学習プラットフォーム「Migaku」が、挿入構文の基本から実践的な使い方まで、例文とともにわかりやすく解説します。
挿入句とは?英文法と挿入構文を解説
挿入句とは、文の途中に挿入される語句や節のことです。
以下の通り、挿入部分を取り除いても、文の基本構造は変わりません。
- He is, I believe, honest.(彼は正直な人だと私は思います)
この文から「I believe」を取り除いても、「He is honest.」という文が成立します。
このように、挿入は文の主要な構造に影響を与えずに、そうした情報や意見を追加できるのが特徴です。
なぜ挿入句が使われるのか
なぜ挿入句が使われるのでしょうか 💡
それは次のような4つの効果が生まれるからです。
- 話者の意見や判断を加える
- 補足説明を提供する
- 文章のリズムを変える
- フォーマルな印象を与える
英文法の中でも、挿入構文は表現の幅を広げる重要な要素と言えます。
挿入句の種類一覧と挿入節の使い方
ここでは、挿入句の種類一覧と挿入節の使い方を解説します。
副詞・副詞句の挿入
副詞や副詞句は、文中に追加情報を加えるためによく使われる形です。
- This plan, however, needs more consideration.(しかしながら、この計画にはさらなる検討が必要です)
- You can, of course, join us anytime.(もちろん、いつでも参加していただけます)
- The meeting will, therefore, be postponed.(したがって、会議は延期されます)
これらの副詞は文の流れを中断することなく、論理的なつながりや話者の態度を示します。
接続副詞の「however」は、特に大学受験でも頻出する重要な単語です。
短い節の挿入(主語+動詞)
「I think」「I believe」「I suppose」などの短い節は、話者の意見を表すために頻繁に挿入されます。
- This approach, I think, is the best solution.(このアプローチが最良の解決策だと思います)
- She will, I suppose, arrive by 2 p.m.(彼女は午後2時までには到着するでしょう)
- The project, you know, took over a year to complete.(そのプロジェクトは完成に1年以上かかったんです)
- That idea, in fact, was correct.(その考えは、実際には、正しかったです)
これらの表現は会話でも文章でもよく使われ、特に会話では自然な響きを生み出します 😊
主語と動詞の組み合わせによる挿入節は、日常会話で頻繁に耳にする表現です。
関係代名詞の非制限用法
関係代名詞を使った挿入節は、補足的な情報を付け加えます。
- My brother, who lives in Tokyo, is visiting next month.(東京に住んでいる私の兄が来月訪ねてきます)
- This book, which was published in 2020, became a bestseller.(2020年に出版されたこの本はベストセラーになりました)
非制限用法の関係代名詞は必ずカンマ(コンマ)で区切られ、先行詞に追加情報を与えます。
関係代名詞については高校英語でも重点的に学習する内容ですので、しっかり理解しておきましょう。
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挿入句を区切る3つのパターン(場合別)
挿入句を文中で区切る方法には、主に3つのパターンがあります。
それぞれ使用場面や効果が異なるため、使い分けが重要です。
1. カンマで区切る
最も一般的な方法です。
通常の補足情報や意見を加える場合に使われます。
- The answer, in fact, was quite simple.(実際のところ、答えはとてもシンプルでした)
- All students, including international ones, are welcome.(留学生を含むすべての学生を歓迎します)
カンマを使った挿入は読みやすく、フォーマルな文章でもインフォーマルな文章でも使えます 📝
2つのカンマの間に挿入される語句や節に注意して読むと、英語の理解が深まります。
2. ダッシュで区切る
強調したい情報や、明確に区切りたい場合に使われる方法です。
- The decision — and it was a difficult one — changed everything.(その決断は、そしてそれは難しい決断でしたが、すべてを変えました)
- My friend — the one you met last week — called this morning.(私の友人が、先週あなたが会った人ですが、今朝電話してきました)
ダッシュは視覚的なインパクトが強く、会話的な文章でよく見られます。
カンマと比べて、ダッシュは挿入部分をより明確に区切る効果があります。
3. 括弧で区切る
付加的・補足的な情報で、本文の流れに直接関係しない内容を挿入する場合に使われます。
- She graduated from university (with honors) in 2018.(彼女は2018年に大学を(優秀な成績で)卒業しました)
- The conference (originally scheduled for March) will be held online.(その会議は(当初3月に予定されていましたが)オンラインで開催されます)
括弧内の情報は、読み飛ばしても文の理解に支障がない内容です。
挿入句の見分け方
英文を読む際、挿入句を正しく見分けることが重要です。
次の点に注意してください 👀
取り除いても文が成立する
挿入部分を取り除いた後、残りの部分が文法的に正しい文になっているか確認しましょう。
- He is, as you can see, very talented.(ご覧のとおり、彼はとても才能があります)
取り除くと:He is very talented.(彼はとても才能があります)
挿入句を見分けるコツは、その部分だけを抜き出しても、前後の文が自然につながるかどうかを確認することです。
カンマや記号で区切られている
挿入は通常、カンマ、ダッシュ、または括弧で区切られています。
これらの記号が対になっているかチェックすることで、挿入部分を特定できます。
わかりやすい目印として、2つのカンマに挟まれた部分を探してみましょう。
文の構造を見極める
挿入句を除いた主語と動詞の関係を確認しましょう。
これにより、文の骨組みが理解しやすくなります。
例えば、主語と動詞の間に長い語句が入っている場合、それが挿入である可能性が高いです。
挿入句の訳し方のコツ
日本語に訳す際は、挿入句の機能に応じて訳し方を工夫する必要があります。
意見を表す挿入句の訳し方
「I think」「I believe」などは「〜だと思います」「〜でしょう」と訳すか、文末に配置するのが自然です。
- This method is, I believe, the most efficient.(この方法が最も効率的だと私は信じています)
- It is, I suppose, the right decision.(それは正しい決断だと私は思います)
このような挿入は、話者の主観的な意見を表す重要な働きをします 💬
副詞的な挿入句の訳し方
「however」「therefore」などは「しかし」「したがって」と訳すのが基本です。
- The plan, however, has some problems.(しかし、その計画にはいくつか問題があります)
- These words, therefore, need careful consideration.(したがって、これらの言葉には慎重な検討が必要です)
副詞の意味を正確に捉えることで、文全体の論理展開が明確になります。
補足情報の挿入句の訳し方
括弧内や関係代名詞による挿入は、「〜であり」「〜ですが」などで訳すとスムーズです。
日本語と英語では挿入の使い方に違いがあるため、自然な日本語になるよう意識してください。
大学受験や高校英語でもよく使われる挿入表現まとめ
大学受験や高校英語でもよく出題される、覚えておくべき挿入表現をまとめました。
用途 | 表現 | 日本語の意味 |
|---|---|---|
意見・判断 | I think | 思うに |
I believe | 信じるに | |
I suppose | 推測するに | |
in my opinion | 私の意見では | |
接続 | however | しかしながら |
therefore | したがって | |
moreover | さらに | |
by the way | ところで | |
強調 | of course | もちろん |
in fact | 実際には | |
indeed | 実に | |
no doubt | 疑いなく | |
例示 | for example | 例えば |
for instance | 例えば |
これらの表現を使いこなせるようになると、英語の読解力だけでなく、表現力も向上します。
実際の会話や文章の中で、これらの挿入表現がどのように使われているか観察してみてください。
実践問題で理解を深めよう
次の英文の挿入部分を見つけて、正しく訳してみましょう。
問題1
- The project, as mentioned earlier, requires careful planning.(先ほど述べたように、そのプロジェクトは慎重な計画が必要です)
挿入部分:as mentioned earlier
問題2
- My teacher — a person I greatly respect — gave me valuable advice.(私の先生は、私が大いに尊敬する人ですが、貴重なアドバイスをくれました)
挿入部分:a person I greatly respect
問題3
- This book, which you recommended, was very helpful.(あなたが勧めてくれたこの本は、とても役に立ちました)
挿入部分:which you recommended
実際の問題を解くことで、挿入構文の理解がより深まります 📚
英語の試験では、挿入句を正しく理解できるかが問われることが多いため、繰り返し練習することが大切です。
挿入句を使う際の注意点と内容の整理
挿入句は便利な表現方法ですが、使いすぎると文が読みにくくなります。
以下の点に気をつけるといいでしょう。
適切な頻度で使う
挿入が多すぎると、文の構造がわかりにくくなります。
1つの文に複数の挿入を入れる場合は、本当に必要かどうか検討してください。
読み手にとってわかりやすく、読み心地の良い文章を心がけることが重要です。
フォーマル度を考慮する
ダッシュや括弧はカジュアルな印象を与える場合があります。
学術的な文章や公式な文書では、カンマを使った挿入が無難です 👔
使用する場面に応じて、適切な区切り方を選びましょう。
日本語との違いを理解する
英語の挿入句は日本語より頻繁に使われます。
英文を読む際は、挿入句の存在に慣れることが大切です。
日本人の英語学習者にとって、挿入句は最初は違和感があるかもしれませんが、慣れれば自然に理解できるようになります。
生きた英語の中で挿入句を体で覚えるには
挿入句は一般的な英語勉強でルールとして理解することも大切ですが、実際の英語の中で何度も出会うことで、初めて「自然に使える感覚」が身につきます😊
教科書の例文だけでは、「I think」や「however」がどのタイミングで入るのか、主語と動詞の間にどう挿入されるのかが、いまいちピンとこない人も多いはずです。
Migakuでは、ネイティブが実際に話している動画やリアルな記事を通して、挿入句がどのように使われているのかを繰り返し確認できます。
英語のメディアにたくさん触れていくうちに、「ここで I believe が入るんだ」「この流れなら however だな」と、構造が直感的に見えてくるようになります。
最初は意識的に分析していた挿入も、やがて自然に理解できるようになり、読解もリスニングも一段とスムーズになります✨
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まとめ:Insert More, Understand More
今回は、英語の挿入句の使い方について解説しました。
挿入句のいちばん大切なポイントは、「取り除いても文の構造が成立する補足情報である」という点でした。
主語と動詞の関係をまず確認し、そのうえでカンマ・ダッシュ・括弧で区切られた挿入部分を見分けることができれば、複雑に見える英文もぐっと読みやすくなります。
挿入に慣れてくると、読む力だけでなく、自分で書くときの表現の幅も自然に広がっていきます。
英語のコンテンツに触れて、なんとなくわかる——を積み重ねる。
その繰り返しこそが、英語力を伸ばす確かな道。
挿入句を恐れず、まずは構造を意識して一文ずつ丁寧に読んでみてください。
きっと、英語の流れが以前よりクリアに見えてくるはず🚀
Good luck, and enjoy spotting insertions in real English!