フィジー留学が安い理由と費用・ビザ・学校選びの実用ガイド
最終更新日: 2026年5月20日

フィジー留学は、英語圏でありながら学費・生活費ともに抑えられ、南国でのんびり学びたい日本人に支持されています。本記事では、2026年時点の費用相場、学生許可(ビザ)、学校選び、現地生活の実情までを実用本位でまとめます。
Last updated: May 20, 2026
フィジー留学が「安く英語を学べる国」として選ばれる理由
フィジーは英連邦に属する英語公用語の国で、学校教育もビジネスも英語が基本です。物価が欧米圏より大幅に低く、語学学校の学費と滞在費を合わせても主要英語圏より3〜5割安い水準に収まることが、最大の魅力です。
具体的な特徴は次の通りです。
- 公用語が英語で、現地スタッフ・学校教師の多くが英語で日常生活を送っている
- 多民族国家のため、英語のアクセントに多様性があり、リスニングの幅が広がる
- マンツーマン授業を低価格で提供する学校が多い
- ビーチ・離島・トレッキングなど、放課後のアクティビティが豊富
- 日本人留学生の比率が比較的低めで、英語を使わざるを得ない環境になりやすい
フィリピン留学と比較されることが多いですが、フィジーは「英語が母語に近い形で日常使用されている」点が大きく異なります。
費用の目安(2026年)
以下は語学留学を中心とした費用相場です。為替変動の影響を受けるため、最新レートでの再計算をおすすめします。
期間 | 学費+滞在費の目安 |
|---|---|
1週間 | 5〜8万円 |
1か月 | 10〜15万円 |
1か月(生活費総額) | 25〜40万円 |
1年 | 100〜150万円(学校費)/120〜250万円(総額) |
滞在形態別の費用(1か月あたり)は以下が目安です。
- ホームステイ(食費込み): 15〜18万円
- 学生寮・ドミトリー: 12〜15万円
大学進学を視野に入れる場合は、学部により年間60〜130万円、南太平洋大学(USP)のMBAは年間32,400フィジードル(約180万円)が高い水準です。国際留学生の大学授業料はプログラムにより年間FJD 8,000〜15,000の幅があります。
生活費は欧米圏に比べて安く、市内バスは70フィジーセント(約40円)、タクシー初乗りは1.5フィジードル(約80円)程度です。
必要なビザと学生許可(Student Permit)
滞在日数と目的で必要書類が変わります。2026年5月時点の整理は以下の通りです。
- 観光目的で4か月以内の滞在: 日本国籍ならビザ不要
- 留学目的で15〜83泊: 短期学生ビザ
- 留学目的で84泊以上: 長期学生ビザ(Student Permit)
学生許可の申請料・処理期間
- 新規申請料: 321フィジードル
- 標準処理期間: 21営業日
- 延長申請: 有効期限の1か月前までに提出
在日フィジー大使館経由でビザを取得する場合、シングルエントリーはFJ$91.00、マルチプルエントリーはFJ$180.00で、本国照会のため取得に約1か月かかります。
学生許可の主な必要書類
- 学校が発行する入学許可書
- パスポートのバイオデータページのコピー
- パスポートサイズ写真2枚
- 申請者本人の依頼書(カバーレター)
- 健康診断書(発行から3か月以内)
- フィジー国内に12か月以上滞在し18歳以上の場合は、地元の警察証明書(Local Police Report)
申請は移民省(Department of Immigration)が管轄しています。2025年12月1日からはオンラインパスポート申請ポータルの予約枠が拡大されており、関連手続きの利便性も向上しています。
学生許可の重要ルール
- 留学生はフィジー国内での就労は認められていません
- 登録している各コースの出席率80%以上が義務付けられ、未満は移民局規則違反となります
アイルランドのように語学学校卒業後の就労延長制度がある国とは制度設計が異なるため、滞在中の収入を見込まずに資金計画を立てる必要があります。語学+就労を両立したい場合は、アイルランド語学学校の就労延長制度も比較検討の参考になります。
申請ステップ
一般的な流れは次の通りです。
- 留学エージェントまたは学校に直接問い合わせ、コースと開始日を決定
- 入学申込書を提出し、学費の一部または全額を支払う
- 入学許可書(Offer Letter)を受領
- 健康診断を受け、3か月以内の診断書を準備
- パスポートコピー、写真、カバーレター等の必要書類を揃える
- 84泊以上の場合は学生許可を申請(処理期間21営業日)
- 航空券・海外旅行保険を手配
- 渡航・入国・現地オリエンテーション
語学学校によっては申請代行サービスを提供しており、例えば翻訳費用込みで29,500円程度の代行プランを設けている学校もあります(14日以内の滞在は申請自体が不要)。
学校選びのポイント
フィジーの語学学校は規模も方針もさまざまです。以下を基準に比較するのが現実的です。
- マンツーマン授業の比率(フィジーは1日4〜6コマのマンツーマンを売りにする学校が多い)
- 滞在形態(ホームステイ・寮・アパート)と食事の有無
- 校内英語ルール(英語以外の使用を禁止するEOP制度の有無)
- 日本人比率と国籍バランス
- 立地(首都スバ、観光地ナンディ、ラウトカ、離島など)
- 大学進学準備コースやIELTS対策の有無
高等教育機関への進学を考えるなら、フィジー高等教育委員会(Fiji Higher Education Commission, FHEC)の認証を受けている学校・大学かを確認してください。MBA等の進学では、認可された学士号と非英語圏出身者にはIELTS 6.5以上が求められるのが一般的です。
フィジーの学年度は南半球カレンダーに沿い、Semester 1が2月開始6月試験、Semester 2が7月開始11月試験となります。語学学校は月単位で随時入学可能なところが多い一方、大学進学を狙う場合はこの学期スケジュールを起点に逆算します。
よくある落とし穴
- 就労不可を前提に資金を準備していない: 学生許可では就労できません。生活費全額を渡航前に確保してください。
- 出席率80%ルールを軽視する: 体調不良や旅行で出席が落ちると、許可違反となるおそれがあります。
- 健康診断書の有効期限切れ: 発行から3か月以内のものが必要です。早すぎる受診は再取得になります。
- 大使館経由ビザの所要時間を見誤る: 本国照会で約1か月かかるため、出発1〜2か月前の手続き開始が安全です。
- マルチプルビザの誤解: マルチプルは12か月有効ですが、1回の滞在は4か月以内に制限されます。
- 保険・医療体制の確認不足: 離島滞在を含む場合、海外旅行保険の補償範囲(医療搬送含む)を必ず確認してください。
よくある質問
Q. 英語が全くの初心者でも大丈夫ですか?
A. フィジーの語学学校はマンツーマン主体の学校が多く、初心者向けのカリキュラムを用意しています。日本語スタッフが在籍する学校もあるため、初渡航でも比較的安心です。
Q. フィジー英語の訛りは強いですか?
A. 学校教師は教育を受けた英語話者で、訛りは過度に強くありません。日常生活ではフィジー英語特有のリズムに触れますが、これがリスニングの幅を広げる利点にもなります。
Q. 1週間だけの短期留学は可能ですか?
A. 可能です。観光ビザ免除の範囲内(4か月以内)であれば、語学学校に申し込むだけで参加できます。14日以内の滞在ならビザ関連の追加手続きも不要です。
Q. ワーキングホリデー制度はありますか?
A. 2026年5月時点で日本とフィジー間のワーキングホリデー協定はありません。働きながら学びたい場合は、ニュージーランドのワーキングホリデーなど別の英語圏が選択肢になります。
Q. 都市部と離島、どちらに滞在すべきですか?
A. 学校数・買い物・医療面ではナンディやスバなどの都市部が便利です。離島校はリゾート型で集中して学べる反面、生活インフラが限定的になります。短期は離島、長期は都市部という組み合わせを選ぶ留学生もいます。
Q. 物価の安さを実感できる場面は?
A. 公共バス・タクシー・ローカル食堂は特に安く、外食中心でも生活が成り立ちます。一方、輸入品や観光地のレストランは日本と同等以上の価格になることもあるため、滞在エリアを基準に予算を組み立ててください。都市での暮らしを比較したい方は、ロンドンの生活費と予算を参考にすると、英語圏内の価格差がよく分かります。
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