英語の同格とは?「名詞+カンマ(コンマ)」の使い方など、名詞を言い換えて説明する英文法を解説!
最終更新日: 2025年12月26日

英語学習を進める中で「英語の同格」という用語を英文法の本で見かけると、なんだか難しそうに感じてしまうかもしれません。
しかし、実は日常会話やニュース記事の中で、情報をスムーズに伝えるために頻繁に使われているとても便利な表現なのです。
今回は、特に「カンマ(コンマ)」を使った同格の表現を中心に、名詞を並べて補足説明するテクニックをわかりやすく解説します。
これをマスターすれば、あなたの英語表現はもっと具体的で、読み手にとってわかりやすいものになるはずです📚
英語の「同格」とは?基本的な意味と役割
同格とは、ある名詞(または名詞句)のすぐ後ろに別の名詞を置いて、前の言葉を詳しく説明したり言い換えたりするルールのことを指します。
もっとも単純な形では「名詞A = 名詞B」という関係が成り立ちます。
たとえば、「私の友達」と言ったあとに、「ケン」という名前を付け足すことで、相手に対して誰のことを話しているのかを明確にする働きがあります。
このように、前の名詞について
- 「それは具体的に誰なのか?」
- 「どんなものなのか?」
という情報を補足することで、相手の理解を助けるのが同格の大きな役割です💡
以下の簡単な例文を見てみましょう。
- My friend, Ken, is a teacher.(私の友人のケンは先生です)
このように名詞を並べるだけで、スムーズに説明を加えることができます。
カンマ(,)を使った同格の使い方と例文
ここからは、今回のメインテーマである「カンマ(,)」を使った同格の具体的な使い方を見ていきましょう。
英語の文章を書く際、カンマ1つで名詞同士を並置し、前の名詞を後ろの名詞で説明するこのテクニックは非常に便利です。
いくつかのパターンに分けて例文を紹介しますので、実際の文の中でどう使われているか確認してみてください✨
「名詞, 名詞」で人物や場所を説明する場合
これが最も一般的で、よく使われるパターンです。
人の名前のあとに肩書きや関係性を入れたり、地名のあとにその場所がどんなところなのかを説明したりする際によく登場します。
以下の2つの例文を見てみましょう。
例文:
- Mr. Tanaka, our new manager, is very kind.(私たちの新しいマネージャーである田中さんはとても親切です)
- Kyoto, a historic city in Japan, attracts many tourists.(日本の歴史的な都市である京都は多くの観光客を惹きつけます)
このように、固有名詞のあとに説明を加えることで、その人や場所を知らない相手にも親切な表現になります。
「代名詞, 名詞」で補足する場合
名詞だけでなく、代名詞(WeやYouなど)の後ろに名詞を置いて説明することもあります。
「私たち」と言っても、それが具体的に「誰」を指しているのかをはっきりさせたい場合に有効です。
例文:
- We, the members of the club, agree with the plan.(私たち、つまりそのクラブのメンバーは、その計画に賛成です)
このように書くことで、「私たち」という範囲が明確になり、誤解を防ぐことができます🤝
「文, 名詞」で前の文全体を要約する場合
これは少し応用的な使い方ですが、前の文章全体の内容を受けて、それをひとつの名詞で言い換えるパターンです。
文末にカンマを置き、そのあとに名詞を続けることで、前の出来事がどのような意味を持つのかを感想や評価として付け加えることができます。
例文:
- He passed the exam, a surprise to everyone.(彼は試験に合格したが、それは誰にとっても驚きだった)
- He studied English for work, a practical reason.(彼は仕事のために英語を勉強したが、それは実用的な理由だった)
1例目の「a surprise」は、「彼が試験に合格したこと」全体を指しています。
この表現を使えると、英語のライティング力がグッと上がりますよ📝
カンマ以外で表す同格の表現パターン
同格を表す方法はカンマだけではありません。
他にも特定の語句を使って、名詞と名詞をつなぐ形があります。
ここでは、カンマ以外でよく使われる同格のパターンをいくつか紹介しますので、違いを整理しておきましょう🔍
「名詞 + of + 名詞」の形
「A of B」の形で、「BというA」という意味を表す同格表現です。
特に、「city of(〜という都市)」や「idea of(〜という考え)」などの決まった組み合わせでよく使われます。
- The city of Tokyo is huge.(東京という都市は巨大だ)
- The idea of studying abroad is exciting.(留学するという考えはワクワクする)
この「of」は「~の」と訳すのではなく、「=(イコール)」の感覚で捉えるのがポイントです。
「名詞 + that節」の形
「fact(事実)」や「news(ニュース)」、「rumor(噂)」などの抽象的な名詞のあとに、that節を続けて内容を具体的に説明する形です。
これを「同格のthat」と呼びます。
- The news that he won comes as a shock.(彼が勝ったというニュースは衝撃的だ)
関係代名詞のthatとは異なり、後ろの文が完全な文(主語や目的語が欠けていない文)になるのが特徴です。
「名詞 + to 不定詞」の形
名詞の後ろに to 不定詞を置いて、その名詞の内容を具体的に説明する同格表現もあります。
計画・夢・目標・決意など、抽象的な名詞と一緒に使われることが多いのが特徴です。
- She has a goal, a dream to travel the world.(彼女には目標があり、それは世界を旅するという夢だ)
このように、to 不定詞は名詞の中身を具体的に説明する役割を持ちます。
この場合、a dream to travel the world は goal の具体的な中身を説明しています💡
その他の接続語
「言い換えると」「すなわち」といった意味を持つ接続語を使って同格の関係を作ることもあります。
or、namely、in other wordsなどが代表的です。
- The output manager, or the leader of the project, is here.(アウトプットマネージャー、すなわちプロジェクトのリーダーがここにいます)
- It is indispensable to life, that is to say, necessary.(それは生活に不可欠、つまり必要だということです)
これらは、前の言葉をより噛み砕いて説明したいときに役立ちます🗣️
英語の同格を使いこなすためのポイントと注意点
英語学習者にとって、同格は「知っているだけ」よりも、実際の文の中で意識して触れるとよい文法項目です。
同格を正しく理解し、自分で使えるようになるためのポイントをお伝えします。
まず、日本語に訳すときは、後ろの名詞から前の名詞へと修飾するように訳すと自然な日本語になりやすいです。
しかし、英語を読んだり聞いたりするときは、前から順番に「A、つまりBなんだな」とイコールでつなぎながら理解していくのが、速読のためのコツです。
また、カンマがある場合とない場合で、意味の範囲が限定されるかどうかが変わる可能性があります(関係代名詞の制限用法・非制限用法と似た考え方です)。
🔗 関連記事 🔗
関係代名詞の制限用法・非制限用法については、以下の記事で詳しく解説しています💡
👉『 英語の関係代名詞の制限用法を徹底解説!制限用法と非制限用法の違いとthat / which / whoの使い方、意味も学習しよう 』
👉『 英語の関係代名詞の非制限用法について解説!制限用法と非制限用法の違い、英会話に使える例文も 』
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、まずは「補足説明しているんだな」と捉えるだけで十分です。
文法問題でもよく問われる部分ですので、この機会に覚えておきましょう🎓
インプットを重ねて英語の同格を感覚で理解する
英語の同格は、英語勉強中にルールを暗記するだけではなかなか定着しません。
でも、英語のニュース記事や動画、会話表現にたくさん触れていくと、
- 「ここは説明を足しているだけだな」
- 「このカンマは補足なんだな」
と、少しずつ感覚的にわかるようになってきます🙂
Migaku を使って英語メディアに触れる時間を増やしていくと、名詞の後ろに同格が続く英文や、that 節・of を使った説明表現を自然と何度も目にすることになります。
その繰り返しの中で、英語の同格が「文法項目」ではなく、「よくある英語の言い回し」として頭に残っていくのです。
動画や記事を読みながら、「この名詞は後ろで言い換えられているな」と気づいた表現を、そのままフラッシュカードにして復習するのもおすすめです📌
もう一度同じ英文に出会ったときに意味がすっと取れるようになると、理解が定着してきたサインです。
やがて、同格を見た瞬間に意味が取れるようになり、英文全体の理解スピードも自然と上がっていきます。
ルールを覚えるだけで終わらせず、実際の英語の中で何度も出会うこと。
それが、同格を本当に使える知識に変える近道です。
まとめ:To the Last Comma
以上が、カンマを使った英語の同格の基本的な考え方です。
これらを押さえておけば、英語のテストや試験でも問題なしです💫
この記事では、英語の同格、特にカンマを使って名詞を言い換えたり補足したりする表現を中心に解説しました。
この表現は、世界中の英語話者が日常的に使っているごく自然な言い回しです。
ポイントはとてもシンプルで、名詞の前と後ろが「同じものを指しているか」を見抜くことです。
カンマが入ることで、その後ろは追加の説明なのだと判断でき、英文全体の意味も一気に明確になります。
英語のコンテンツに触れて、なんとなくわかる——を積み重ねる。
その繰り返しこそが、英語力を伸ばす確かな道。
ニュース記事や会話表現の中で、同格やカンマを見かけたら、ぜひ立ち止まって「今、言い換えているな」と感じてみてください。
そうした小さな気づきが、英文を前から理解する力につながっていきます。
Good luck! And have fun noticing every comma that makes English clearer 📘✨