英語の二重否定とは?文法や訳し方、用法を解説!英会話に役立つ否定表現の例文も紹介
最終更新日: 2025年12月30日

英語学習をしていると、否定語が重なっているのに肯定の意味に見える文に出会うことがあります🙂
このような否定表現は、英語の「二重否定」と呼ばれ、英文の理解を難しくする原因の1つです。
英語の二重否定は、日本語の感覚とは異なり、意味を強調したり、結果的に肯定を表す表現として使われるのが特徴です。
not や never、no などの否定語がどのように組み合わさり、どんな意味になるのかを文法として整理することが大切です。
今回は、英語の二重否定の基本的な考え方を中心に、よく使われる表現や訳し方をわかりやすく解説します。
- 英語の二重否定とは?否定語と文法の基本を解説
- 英語の二重否定が肯定の意味を表す理由
- 英語の二重否定でよく使われる慣用表現
- never fail to を使った英語の二重否定表現と使い方
- not / never 〜 without を使った英語の二重否定表現と使い方
- It is not unusual to を使った英語の二重否定表現と使い方
- 英語の二重否定の訳し方のポイント
- no / nothing / nobody を使った英語の二重否定
- cannot help ~ing に見られる二重否定的な表現
- 英会話に役立つ二重否定の例文を一覧で紹介
- 英語の二重否定を理解するためのコツ
- 英語の二重否定も「見慣れる」ことで自然に理解できるようになる
英語の二重否定とは?否定語と文法の基本を解説
英語の二重否定とは、1つの文の中に否定語が2つ含まれる形を指します。
英語では、not、never、no、nothing、nobody、without などが代表的な否定語です。
これらの語が組み合わさることで、単純な否定ではなく、別の意味やニュアンスを表す表現になります。
英語の二重否定は、否定語の数だけで判断せず、文章全体で意味を考える必要があります🙂
この記事では、英語の二重否定について、文法の基本からよく使われる表現、意味の取り方や訳し方まで、英語学習者がつまずきやすいポイントの情報を整理して解説します🙂
部分否定との違い
部分否定は、「すべてを否定するわけではない」というように、否定の範囲を限定する否定表現です。
たとえば、not all や not always のように、「どこまで否定しているか」が意味のポイントになります。
一方、英語の二重否定は、否定語が2つ組み合わさることで意味が変化する表現です。
否定の範囲ではなく、否定語同士の組み合わせによって肯定の意味を表したり、強調のニュアンスを持たせたりする点が大きな違いです🙂
完全否定との違い
完全否定は、否定語を1つ使って、その内容をはっきり否定する文を指します。
no や never、nothing などを使い、「例外なく否定する」意味を表すのが特徴です。
英語の二重否定では、否定語が重なることで、単純な否定ではなく、肯定の意味ややわらかい言い方に変わることがあります。
否定語の数と、その組み合わせが意味にどう影響するかを意識することが、二重否定を理解するポイントです😊
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👉『 英語の部分否定を簡単に解説!完全否定や二重否定との違いや見分け方、文法、使える英会話表現まで 』
👉『 英語の否定表現を解説!否定の慣用表現や否定語を使わない否定表現、会話で使える例文一覧もまとめました 』
英語の二重否定が肯定の意味を表す理由
英語の二重否定では、否定語が重なることで肯定の意味になる場合があります。
これは、否定を重ねることで意味を強調し、「必ずそうなる」「例外がない」といったニュアンスを表すためです。
英語では、直接的な肯定文ではなく、あえて否定表現を使うことで、意味をはっきり伝えることがあります。
そのため、英語の二重否定は強い肯定を表す表現として使われることが多いのです😊
英語の二重否定でよく使われる慣用表現
英語の二重否定は、自由に作る表現というよりも、決まった形で使われる慣用表現が多いのが特徴です🙂
たとえば、次のような表現は、英語では自然な言い方として定着しています。
- never fail to
- not / never 〜 without
- It is not unusual to
- no doubt
これらは、否定語が2つ使われていても、肯定の意味を表すことが前提になっている表現です。
そのため、単語ごとに意味を分解するよりも、「この形はこういう意味」と、表現としてまとめて覚えるほうが理解しやすくなります。
英語の二重否定では、文法ルールだけでなく、慣用表現としての使い方に慣れることも大切です😊
never fail to を使った英語の二重否定表現と使い方
never fail to は、英語の二重否定を理解するうえで基本となる表現です。
fail は「失敗する」という否定的な意味を持つ語なので、never fail とすることで否定が重なります。
- He never fails to reply quickly.(彼は必ずすぐに返信します)
この文では、never と fail という否定語が組み合わさり、結果として肯定の意味を表しています。
会話や文章のどちらでも使われやすい英語表現です🙂
not / never 〜 without を使った英語の二重否定表現と使い方
without を使った英語の二重否定も、頻出の用法の1つです。
not や never と without が組み合わさることで、「〜しないことはない」という意味になります。
- She never leaves home without her phone.(彼女は必ずスマートフォンを持って家を出ます)
否定語が2つありますが、文全体としては肯定の意味です。
このような表現は、英語の文章でも自然に使われます📘
It is not unusual to を使った英語の二重否定表現と使い方
not unusual も、英語の二重否定としてよく使われる形です。
unusual は「珍しい」という否定的な意味を含む語なので、not unusual とすることで肯定を表します。
- It is not unusual to feel nervous before a test.(テスト前に緊張するのはよくあることです)
直接的な肯定文よりも、表現をやわらかくする言い方として使われます🙂
英語の二重否定の訳し方のポイント
英語の二重否定を訳すときに大切なのは、否定語を1語ずつ日本語に置き換えないことです🙂
英語では、否定語が2つ使われていても、文全体としては肯定の意味を表す場合があります。
そのため、直訳に引っ張られて「〜ない」「〜しない」と重ねて訳してしまうと、本来伝えたい意味からズレてしまうことがあります。
英語の二重否定を訳すときは、否定語の数ではなく、「この文で何を伝えたいのか」を先に考えるのがコツです。
肯定の意味になる場合は、日本語でも自然な肯定文として訳したほうが、文章として理解しやすくなります😊
日本語と英語の二重否定の違い
日本語の二重否定は、表現を和らげたり、断定を避けたりするために使われることが多いです。
一方、英語の二重否定は、意味を強調したり、結果的に肯定をはっきり表す目的で使われることがよくあります。
日本語話者の多くの人が最初は誤解しがちですが、この感覚の違いを意識せずに読むと、英文を日本語に訳す際に違和感が生まれやすくなるでしょう。
英語では、否定語がいくつあるかではなく、最終的にどんな意味を表す文なのかを見ることが大切です🙂
英語の二重否定でよくある問題と注意点
英語の二重否定は、使い方を誤ると意図しない意味で伝わってしまうことがあります⚠️
特によくあるのが、否定を強調したい気持ちから、否定語を重ねすぎてしまうケースです。
これを知らずに使うことで、誰かに別の意味として解釈されてしまう可能性があるため、注意しましょう。
たとえば、次の文です。
- I can’t say nothing.
意味は伝わりそうに見えますが、英語では不自然とされることが多い表現です。
英語では、否定語は基本的に1つにするのが自然なため、次の形が一般的です。
- I can’t say anything.
否定を強めたい場合は、否定語を増やすのではなく、副詞を使って表現します。
- I really can’t say anything.
また、次の文は文法的に正しく、実際にも使われます。
- I can say nothing.
ただしこの場合は、「言えない」ではなく「言わない」という話し手の意志を表す言い方になります😅
否定語の位置や組み合わせが変わるだけで、意味やニュアンスが大きく変わる点に注意しましょう。
no / nothing / nobody を使った英語の二重否定
no や nothing、nobody といった否定語も、英語の二重否定でよく見られます。
- There is no doubt about his ability.(彼の能力に疑いはありません)
no doubt は否定語を含みますが、肯定の意味を強く表す表現です。
- I have nothing to complain about.(不満は何もありません)
単語単体ではなく、文章としての意味を取ることが重要です🙂
cannot help ~ing に見られる二重否定的な表現
not が2回出てこなくても、意味として二重否定に近い表現もあります。
cannot help 〜ing は、「〜せずにはいられない」という意味です。
- I can’t help laughing at that joke.(その冗談に笑わずにはいられません)
cannot と help の組み合わせにより、肯定の意味を表しています😊
英会話に役立つ二重否定の例文を一覧で紹介
英語の二重否定は、日常会話はもちろん、ビジネスシーンを含めたネイティブ同士の会話の中でも自然に使われる表現です。
最初は少し分かりにくく感じるかもしれませんが、よく出る形を例文で押さえておくと、実際の英会話でも意味が取りやすくなります🙂
never fail to を使った例文
- He never fails to make me laugh.(彼は必ず私を笑わせてくれます)
相手の行動や性格をポジティブに伝えたいときによく使われる表現です。
fail は「失敗する」という意味を持つ動詞で、never と組み合わさることで、否定が重なり肯定の意味を表す形になります🙂
not / never 〜 without を使った例文
- She never goes out without checking her phone.(彼女は必ずスマホを確認してから出かけます)
日常的な習慣を自然に表す二重否定で、英会話でも頻出です📱
It is not unusual to を使った例文
- It is not unusual to feel tired after a long day.(長い一日のあとに疲れるのはよくあることです)
相手の気持ちに共感したり、状況を一般論として伝えたいときに便利です。
no / nothing を使った例文
- There is no doubt that she is talented.(彼女に才能があることは間違いありません)
強い肯定の意味を持つ表現で、評価や意見を述べる場面で使われます。
cannot help 〜ing を使った例文
- I can’t help smiling when I see that photo.(その写真を見ると、つい笑ってしまいます)
感情が自然に出てしまうことを表す、会話向きの言い方です😊
英語の二重否定を理解するためのコツ
英語の二重否定を正しく理解するためには、いくつかのポイントがあります。
一緒に確認してみましょう👇
- 1️⃣ どの否定語が使われているかを確認すること
- 2️⃣ 語と語の関係を整理すること
- 3️⃣ 文全体の意味を考えること
単語だけで判断せず、文章として読む意識を持つと理解しやすくなります📖
英語の二重否定も「見慣れる」ことで自然に理解できるようになる
英語の二重否定は、ルールとして理解していても、実際の英文や会話の中で出てくると一瞬迷ってしまうことがあります🙂
でも、英語の動画や記事、会話表現にたくさん触れていくうちに、
- 「この形は肯定の意味だな」
- 「これは強調している言い方だな」
と、だんだん感覚的に分かるようになってきます。
Migaku では、英語の文章や動画をそのまま教材にしながら、実際に使われている二重否定表現をインプットできます。
not や never、without などの否定語も、文脈の中で何度も目にすることで、文法としてではなく「意味のまとまり」として理解できるようになります。
英語の二重否定も、従来の英語勉強で知識として覚えるだけで終わらせず、自然に読めて、聞いて分かる状態を目指していきましょう。
まとめ:Understanding Double Negatives Is Not Impossible
英語の二重否定で一番大切なのは、「否定が2つある」という形に引っ張られすぎず、 文全体でどんな意味を表しているかを見ることです。
- 否定語が重なった結果、肯定の意味になるのか
- それとも文脈によって強調や婉曲になるのか
あなたが英語を読むときにこの視点を持つだけで、英語の二重否定を理解することは 「not impossible」になります。
英語のコンテンツに触れて、なんとなくわかる——を積み重ねる。
その繰り返しこそが、英語力を伸ばす確かな道。
最初は少し引っかかっても大丈夫💪
二重否定も、見慣れていくうちに自然と意味が取れるようになります💡
Good luck, and have fun noticing double negatives in real English!