英語の形容詞の順番ルール|OSASCOMP完全ガイド
最終更新日: 2026年3月6日

英語で複数の形容詞を並べるとき、どんな順番にすればいいか迷ったことはありませんか?日本語なら「大きい赤い車」でも「赤い大きい車」でも通じますが、英語では"a big red car"が自然で、"a red big car"は不自然です。この順番には実はルールがあるんです。今回は、英語の形容詞を並べる正しい順番とその覚え方を解説します。
英語の形容詞の順番には明確なルールがある
英語では、名詞の前に複数の形容詞を並べる場合、決まった順番があります。このルールを知らないと、文法的には間違っていなくても、ネイティブスピーカーには違和感のある英語になってしまいます。
形容詞の順番は、主観的なものから客観的なものへと並べるのが基本です。つまり、個人の意見や感想を表す形容詞が最初に来て、誰が見ても変わらない事実を表す形容詞が後ろに来ます。
形容詞の順番を覚える「OSASCOMP」
英語学習でよく使われるのが「OSASCOMP」という覚え方です。これは各カテゴリーの頭文字を取ったものです。
- Opinion(意見)— beautiful, wonderful, terrible など
- Size(大きさ)— big, small, tiny など
- Age(年齢・新旧)— old, new, young など
- Shape(形)— round, square, flat など
- Color(色)— red, blue, white など
- Origin(出身・由来)— Japanese, American, European など
- Material(素材)— wooden, plastic, metal など
- Purpose(目的)— sleeping (bag), cooking (pot) など
この順番で形容詞を並べれば、自然な英語になります。
実際の例文で確認しよう
具体的な例を見てみましょう。
"a beautiful small old round wooden table"(美しい小さな古い丸い木製のテーブル)
この文では、beautiful(意見)→ small(大きさ)→ old(年齢)→ round(形)→ wooden(素材)の順番で形容詞が並んでいます。
もう一つ例を挙げます。
"a nice big new Japanese car"(素敵な大きな新しい日本車)
nice(意見)→ big(大きさ)→ new(年齢)→ Japanese(出身)という順番です。
逆に"a Japanese new big nice car"と言うと、英語として非常に不自然になります。
主観的な形容詞と客観的な形容詞の違い
形容詞の順番を理解する上で重要なのが、主観と客観の区別です。
意見を表す形容詞(beautiful, nice, terribleなど)は主観的です。人によって感じ方が違います。一方、大きさ、色、素材などを表す形容詞は客観的な事実です。
英語では、主観的な形容詞を名詞から遠い位置に、客観的な形容詞を名詞に近い位置に置きます。これは、より確実な情報を名詞の近くに配置するという英語の論理的な考え方を反映しています。
形容詞が2つ以上の場合の注意点
実際の英会話では、3つ以上の形容詞を並べることは少ないです。2つか3つが一般的です。
形容詞が2つの場合でも、基本的なルールは同じです。
"a small black cat"(小さな黒い猫)— Size → Color
"an old Italian restaurant"(古いイタリアンレストラン)— Age → Origin
ただし、形容詞が同じカテゴリーに属する場合は、andで繋ぐこともあります。
"a black and white cat"(白黒の猫)— どちらも色なのでandで繋ぐ
名詞を修飾する形容詞の位置
英語の形容詞は、基本的に名詞の前に置きます。これは日本語と同じですね。
"a red apple"(赤いリンゴ)
ただし、somethingやanythingなどの代名詞を修飾する場合は、形容詞が後ろに来ます。
"something interesting"(何か面白いもの)
複数の形容詞を並べる場合も、名詞の前に順番通りに配置します。
目的を表す形容詞の特徴
OSASCOMPの最後、Purpose(目的)を表す形容詞は、実は名詞が形容詞的に使われている場合が多いです。
"a sleeping bag"(寝袋)— sleepingは「寝るための」という目的を表す
"a cooking pot"(調理用の鍋)
"a coffee cup"(コーヒーカップ)
これらは名詞に最も近い位置に来ます。なぜなら、その名詞の種類や用途を直接的に表しているからです。
実践的な覚え方とコツ
OSASCOMPを丸暗記するのが難しい方には、こんな覚え方もあります。
「主観から客観へ」という大原則だけ覚えておく方法です。意見や感想が最初、事実が後、と考えれば、自然と正しい順番になります。
また、たくさんの英語を読んだり聞いたりすることで、自然と正しい順番が身につきます。ネイティブスピーカーも、このルールを意識的に学ぶわけではなく、自然に習得しています。
英語学習では、ルールを知った上で、実際の文章や会話の中で何度も触れることが大切です。
まとめ
英語の形容詞の順番は、OSASCOMP(意見、大きさ、年齢、形、色、出身、素材、目的)の順番で並べるのが基本ルールです。主観的な形容詞から客観的な形容詞へ、という流れを意識すれば、自然な英語が話せるようになります。
最初は難しく感じるかもしれませんが、例文をたくさん見て、実際に使ってみることで徐々に慣れていきます。文法ルールとして覚えるだけでなく、実際の英語コンテンツの中で確認していくことをおすすめします。
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