英語の独立不定詞を解説!文法の基本から慣用表現+例文一覧、頻出問題まで学習でおさえたい内容をまとめました
最終更新日: 2025年12月26日

「実を言うと」「まず第一に」など、会話の切り出しや文全体のニュアンスを整える表現を使いたいと思ったことはありませんか?
これらは英文法において「独立不定詞」と呼ばれています。
名前は少し堅苦しいですが、実際は決まった形をそのまま覚えるだけの便利な慣用表現です。
この記事では、日常英会話や試験で頻出の独立不定詞を一覧で紹介し、例文を交えて使い方を解説します。
英語学習にも役立つ内容なので、ぜひご覧ください。
文頭や文中でクッション言葉として使えるようになると、表現力がグッと上がりますよ✨
英語の「独立不定詞」とは?基本の文法と意味
まず、なぜ独立不定詞と呼ばれるのか、その基本的な意味と役割について説明します。
通常のto不定詞との違い
通常のto不定詞(名詞的用法・形容詞的用法・副詞的用法)は、文中の特定の語を修飾します。
しかし、独立不定詞は文全体を修飾するのが特徴です。
文の構造から「独立」しているため、文法的には修飾語(M)として扱われます。
「独立不定詞 + 文」というセットで捉えると分かりやすいでしょう。
小難しく考える必要はありません。
「文全体にかかる決まり文句」として、イディオム(慣用句)のようにセットで覚えてしまうのが一番の近道です💡
【保存版】覚えておきたい独立不定詞の慣用表現一覧
英語を学習している人がまず優先して覚えるべき代表的な表現を一覧にまとめました。
これらは英語の長文読解でも、実際の会話でも頻繁に登場します。
「言う」に関連する慣用表現
自分の発言に対する前置きとして使われます。
これらの表現は、相手に心の準備をさせる効果的な役割を果たします。
- to tell the truth:実を言うと
- to be frank with you:率直に言うと
- needless to say:言うまでもなく
- strange to say:不思議なことに
- so to speak:いわば、例えて言えば
- to say nothing of:〜は言うまでもなく
💡ポイント 💡
to say nothing of は 文頭に来ることもありますが、文末・文中で使われることも多い表現です。このように、独立不定詞=必ず文頭で使われるわけではありません。
文の流れを作る慣用表現
話の順序や状況を説明する際に便利です📝
論理的に話を進めたいときに重宝します。
- to begin with:まず第一に
- to make matters worse:さらに悪いことに
- to be sure:確かに
独立不定詞の使い方を例文付きで解説
ここからは、先ほど紹介した表現を実際の文章の中でどう使うか、詳しい解説と例文を見ていきましょう。
本音や事実を伝える表現
相手に何かを打ち明ける際、文頭に置くことで注意を引くことができます。
もっとも一般的な表現がこちらです。
- To tell the truth, I don't like Japanese natto.(実を言うと、私は日本の納豆が好きではありません)
率直な意見を言うときは、相手への配慮としてこの表現を用います。
- To be frank with you, I didn't enjoy the movie.(率直に言うと、その映画は楽しめませんでした)
「言うまでもなく」の表現
当たり前のことを強調したい時に用いられます。
文頭に置いて強調することが多いです。
- Needless to say, health is more important than wealth.(言うまでもなく、健康は富よりも重要です)
「〜はもちろん」と付け加えたいときにはこの表現がぴったりです👌
- He can speak French and German, to say nothing of English.(彼は英語は言うまでもなく、フランス語とドイツ語も話せます)
話の順序や状況を説明する表現
論理的に話を進めたり、状況の悪化を伝えたりする際に必須の表現です。
理由を列挙する際や、話の口火を切る際に使います。
- To begin with, we don't have enough money.(まず第一に、私たちには十分なお金がありません)
悪い状況に追い打ちをかける場合に使います。
物語やニュースなどでよく見かける表現です☔️
- To make matters worse, it started to rain heavily.(さらに悪いことに、激しい雨が降り出しました)
その他の重要表現
事実に対する話し手の感想を述べる表現です。
文全体に「不思議なことですが」という意味を付与します。
- Strange to say, the dog didn't bark at the thief.(不思議なことに、その犬は泥棒に吠えませんでした)
比喩を使う際によく登場します。
- He is, so to speak, a walking dictionary.(彼は、いわば歩く辞書です)
相手の意見を一度認めたり、確信を込めたりする際に使います。
譲歩のニュアンスが含まれることがあります。
- He is smart, to be sure, but he lacks experience.(確かに彼は賢いが、経験が不足しています)
独立不定詞と分詞構文の違いと判断
学習者が迷いやすいポイントとして、分詞構文との混同があります。
分詞構文は、接続詞と主語を省略して動詞を「-ing(現在分詞)」や「p.p.(過去分詞)」の形にする用法です。
主節の主語と一致している必要がありますが、独立不定詞は主語に関係なく使える固定フレーズ(語句)です。
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分詞構文の中でも、主語のズレによって意味が不自然になる「懸垂分詞構文」や、主語が明示される「独立分詞構文」については、以下の記事で詳しく解説しています💡
👉『 英語の懸垂分詞構文とは?独立分詞構文との違いも押さえつつ、基本の英文法と英語表現を解説 』
👉『 英語の独立分詞構文とは?主語が異なる分詞構文の作り方、普通の分詞構文との違いを例文・英語表現付きでわかりやすく解説 』
文法的な構造を深く分析して判断するよりも、
- 独立不定詞:慣用表現として丸暗記する
- それ以外:分詞構文の可能性がある
というアプローチの方が実用的で分かりやすいでしょう🤔
難しい理屈で考えるよりも、形で見分けるのがコツです。
効率的な覚え方と練習問題
独立不定詞を自分のものにするには、単語帳を眺めるだけでなく、実際に声に出して言うことが大切です。
英語のリズムを体にしみ込ませましょう。
以下の問題にチャレンジして、定着度を確認してみましょう。
練習問題
次の日本語に合うように、( )内の語句を並べ替えてください。
Q1. 実を言うと、私は彼を知りません。
( truth / the / tell / to ), I don't know him.
Q2. さらに悪いことに、私は財布をなくしました。
( matters / make / worse / to ), I lost my wallet.
Q3. まず第一に、それは高すぎます。
( with / begin / to ), it is too expensive.
解答
答え合わせをしてみましょう💯
A1. To tell the truth
A2. To make matters worse
A3. To begin with
全問正解できましたか?
もし言えないフレーズがあれば、何度でも復習して短いフレーズとしてリズムで覚えてしまいましょう。
独立不定詞は「見て・聞いて・慣れる」がいちばん早い
独立不定詞は、ルールを丸暗記するよりも、実際の英語に何度も触れることで自然と身についていく表現です。
英語の動画やドラマ、ニュース、YouTube などを見ていると、「実を言うと」「まず第一に」「言うまでもなく」といった独立不定詞が、会話の中で当たり前のように使われているのに気づくはずです。
最初は「見覚えがある」くらいでもOK🙆♀️
英語勉強中に何度も同じ表現に触れるうちに、「この場面ではこれを言うんだな」という感覚が少しずつ積み重なっていきます。
Migaku なら、動画や音声などのリアルな英語コンテンツを使いながら、気になったフレーズをその場で保存・復習できます。
独立不定詞のような“クッション表現”も、実際の使われ方ごとインプットできるので、会話や英作文で自然に使えるようになりやすいです。
知識として理解した独立不定詞を、「使える英語」に変えていこう🚀
まとめ:To the Point, So to Speak
今回は、英語の独立不定詞について解説しました。
独立不定詞でいちばん大事なのは、文法用語を完璧に覚えることではなく、英語の中で「こういう場面で、こう言うんだな」と感覚でつかむことです。
英語のコンテンツに触れて、なんとなくわかる——を積み重ねる。
その繰り返しこそが、英語力を伸ばす確かな道。
独立不定詞は、会話や文章の流れを自然にするためのクッション表現。
気負わずに、見かけたら「あ、これだ」と気づけるところからで大丈夫です。
Good luck!
英語の中でこの表現たちに出会うのを、ぜひ楽しもう😊