英語の前置詞+動名詞(V + -ing)の使い方を解説|中学・高校英文法をマスター
最終更新日: 2025年12月22日

英語学習を進めていると、「inやofなどの前置詞の後ろには、どんな形の単語が来るんだっけ?」と迷う場合がよくありませんか?
特に「to」が出てきたときに、後ろを動詞の原形にするのか、それとも-ing 形にするのかで混乱してしまうという問題は、多くの人が抱えています。
今回の記事では、英語学習者向けに「前置詞の後ろは動名詞」というテーマをメインに、英文法の基本を徹底解説します。
to不定詞との違いや、by、for、withoutといった前置詞ごとのニュアンスの違いを理解して、英会話や試験で自信を持って使えるようになりましょう😊
中学英語の基本英文法「前置詞の後ろは動名詞(-ing)」
まず最初に、絶対に覚えておきたい英文法の鉄則があります。
それは、「前置詞の後ろには名詞(または名詞の働きをする語)を置く」というルールです。
文法用語で言うと、この位置に来る言葉を「前置詞の目的語」と呼びます。
もしここに「食べる(eat)」や「行く(go)」といった動詞の意味を置きたい場合、そのままの形(原形)で置くことはできません⚠️
動詞を「名詞」の形に変身させる必要があります。
そこで「必要」になるのが「動名詞(verb + ing)」です。
動名詞は、文の中で主語や目的語、そして補語になることができる便利な形です。
つまり、「前置詞の後ろは動名詞(〜ing)」という形になるのが基本なのです💡
以下の例文を見てみましょう。
- Thank you for coming today.(今日は来てくれてありがとう)
ここで使われている前置詞の「for」の後ろが、動詞の「come」ではなく、動名詞の「coming」になっているのがわかりますね。
これが中学英語で習う、最も基本的なルールです。
なぜ「不定詞(to do)」ではダメなのか?
動詞を名詞化する方法には、動名詞のほかに「不定詞(名詞的用法)」もあります。
「それなら、前置詞の後ろに不定詞を置いてもいいのでは?」と疑問に思うかもしれません。
しかし、英語の世界では、前置詞の後ろに不定詞(to do)を置くことは基本的にできません🙅♀️
形は「現在分詞」と同じingでも、名詞として機能する動名詞は、前置詞との相性が抜群なのです。
「前置詞が来たら、後ろはing!」とリズムで覚えてしまうのが、間違いを減らす一番の近道ですよ🙆♀️
なお、動名詞と to不定詞の使い分けは、「前置詞の後ろかどうか」だけでなく、動詞ごとの決まりによって変わる場合もあります。
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動名詞を目的語にとる動詞や、to不定詞との意味の違いについては、以下の記事で詳しく解説しています💡
👉『 英語の動名詞を目的語にとる動詞とは?to不定詞との違いや使い分けを解説|高校英文法をマスター 』
【徹底解説】よく使う「前置詞+動名詞(V + -ing)」のパターンと意味
ここからは、実際にどのような前置詞が動名詞と一緒に使われるのか、具体的なパターンを見ていきましょう。
それぞれの前置詞が持つ「本来の意味」をイメージしながら例文に触れると、丸暗記しなくても自然と使い方が身につきます。
英会話でも頻出の表現ばかりですので、ぜひ声に出して読んでみてください✨
手段・方法を表す「by + -ing」
前置詞の「by」は、手段や方法を表し、「〜することによって」という意味になります。
何かを達成するための方法を説明するときに非常に便利です。
- You can learn English by watching movies.(映画を見ることで英語を学べます)
付帯状況・条件を表す「without + -ing」
「without」は「〜なしで」という意味の前置詞です。
動名詞と組み合わせると、「〜せずに」「〜することなしに」という動作の状態を表せます。
- He left the room without saying a word.(彼は一言も話さずに部屋を出ていった)
時間の前後を表す「before / after + -ing」
「before(〜の前)」や「after(〜の後)」も、後ろに動名詞を置くことができます。
これらは接続詞として文をつなぐこともできますが、前置詞として動名詞を続ける形もシンプルで使いやすいです🕰️
- I always stretch before swimming.(私は泳ぐ前にいつもストレッチをします)
- After finishing his homework, he went out.(宿題を終えた後、彼は外出しました)
理由・感謝・謝罪を表す「for + -ing」
「for」は方向や理由を表す前置詞です。
「〜したことに対して」と感謝や謝罪の理由を述べたり、「〜するための(用途)」を表したりするときに使います。
- I am sorry for being late.(遅れてごめんなさい)
分野・従事・活動を表す「in + -ing」
「in」は広い空間や範囲の中にいるイメージです。
動名詞とセットになると、「〜している最中に」「〜する過程で」といった意味合いになります。
- He is busy in preparing for the exam.(彼は試験の準備で忙しい)
また、以下のように「spend(過ごす)」と一緒に使われる際、inが省略されることがよくあります。
- I spend a lot of time (in) playing games.(私はゲームをして多くの時間を過ごします)
内容・対象を表す「of / about + -ing」
「of」や「about」は、「〜について」という対象を表します。
考えや話の内容を説明するときに頻繁に登場します📝
- He is thinking about changing his job.(彼は転職について考えている)
- I am afraid of making mistakes.(私は間違いを犯すことを恐れています)
ここだけは注意!「to不定詞」と「前置詞のto」の見分け方
英語学習において最も多くの人がつまずくのが、「to」の扱いです。
「to」には「不定詞を作るto」と「前置詞のto」の2種類が存在します。
この2つは見た目が同じなのでややこしいですが、後ろに来る言葉の形が異なります。
ここをクリアにすれば、文法問題でのミスが一気に減りますよ💪
toの後ろが「動詞の原形」になる場合(不定詞)
不定詞の「to」は、これから向かう未来の動作を指し示す矢印のようなイメージです。
「〜すること(名詞的用法)」の他に、「〜するために(副詞的用法)」などとしても用いられますが、いずれも後ろは「動詞の原形」になります。
- I want to go to America.(私はアメリカに行きたい)
- I am going to study abroad.(私は留学する予定です)
ここで使われている「go」や「going to」などは、未来に向かう意識が強いため、後ろには原形の動詞が続きます。
toの後ろが「動名詞」になる場合(前置詞)
一方で、前置詞としての「to」は、物理的な到達点や方向を表します。
「〜(という点・状態)に向かっている」というニュアンスの場合、後ろには名詞(または動名詞)が来ます。
代表的な例が「look forward to(〜を楽しみに待つ)」です。
これは「未来の楽しみという地点」に心を向けている状態なので、このtoは前置詞です。
- I look forward to seeing you.(あなたに会えるのを楽しみにしています)
ここで「see」と原形にしてしまうのは、よくある間違いなので注意しましょう!
前置詞のtoの後ろは必ずing(動名詞)です⚠️
一歩進んだ英文法:動名詞の「意味上の主語」
ここでは少しレベルアップして、高校英語の範囲にも触れておきましょう。
通常、動名詞の動作主(〜する人)は、文の主語と同じであることが多いです。
しかし、「私が」何かをするのではなく、「彼が」何かをしたことについて言及したい場合はどうすればよいでしょうか?
そんなときは、動名詞の前に「意味上の主語」を置く必要があります👀
前置詞と動名詞の間に「人」を挟む
前置詞の直後に「所有格(my, his, herなど)」または「目的格(me, him, herなど)」を置くことで、誰の動作かを明確にできます。
- I am angry about him (his) telling a lie.(私は彼が嘘をついたことに怒っている)
もしここで「him」がなかったら、「私自身が嘘をついたこと」に対して怒っているという意味になってしまいます。
動名詞の前の「人」が、その動作の主語になるというルールを覚えておくと表現の幅が広がります。
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覚えておきたい「前置詞 + 動名詞」の頻出慣用表現一覧
最後に、「前置詞+動名詞」の形をとる決まり文句(イディオム)をいくつか紹介します。
こうした表現は、前置詞+動名詞という形だけでなく、 英語では「慣用表現・熟語」としてまとめて覚えられているものも非常に多くあります。
worth や busy、it is no use のように、動名詞と特定の語がセットになって意味を持つ表現は、 日常会話や英文読解でも頻出です。
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得意・苦手を表す表現・例文
自分のスキルについて話すときに必須の表現です。
- be good at -ing(〜が得意だ)
- be poor at -ing(〜が苦手だ)
- My mother is good at cooking.(私の母は料理が得意です)
- I am poor at swimming.(私は泳ぐのが苦手です)
気持ちや状態を表す表現・例文
日常会話で感情や興味を伝えるのに役立ちます。
- feel like -ing(〜したい気分だ)
- be interested in -ing(〜に興味がある)
- be used to -ing(〜に慣れている)
- I don't feel like playing soccer today.(今日はサッカーをしたい気分ではありません)
- He is interested in learning Japanese history.(彼は日本の歴史を学ぶことに興味があります)
使い方の覚え方と重要なポイント
今回は、「英語 動名詞 前置詞」をテーマに、前置詞の後ろには動名詞(-ing)が来るというルールを深掘りしました。
重要なポイントをおさらいしましょう。
- 前置詞(in, on, at, for, byなど)の後ろには、名詞か動名詞を置く
- 不定詞(to do)ではなく、動名詞(-ing)を選ぶのが正解
- 「to」が前置詞として使われる例外(look forward to -ingなど)に注意する
練習問題
それでは最後に、勉強の成果を確認する練習問題を解いてみましょう!
全問正解できるかチャレンジしてみてください💯
( )内の語を並べ替えて、正しい英文を完成させてください。
Q1. 彼はテレビを見るのが好きです。 ( fond / of / is / watching / He / TV ).
Q2. そのニュースを聞いて驚きました。 ( at / surprised / I / hearing / was / the news ).
解答
A1. He is fond of watching TV. (be fond of -ing で「〜が好きだ」という熟語です)
A2. I was surprised at hearing the news. (atの後ろなので、hearではなくhearingになります)
いかがでしたか?
このルールをマスターすれば、英語を話すときや書くときに迷うことがぐっと減ります。
ぜひ日々の学習に取り入れてみてくださいね!
英文法は「理解した回数」より「見た回数」で定着する
前置詞の後ろに動名詞が来る、というルールは、頭で理解するだけではなかなか定着しません。
でも、英語の動画や記事、会話の中で何度も同じ形に触れていくうちに、「あ、またこの形だ」と自然に気づけるようになります。
ちょうど、日本語の電話のあいさつを、説明されなくてもドラマや日常会話で身につけていくのと同じ感覚です🙂
Migaku では、英語の動画やコンテンツを楽しみながら、前置詞+動名詞のような英文法パターンを実例の中で何度も確認できます。
英語勉強中に文法書で覚えたルールが、「実際に使われている形」として結びついていくのが大きな強みです。
さらに、気になったフレーズや文はそのままフラッシュカード化できるので、「前置詞の後ろは ing」という感覚が、反復を通して直感的に身についていきます。
理解 → 実例 → 反復といった流れを作ることで、英文法は暗記ではなく「使える知識」に変わっていきます。
まとめ:Learning English, One Preposition at a Time
この記事で一番大切なポイントは、とてもシンプル。
- 前置詞の後ろには名詞が来る
- 動詞を置きたい場合は動名詞にする
という基本ルールです。
このルールは、覚えようとして丸暗記するよりも、英語の中で何度も目にすることで少しずつ腑に落ちていきます。
英語のコンテンツに触れて、なんとなくわかる——を積み重ねる。
その繰り返しこそが、英語力を伸ばす確かな道。
前置詞+動名詞も、最初は迷って当たり前。
でも、映画や動画、文章の中で「またこの形だ」と気づけるようになったら、もう一歩前進しています💪
Good luck!
前置詞の“後ろ”に注目しながら、英語にたくさん触れて楽しんでいきましょう。