英語「toの後の動詞省略」とは?代不定詞を使った省略のルールや英文法を徹底解説
最終更新日: 2026年2月26日

これまで「使える言語力」を育てる語学学習プラットフォーム「Migaku」では、「主語の省略」「be動詞の省略」「関係代名詞の省略」など、さまざまな省略の形について詳しく解説してきました。
今回は、「toに続く部分の省略」についてわかりやすく解説します。
英語を勉強中の学習者にとって、このルールを使いこなすことは非常に大切です。
ぜひ英語学習に役立ててください🚀
代不定詞とは?高校英文法の視点で解説
本題に入る前に、まずは基本となる「to不定詞」について簡単に確認しておきましょう。
to不定詞の基本ルールを確認
to不定詞とは、「to + 動詞の原形」という形をとる表現のことです。
- I want to go.(私は行きたいです。)
この文では to go の部分がto不定詞です。
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しかし、実際の英会話では、このtoの後に続く動詞を省略する場合があります。
ここからが今回の本題です🔥
代不定詞の意味と使う理由
高校や学校の授業で文法用語として、不定詞について学んだ記憶がある人がいるかもしれませんね。
代不定詞とは、すでに前に登場した動詞と同じ単語を繰り返すのを避けるため、to不定詞の「to」だけを残して続く動詞を省略する表現のことです。
toだけを残す基本的なパターンと使い方を理解しよう
日常会話でよく使う表現には、決まったパターンがあります。
特に「〜したい」「〜する必要がある」といった意味を表す時によく使われます。
主語との関係も意識しましょう。
なぜtoだけを残すのか
- You do not have to go if you do not want to. (行きたくないなら、行く必要はありません。)
- I want to help you, but I do not know how to. (あなたを助けたいのですが、どうすればいいかわかりません。)
文脈から意味がわかる場合、動詞の部分が省略されます。
前の文にすでに必要な情報が含まれているため、繰り返す必要がないのです。
省略する時に注意すべき3つのポイント(be・完了の形に注意)
代不定詞には、いくつか注意すべき点があります。
単語の種類によって、どこまで残すかが変わります。
1. 一般動詞の場合
一般動詞の場合は、toだけを残します。
- I did not buy the book, but I intended to. (その本は買いませんでしたが、買うつもりでした。)
2. be動詞の場合
be動詞の場合、to beを残す必要があります。
- You are not as careful as you ought to be. (あなたは本来あるべき姿ほど慎重ではありません。)
3. have+過去分詞の場合
完了の用法では、to haveを残すのが正しい形です。
現在完了のように have を含む形では、省略の仕方が少し変わる点に注意しましょう。
- He has not read the book, but he seems to have. (彼はその本を読んでいませんが、読んだようです。)
toのないパターン「原形不定詞」との違いと間違えやすい問題
代不定詞と間違えがちなものに、原形不定詞があります👀
これは、toを使わずに動詞の原形をそのまま置く用法です。
- I will help you do that. (私はあなたがそれをするのを手伝います。)
この例のように、動詞ではなくtoが省略されます。
目的語との関係
この文では、helpの目的語の次に続くのは、toのない動詞の原形です。混同しないようにしましょう。
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動名詞との違いも確認しておこう
動名詞と代不定詞は、どちらも動詞が名詞のように使われる点で似ているように見えますが、役割や形は大きく異なります。
ここで違いを整理しておきましょう。
動名詞:「〜すること」という意味を表す
まず動名詞は、「動詞+ing」の形で使われます。
- I enjoy reading books.(私は本を読むことを楽しみます)
この reading は動名詞で、「読むこと」という意味を表しています。
動名詞は文の中で主語や目的語になることができるのが特徴です。
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英語の「動名詞の意味上の主語」や「動名詞を目的語にとる動詞」については、以下の記事で詳しく解説しています💡
👉『 英語の動名詞の意味上の主語とは?所有格・目的格、不定詞との違いを例文付きで解説|高校英文法をマスター 』
👉『 英語の動名詞を目的語にとる動詞とは?to不定詞との違いや使い分けを解説|高校英文法をマスター 』
代不定詞:前の文との繰り返しを防ぐために省略する
一方、代不定詞は to の後の動詞部分を省略し、to だけを残す形です。
- Do you want to watch the movie?(その映画を見たいですか?)
- Yes, I want to.(はい、見たいです)
ここでは to watch the movie の部分が省略されています。
動名詞のように「〜すること」という意味を表すわけではなく、前の文と同じ内容を繰り返さないための省略です。
つまり、動名詞は意味を表すために使われる形であり、代不定詞はすでに出ている内容を受けて一部を省略するための形です。この違いを意識しておくと、混同しにくくなります。
代名詞のitを使った表現
また、代名詞のitを使ったフレーズも見てみましょう。
- She told me to do it, but I forgot to. (彼女は私にそれをするように言いましたが、私は忘れました。)
このように、itなどの代名詞が前にある状況でも、to以下を省略することができます。
テストの問題でもよく問われるので、しっかり勉強しておくと便利です。
会話の中でよく使われる代不定詞の基本パターン一覧
日常会話の中では、代不定詞はとても頻繁に使われます。
特に、すでに前に出た動詞と同じ内容を繰り返したくない場合に、to だけを残す省略が自然に行われます。
ここでは、会話でよく見られる基本パターンを一覧で確認してみましょう。
1. want to のパターン
- Do you want to leave now?(今出発したいですか?)
- I don’t want to.(出発したくありません)
leave now が省略されています。
前の文に同じ動詞があるため、後では to だけを残す形になります。
2. need to のパターン
- Do you need to finish it today?(今日それを終える必要がありますか?)
- Yes, I need to.(はい、終える必要があります)
finish it が省略されています。
必要を表す need to は、代不定詞として非常によく使われる形です。
3. have to のパターン
- Do I have to go?(行かなければなりませんか?)
- No, you don’t have to.(行かなくてもいいです)
go が省略されています。
義務を表す have to も、会話の中で自然に to だけが残るパターンです。
4. like to / love to のパターン
- Would you like to join us?(私たちに参加しませんか?)
- I’d love to.(ぜひ参加したいです)
join us が省略されています。
好みや意欲を表す like to や love to も頻出です。
5. how to のパターン
- I want to try it, but I don’t know how to.(やってみたいのですが、やり方がわかりません)
how to do it の do it が省略されています。
疑問詞とともに使われる場合も、文脈から意味がわかるときは動詞の部分が省略されます。
これらのパターンは、いずれも前に同じ動詞や内容が出ていることが前提です。
会話の流れの中で自然に省略されるため、最初は違和感があっても、何度も見ているうちに慣れてきます。
まずはこれらの基本パターンを押さえて、実際の英語の中で意識して探してみよう💫
生きた英語に触れて、to の省略を「感覚」でつかむ勉強方法とは
to の後の動詞を省略する代不定詞は、一般的な英語勉強でルールとして理解しても、実際の会話の中で一瞬迷ってしまうことが多いポイントです🫠
I’d love to. や You don’t have to. のような自然な言い回しは、問題集だけではなかなか身につきません。
たくさんのリアルな英語に触れ、「あ、ここは同じ動詞を繰り返さないんだ」と気づく経験を重ねることで、少しずつ直感的にわかるようになります。
Migakuでは、海外ドラマやYouTube、ニュースサイトなどのリアルなコンテンツを通して、国内にいながら英語のシャワーが浴びられます。
教科書の例文だけでなく、ネイティブが実際に使う to の省略パターンを何度も見て、聞いて、確認できるので、「覚える」から「自然に使える」へとステップアップできます。
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まとめ:To Be Continued… with “to”
今回のポイントは**、to の後の動詞は文脈があれば省略できるということ**です。
前に出た同じ内容を繰り返さないために、to だけを残す代不定詞が使われます。
I’d love to. や You don’t have to. のような自然な形は、ルールを理解するだけでなく、実際の英語の中で何度も触れることで身についていきます。
英語のコンテンツに触れて、なんとなくわかる——を積み重ねる。
その繰り返しこそが、英語力を伸ばす確かな道。
to の省略も、最初は意識して確認し、やがて考えなくても使えるようになるのが理想です。
Good luck!
Keep enjoying real English and let your “to” naturally grow into fluency.